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愛情ホルモンで父も子育て 分泌で積極的に、マウス

2022年04月25日 18時39分51秒 | 医療情報

愛情ホルモンで父も子育て 分泌で積極的に、マウス

 2022年4月20日 (水)配信共同通信社
 

 雄のマウスが子を巣に連れ帰ったり温めたりといった子育て行動を取る際、ホルモン「オキシトシン」が重要な役割をしていることが分かったと、理化学研究所と群馬大のチームが米科学誌に19日発表した。人にもあり、愛情や信頼感にも関与し「愛情ホルモン」とも呼ばれる物質。分泌を促進すると子育てに積極的となり、阻害すると子を無視するようになった。

 オキシトシンは雌のマウスでは出産や授乳など子育て行動を促進する働きがあることが知られていたが、雄ではよく分かっていなかった。

 交尾を経験していない雄は他のマウスの子に対して攻撃的な一方、交尾を経験したり雌と一緒に過ごしたりすると子育てするようになる。チームは通常の雄と、オキシトシンをつくれなくした雄をそれぞれ雌と交尾させ、出産の数日後まで一緒に飼育。通常の雄は子育てをしたが、オキシトシンをつくれなくした雄は子を無視することが多くなった。

 一方、交尾を経験していない雄でもオキシトシンを分泌する神経細胞を活性化させると、子育て行動を取ることが多くなった。交尾を経験したり子と触れ合ったりすることでオキシトシンの分泌が促されている可能性があるという。

 理研の宮道和成(みやみち・かずなり)チームリーダーは「父親になるというライフステージの変化を支える神経基盤を明らかにしたい」としている。

 注)米科学誌はニューロン

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