発熱など改善と学会報告 塩野義、コロナ治療薬
2022年4月25日 (月)配信共同通信社
塩野義製薬は24日、開発中の新型コロナウイルスの飲むタイプの治療薬について、発熱などの症状が改善したほか、3回飲んだ後に感染力のあるウイルスが検出されにくくなったなどとする臨床試験(治験)結果の詳細を、ポルトガルで開催中の学会で報告したと発表した。
軽症、中等症の428人を対象に、この薬と偽薬を投与した人を比較した。
飲んでから4日目には感染性のあるウイルスが検出された患者の割合が偽薬の人に対して約90%減った。発熱のほか、鼻水や喉の痛み、せき、息切れといった呼吸器症状が改善したとしている。ただし、これらを含む対象の12症状全体では目立った効果は見られなかった。
塩野義は2月に厚生労働省にこの薬の承認を求めて申請し、現在、審査が行われている。
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