日々

しあわせにと祈る

振られる前に終わらせる 恋愛はリスク 「婚難の中で」「若者の胸のうち」

2017年12月17日 21時58分53秒 | 
振られる前に終わらせる 恋愛はリスク 「婚難の中で」「若者の胸のうち」
2017年12月15日 (金)配信共同通信社

 北陸にある国立大学の大学院で化学を専攻している小島悟(こじま・さとる)(24)=仮名=は、研究漬けの毎日を送っている。平日は朝10時から夜10時まで実験や文献調査を行い、土曜日も半日は研究でつぶれる。丸1日休めるのは月に4日ほど。学生最後の1年も交際経験がないまま終わりそうだが「研究最優先」と割り切っている。
 恋愛に興味がないわけではない。高校時代は好きな女の子もいた。だが異性を前にするとうまく話せず、メールのやりとりが精いっぱい。デートに誘うこともできないまま、相手が別の人を好きだと察して身を引いた。
 大学に入ってからは研究一筋だ。合コンに行くのは面倒だし、首尾よくいかなかった場合のことを考えると友人に紹介を頼むのも気が引ける。交際経験がないことは周囲にも話している。恥ずかしさや引け目はない。恋人がいなくても、趣味のドライブやカメラで一人の時間を楽しめばいい。
 性体験もないが焦りはない。もちろん性的な興味はある。先輩に風俗を勧められたこともあるが、病気などのリスクを考えたら高額な料金を払う気にはなれない。「彼女ができて自然とそういう関係になればいい。早い遅いの話じゃない」
 同じ研究室の曽我賢人(そが・けんと)(23)=仮名=も、交際経験も性体験もない。高校で同じ部活の女の子に思いを寄せたが、相手に恋人がいることを知り、胸の内で恋を終わらせた。「部活内で人間関係をこじれさせたくない」との考えもあった。恋愛に興味はあるが、いまは自ら出会いを求めて動くほどの時間も気力もない。就職までは研究に全てをささげるつもりだ。
 リクルートブライダル総研の調査では、20代未婚者の37%が「好きな異性がいても振られるリスクを思うと告白したいと思わない」と回答。30代や40代の未婚者を上回った。同総研の落合歩(おちあい・あゆむ)研究員は「いまの若者は失敗を恐れ、調和を保つためにリスクを避ける傾向が強い」と指摘する。
 落合研究員は、若者の思考の背景には鈍い経済成長が続く現状や情報化社会で簡単に最適な答えが見つかるようになったことがあるとみる。「成功体験が少なく、身の丈に合っていることを重視して合理的に生きようとする」。無駄を嫌う若者にとっては、恋愛の駆け引きや失恋も「リスク」と化しているのかもしれない。(敬称略)
ジャンル:
きいて!きいて!
コメント   この記事についてブログを書く
« 香港、男女とも長寿世界一 ... | トップ | 人工知能が惑星を発見 観測... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事