高齢女性に高額請求増加 美容医療、1千万円の例も
2016年9月16日 (金)配信共同通信社
国民生活センターは15日、60歳以上の女性が美容医療で高額請求される事例が増えているとして、注意を呼び掛けた。注射数本で1千万円前後を請求された人もいるといい、厚生労働省に事業者への指導を求める要望書を14日付で送付した。
同センターによると、しわや脂肪、目のたるみを取ることなどをうたう美容医療は、自由診療が中心で、個々の美容クリニックが施術費用を自由に設定できる。しかし費用やリスクなどの十分な説明を受けられないまま契約し、施術を受けた例が少なくないという。
美容医療を巡り、全国の消費生活センターなどに寄せられた60歳以上の女性の相談は、件数自体は減っているものの、平均契約額が上昇。昨年度は約130万円で、ここ5年で4割以上増加していた。最高契約額は約1500万円、最高支払額は約800万円だった。
しわ伸ばしの相談でクリニックを訪れた神奈川県の70代の女性は、説明が理解できないうちに同意書を書かされ、4本の注射を打たれた。帰宅後に書類を見て、約1300万円を請求されているのに気付いたという。
同センターは「折り込み広告がきっかけの人が多いが、広告をうのみにせず、情報収集して慎重に選ぶことが重要。納得するまで説明を受けるべきだ」と話している。
60歳以上の消費者トラブルを対象に16日午前10時~午後4時、相談窓口を設ける。電話03(5793)4110。
2016年9月16日 (金)配信共同通信社
国民生活センターは15日、60歳以上の女性が美容医療で高額請求される事例が増えているとして、注意を呼び掛けた。注射数本で1千万円前後を請求された人もいるといい、厚生労働省に事業者への指導を求める要望書を14日付で送付した。
同センターによると、しわや脂肪、目のたるみを取ることなどをうたう美容医療は、自由診療が中心で、個々の美容クリニックが施術費用を自由に設定できる。しかし費用やリスクなどの十分な説明を受けられないまま契約し、施術を受けた例が少なくないという。
美容医療を巡り、全国の消費生活センターなどに寄せられた60歳以上の女性の相談は、件数自体は減っているものの、平均契約額が上昇。昨年度は約130万円で、ここ5年で4割以上増加していた。最高契約額は約1500万円、最高支払額は約800万円だった。
しわ伸ばしの相談でクリニックを訪れた神奈川県の70代の女性は、説明が理解できないうちに同意書を書かされ、4本の注射を打たれた。帰宅後に書類を見て、約1300万円を請求されているのに気付いたという。
同センターは「折り込み広告がきっかけの人が多いが、広告をうのみにせず、情報収集して慎重に選ぶことが重要。納得するまで説明を受けるべきだ」と話している。
60歳以上の消費者トラブルを対象に16日午前10時~午後4時、相談窓口を設ける。電話03(5793)4110。
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