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高齢化で医療ニーズ変化

2017年11月23日 22時19分22秒 | 行政

高齢化で医療ニーズ変化

 2017年11月22日 (水)配信共同通信社
 
 【解説】厚生労働省が重症患者向けの急性期病床を減らそうとするのは、少子高齢化に伴い、必要とされる医療の内容が変わってきているからだ。

 そもそも、看護師配置が手厚い「7対1」病床は2006年度の導入後、高い診療報酬が得られることから病院間で看護師争奪戦が起き、厚労省の想定以上に増え過ぎてしまった経緯がある。過剰だと分かっていても、急性期は医療界にとっては「花形」のため抵抗感が強く、なかなか減らすことができなかった。

 しかし、今後は人口減少と高齢化で、重いけがや病気にかかった若い世代に高度な手術をする医療よりも、生活習慣病など慢性疾患を抱えた人への医療ニーズが増加する。さらに、団塊の世代が全員75歳以上になる25年以降は、医療・介護の費用が急増することが確実だ。非効率な医療の提供体制を変えないと、その分、保険料や税金という国民負担にはね返ってくることになる。


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