真の家庭と家庭盟誓 ⑩ 真の家庭の理想と価値

2018年12月05日 09時47分04秒 | 真の家庭と家庭盟誓

 真の家庭と家庭盟誓 ⑩

 第一章 家庭盟誓宣布と前提条件

 三 祝福家庭と家庭盟誓


 1. 真の家庭の理想と価値

 (1) 真の家庭は創造本然の家庭

 創造目的の完成は、み旨の完成です。み旨の完成は、四位基台の完成です。このようになるのです。四位基台の完成は何かというと、真の家庭を完成することです。真の家庭には、真の父母がいなければならず、真の男性と真の女性がいなければならず、真の夫婦がいなければならず、真の子女がいなければなりません。これは理論的です。 最も中心は、個人の目的も真の父母であり、男性と女性の目的も真の父母であり、赤ん坊の目的や兄弟たちの目的も 真の父母だということです。真の父母になって 息子 娘を持とう、家庭を持とう、このようになるのです。

 真の家庭が出てくるためには、真の男性が出てこなければなりません。真の男性とは いかなる人(ひと)ですか、神様と一〇〇パーセント一つになった男性です。神様の理想と完全に一つになった男性であり、そのような人が神様の理想と完全に一つになった女性と一つにならなければなりません。女性にも心と体があり、男性にも心と体があるでしょう。 彼らが成熟してこそ、初めて心と体は一つになる様になっています。男性でも女性でも、心と体がすべて一つになった人が、初めて互いに横的に一つになることができる力を感じるのです。そのようなものが男女の愛です。ですから、男女は初愛を中心として、絶対的に一つにならなければなりません。

 神様が主体であり、私たち 人間が客体であるならば、神様が願われる理想的な愛と、人間が願う理想的な愛が安着し得る一つの基準、センターが家庭です。それゆえに、夫とどのように向き合い、妻とどのように向き合うのですか、神様の前に恥ずかしくなく、子女の前に恥ずかしくない 夫と妻とならなくては、夫婦の愛を結ぶことはできないという結論が出てくるのです。

 お互いに愛し合って愛をなそうとする時、神様が笑うことができ、理想的な神様の愛の安着点、中心点を通して、今後、喜びの子女をもつ資格をもった男性と女性にならなくては、この地上に理想的家庭を立てることはできないという結論が出てくるのです。

 理想的な夫婦、理想的な真の家庭は、神様と常に、共に暮らすことができます。ですから、男性は神様の性相、心の立場にならなければなりません。そして、女性は形状となって一つにならなければなりません。このようになったものが、一段階もっと大きくなって一つになるのです。心的な面が性相となり、体的な面が形状となって、この二人がここにおいて初めて実(み)を結ぶのです。それで、神様を中心として心と体の一体圏ができあがるのです。

 生命を超越していく愛から、初めて真なる家庭が築かれるのです。真の夫は、自分の妻のために命を懸ける夫です。真なる父母も、自分の息子、娘たちのために、そのようにする父母です。真の男性もそうであり、真の女性も同様です。真の男性と真の女性が出会って真の夫婦となるのでしょう。 その真の夫婦から生まれる息子 娘が真の息子 娘です。その息子 娘は、すべて真の息子 娘になるのです。そのようにして成し遂げられた家庭が、真の家庭になるのです。真の家庭においては、神様が中心軸です。その軸を中心として、アダムとエバの家庭に、神様が愛の中心として定着しなければならなかったのです。

 家庭を中心として見るとき、夫婦の愛はどのようなものかというと、妻にとって、夫は神様の代身者であり、自らの絶対的な夫であり、今後息子を愛することができる 中心存在です。妻は、その夫に対しながらこの世を相対的に感じることができ、相対的に考えることができなければなりません。夫は宇宙に一人しかいないのです。過去、現在、未来を通じて永遠に一つしかない存在です。また、夫にとって、妻は母の代身者であり、世界を代表した絶対的な相対です。世界を代表した娘として、愛の実体として愛することが出来なければなりません。

 真の父母になれば、真の子女が出てきて、真の家庭が出てきて、真の氏族が出てきて、真の国が出てきて、真の世界がここから自動的に生じるのです。そうではありませんか、ですから、一番重要な名前は何ですか、「真の父母」という名前です。「真の父母」という用語が一番重要です。

 真の家庭とは何でしょうか。夫婦です。夫婦は、神様の実体対象です。神様の体です。真の愛をもった神様を、皆さんは「お父様」と呼びます。神様が父です。父子関係なのです。父と息子であり、母と娘なのですが、一体です。それを知らなければなりません。縦横を合わせたものなので、そうだというのです。

 父母が子女のために無限に投入して犠牲になれば、真の愛が背後にある限り、子女はその真の愛に無限に感謝するようになっているのであり、父母は大きな喜びをもって、その犠牲の立場を満たすのです。このように、犠牲的な真の愛の力は、授受作用を発展させ、真の家庭で、そして真の世界で、永遠の喜びと平和の関係を結ばせます。このようなところから、永生の理想世界が顕現するのです。

