虐待NO、アニメで学んで 滋賀発の無料サイト開設
2017年11月1日 (水)配信共同通信社
「将来の児童虐待」を防ごうと、滋賀県の高校生を対象に虐待防止の出前授業を行っている県警と大津市のNPO法人が1日、授業の教材で使用している10話のアニメを無料で閲覧、ダウンロードできるインターネットサイト「おはなしオレンジリボン」を開設した。
県警によると、警察主体の取り組みとしては全国的にも珍しいという。
父が母に日常的に暴力を振るい心理的に傷つく子どもや、育児に疲れ、子どもに怒りをぶつける母など、アニメの物語は実際の事例を基に創作された。県警とNPO法人「子どもの虐待防止ネットワーク・しが(キャプネス)」が考案し、県内のコンテンツ制作会社が作製した。
9月から始めた出前授業で紹介するのは10話のうち2~3話。生徒から「授業で使われた以外の話も見てみたい」と多くの声が上がったため、ネットでの公開を決めた。
版権を持つキャプネスにメールで連絡すれば、イベントや講演の教材などとしても活用できる。県警少年課の担当者は「県内外問わず、子どもたちが児童虐待の問題を学ぶ手段になってほしい」と話している。
URLはhttp://www.orangeribbons.net/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます