ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

この業界は

2010-04-06 22:32:38 | Weblog
 ガイアはやはり感動させます。名物添乗員が開拓する離島へのツアー、行ってみたいなあ。温泉旅館が集まって開く卓球大会に、各旅館の宿泊客が集まって交流し、「こんなに楽しかったのは初めて」とお客が語る姿は胸が温かくなる光景でした。

 不況で苦しむ各業界、活気を取り戻すために様々なアイデアを考え出し挑戦している姿は立派です。

 福祉業界は。

 何十年も前から、全国どこへ行っても同じ問題で悩み同じように困っている人が一定数必ずいる。マーケティングも新サービスの工夫もいらない。困ってることに何でも対応しますと言えば、宣伝しなくても利用者が集まって断るほど。

 こんなに競争もなく常に供給不足の業界が他にあるだろうか。供給が増えないのは、日本社会の冷たい構造を映し出しているかがみだとも言える。

 今日のニュース。性同一性障害で性転換した人の子どもが戸籍を認められないという話。役所も厚労省も、法の整備が必要で時間がかかるとしか言わないというが。目の前で困っている人の現実に迅速な対応をしない冷たさ。社会構造の問題もあるが、対応した担当官に人の痛みを感じてなんとかしてあげようという熱さがないことが問題。

 そんな人間を育てて続けているのが問題となると、やはりそれも社会構造の問題か。

 われわれが日々相手にしてる担当官と同じだ。

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