 しかし、このような真の愛が欠如した家庭や、国や、世界は、抜け殻の建物にすぎず、むしろあらゆる不信と、反目と、不倫の納骨場所となってしまうのです。人間の純粋な真の愛が成長し、完成する場所が真なる家庭です。真の父母の愛、真の夫婦の愛、真の子女の愛、そして真の兄弟の愛が共に完熟し、実践される真の愛の初舞台が真の家庭なのです。

 最高の真理とは、どのようなものでしょうか。父母に仕え、真の子女と共に生き、真の父母と真の子女を中心とした 真の家庭を中心として、「真の家庭とはこのような家庭だ」と言うことができるものです。さらには「真の氏族、真の民族、真の国家、真の世界と真の天地とはこのようなものだ」と言うことができるものです。このような「真」という因縁が できなければ不可能なのです。

 神様の真の愛の動機により、その対象として造られた人間にとって最も貴いものは、真の愛を中心とした 真の家庭を成すことです。真の愛は、人間に真の幸福をもたらす根本です。真の愛の中に無限の喜びがあり、無限の自由があるのです。真の愛の中から、永遠の調和が成し遂げられるのです。

 真の父母の真の愛を通して神様の真の愛を学びながら、真の兄弟の真の愛を通して真の国と真の世界人類に対する普遍的な真の愛を訓練させる、平和世界の基本核の位置が真の家庭です。それだけでなく、父母と子女の間につながっている真の愛を通して、過去と現在と未来の世代が一貫した真の愛の価値観によって連結されていく、歴史的連結の輪の基本単位も真の家庭です。

 家庭を通して、すべての人を愛し得る 経験をすることができます。幼い子供から年寄りまで、男性は女性全体を、そして女性は男性全体をそのようにお互いに愛することができる因縁の世界こそ、より生きがいのある理想に近い世界です。ですから、家庭は、理想世界を紹介するための教育場です。


 (2) 真の家庭は、本然の血統と真の愛が連結されなければならない

 神様の究極的、不変の摂理目的は、真の父母を探し立てることです。真の父母は、真の愛の化身体であり、真の生命の種として来られます。真の父母から真の家庭が始まり、この家庭は、復帰されるべきすべての家庭の標本となるのです。

 統一教会で言う 心情圏が、どのように 伝授されるのかという問題は、神様の本然の愛を中心とした血統的因縁が連結されなければ、神様を中心とした本然の心情圏は、完全に一〇〇パーセント伝授されないのです。

 神様が中心になって成長したアダムとエバを祝福してあげた場合には、神様を中心とした真の愛と、真の生命と、真の血統を受け継いだ真の夫婦が生じ、真の家庭、真の氏族、真の民族、真の世界へ拡散していったはずです。しかし、人類は、堕落したがゆえに 真の父母を失ってしまいました。その結果、偽りの父母が生じ、地獄が生じました。その偽りの父母の歴史を払拭し、再び真の父母の歴史を登壇させることが神様の摂理です。

 神様は、真の愛を中心とした真の父母、真の子女、真の家庭、真の国家、真の世界、そして真の宇宙を立て、真の愛の理想によって主管しようとされましたが、サタンが偽りの愛を中心として、偽りの父母、偽りの子女、偽りの家庭、偽りの国家、偽りの世界、そして偽りの宇宙を立てて主管してきたのです。

 堕落後に、アダムとエバから連結した人類の血統は、サタン側に属しています。自然世界のすべてのものも同様です。そこで、反対に祝福を受けることによって、すべてのものが逆に帰っていくのです。財産、息子、娘、夫婦が神側に属するようになるのです。

 そのようになることによって全宇宙が神様に連結されます。そこから、神様が思いどおりにすることができるようになるのです。そのように帰っていかないものは、サタン側に残ります。すべてのものが神側へ帰っていかなければなりません。財産、息子、娘、家庭、そして先祖まで、本然の位置に帰っていかなければならないのです。

 神様の愛を中心として完全な神様の愛が顕現する時には、サタンは現れることができません。それが責任分担の完成です。責任分担を完成した直接主管圏において、愛の因縁が結ばれるのです。そこで、縦的愛と横的愛が連結されるのです。そのようになれば、その縦横の愛を通じて、神様の血統的因縁と血縁が生じるのです。血統が生じるのです。

 それゆえに、その血統、すなわち神様の愛を中心として一つになった縦横の愛と因縁を結んで生まれた血統には、サタンは干渉することができません。サタンと因縁がないのです。ですから、心情を受け継ぐためには、純粋な神様の愛を中心とした本然の伝統的血統を受け継がなければなりません。

 祝福結婚の儀式は、偽りの愛の因縁を清算し、絶対性を中心とした結婚の神聖な内容と価値の回復を指向します。真の夫婦の愛、真の父母の愛、真の子女の愛を回復するための儀式です。したがって、祝福結婚式に参加する当事者は、純潔と信頼を生命視し、不変の夫婦愛を誓約するのです。その真の愛の基盤の上(うえ)で、真なる家庭を成し、真なる子女を養育し、生活の中で真の国家と平和世界の実現に献身することを誓うのです。

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