王子ペットクリニック
犬・猫・小動物、がんと免疫療法・・・ペットのことは当動物病院にご相談ください。



スフィンクスの赤ちゃんです。珍しいので写真を撮らせてもらいました。
皮膚の皺がなんともいえませんね。





縫合し、終了となります。





切除終了です。かなり広範囲に切除しても転移の有無はわかりません。切除はうまくいっても、転移してないとはいいきれないのでせつなくなります。もちろん、腫瘍は病理検査にだして、良性か悪性か検査することになります。





この腫瘍は筋肉に固着していたため、筋組織もすべて切除することになりました。





腹部にできた腫瘍です。見ただけでは良性か悪性かの判別はできません。細胞を検査しないとわからないのですね。一般的に腫瘍の周りの正常組織を含め、大きく切除していくことになるので、大きくなってしまうと時間や負担がかかります。





元気になりましたが、実は食道アカラジアもあるので現在立位で食事中です。先天性横隔膜ヘルニアはリスクも高い、麻酔管理も難しいので積極的には進められませんが、この猫ちゃんのように生活に支障をきたすようであれば、早期の手術がいいと考えます。

外傷性と違って先天性は腹腔の許容範囲が狭いので非常にゆとりを持って縫合することが大事です。























結局、腹膜の一部と筋を横隔膜として使用することにしました。欠損孔よりも少しだけ大きく計測し横隔膜にある程度のゆとりをもたせ縫合しました。




« 前ページ