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睡眠中、記憶消す神経発見 名大、夢の忘却に関与?

2019年09月21日 22時58分50秒 | 大学
睡眠中、記憶消す神経発見 名大、夢の忘却に関与?
2019年9月20日 (金)配信共同通信社

 レム睡眠と呼ばれる浅い眠りの間に、記憶を消す働きを持つ神経細胞を発見したと、名古屋大の山中章弘(やまなか・あきひろ)教授(神経科学)らのチームが19日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。起きる直前に夢を見ても、すぐに忘れてしまうのは、この神経が働くためかもしれないという。
 夢には記憶を整理する機能があるとされるが、とっぴなストーリーのような副産物も生じる。山中教授は「脳は睡眠中に重要でない記憶を消し、次の記憶に使える容量を増やしているのではないか」と話した。
 チームはマウスを使った実験で、脳の視床下部という部分に集まっている「MCH神経」の中に、レム睡眠中に活発に働くものがあることを見つけた。この神経を人為的に活性化させると、記憶力テストの成績が低下。逆に、レム睡眠中にこの神経の働きを抑えると、記憶力が向上した。
 MCH神経は人間の脳にもある。人為的に働かせる手段が分かれば、災害や事件などの記憶が何度もよみがえり、苦痛が続く心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に応用できる可能性があるとチームはみている。
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