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「“がん治療革命”が始まった~プレシジョン・メディシンの衝撃」NHKスペシャル【11月20日放送】

2016年12月03日 00時29分36秒 | 医療情報
「“がん治療革命”が始まった~プレシジョン・メディシンの衝撃」NHKスペシャル【11月20日放送】
2016年12月2日 (金)配信Live on TV

オープニング
 進行性の大腸がんを患う男性は5回の手術と抗癌剤治療を受けたが、その度に再発を繰り返してきた。だが、ある臨床試験でがんが縮小し、男性は胸を撫で下ろした。余命2年と宣告された女性もある臨床試験で肺がんが縮小していた。従来の抗がん剤とは異なる仕組みでがんを攻撃する新たな薬、そして患者の遺伝子データから最適な薬をチョイスする「プレシジョン・メディシン」との相乗効果でがん治療の革命が起きている。アメリカは後者を国家戦略と位置づけ、巨額予算を投じて2000の病院で大規模な臨床試験を開始した。そして、人工知能も導入したかつてない試みも始まっている。
プレシジョン・メディシン 驚きの効果
 週末、千葉市にある川沿いの遊歩道を走る高橋康一さん(48歳)は進行性の大腸がんと闘っている。1回に5kmを走り、階段も駆け上がることもできる健脚の持ち主で、癌患者とは思えないと言われることもあるという。高橋さんは22歳の時にがんを罹患し、5回に及ぶ手術と抗癌剤治療を受けてきたが再発に苦しめられてきた。そして5月、リンパ節への転移が見つかり、医師から奨められた臨床試験へ一縷の望みを託した。試験が始まって2ヵ月、国立がん研究センター東病院でCT検査を受けたところ、がんは約4割以上縮小していた。高橋さんが使っているのは免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬で、その効果を最大限に引き出すのが「プレシジョン・メディシン」。患者のがん細胞の遺伝子を解析し、最適な薬を選択する手法。最新治療薬とプレシジョン・メディシンを組み合わせた臨床試験を進めるのは「スクラム・ジャパン」で、国立がん研究センター東病院を中心に全国の医療機関、製薬会社が連携する。対象は進行した肺がん、大腸がんの患者、殊に従来の抗癌剤治療で十分な効果が見られなかった人。

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