「韓国」は「国」ですが、北朝鮮は「地域」です。「中国」は「国」ですが、では、「台湾」は・・・?
ニュースなどにおいて、国の数を示す際に「国と地域で・・・」と言っているのをよく耳にしますよね。
では、「国」と「地域」の違いってはっきり説明できますか?
これは、日本と「国交」があるかないかによるものです。
国家が成立するための三要素として「領域」「国民」「主権」があります。まずこの三要素がない国は国家として国際的に認められていないのが通例です。
しかし、三要素を満たしていて世界的から見れば「国」であるのに、日本にとって「国」と承認していない「非公認の国」というものがあります。いわゆるそれが「地域」と呼ばれるところです。
冒頭の質問、「台湾」がどちらか・・・
そうっ、「地域」です。
台湾はもちろん三要素を満たし「国」として世界的に存在しています。
しかし、日本においては、1972年の日中共同声明において「台湾」は「中国」の一部であり「独立国ではない」としていることから、日本と台湾は非政府間の実務関係として維持されています。
正式な外交関係を失ってはいますが、経済交流、人的交流等の各分野で発展を図っています。日台関係は、緊密な経済関係を有する重要な地域であり、2009年の日台貿易では日本にとって台湾は
米国・中国・韓国に次ぐ第4位の貿易相手であり、台湾にとっても日本は第4位の貿易相手となっています。
正式な外交がなくとも、もちろん、普通のパスポートで日台間を行き来することもできるようになっていますしね♪(1998年より)
「国」と「地域」の違い。
みなさまもぜひ豆知識としてご活用ください☆
tomo
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