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高安動脈炎の1歳手術成功 血栓で閉塞も、島根大病院

2021年05月31日 23時15分48秒 | 医療情報

高安動脈炎の1歳手術成功 血栓で閉塞も、島根大病院

 2021年5月21日 (金)配信共同通信社
 

 島根大は20日、心臓から血液を送り出す太い動脈に炎症が起き、血管が狭くなる原因不明の難病「高安(たかやす)動脈炎」を発症した上、血の塊が血管をふさぎショック状態になった1歳女児の緊急手術に付属病院のチームが成功したと発表した。女児は2カ月後に退院。血栓による血管の閉塞(へいそく)を合併した小児患者に対する国内初の手術例で、世界的にも珍しいという。

 高安動脈炎は国内の患者確認が年数百人と少なく、発症は10~30代の女性が大半。薬で抑えることが多いが、女児は早期発見されず手術が必要になった。担当した小児心臓外科の中田朋宏(なかた・ともひろ)講師は「小さな子どもも発症することはもっと知られるべきだ。今回の件は同じ症状の子を助ける参考にしてほしい」と話した。

 女児は心臓を出て下に伸びる下行大動脈で血が流れなくなり、腎臓や肝臓が損傷。チームはこの部分に人工血管をつなぎ、血流を回復させた。手術は11時間半に及んだ。

 女児の母親は島根大を通じ「娘は今、元気に笑って食べて歩けるまでになりました。元気な姿があることに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

 

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コロナ対応「日本は対岸の火事に学ぶ姿勢が足りない」-東京慈恵会医科大教授の浦島充佳氏に聞く◆Vol.1『新型コロナ データで迫るその姿』を上梓

2021年05月31日 23時05分10秒 | ウイルス

コロナ対応「日本は対岸の火事に学ぶ姿勢が足りない」-東京慈恵会医科大教授の浦島充佳氏に聞く◆Vol.1

『新型コロナ データで迫るその姿』を上梓
インタビュー 2021年5月31日 (月)配信

 東京慈恵会医科大教授の浦島充佳氏がこのほど『新型コロナ データで迫るその姿: エビデンスに基づき理解する』(化学同人)を上梓した。世界中のデータを駆使し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「姿」に迫っていく本書。浦島氏に、本書の狙いや昨今のCOVID-19対応を巡る動きについてお聞きした(2021年5月14日にインタビュー。


 新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクからおよそ1年.この感染症との戦いが続くなか,さまざまなデータが出てきたことで,その特性が見えてきた.新型コロナが厄介である9つのポイント,死亡リスクが高くなる要因,何が世界の死亡率格差をもたらしているのか,感染拡大抑止に有効と思われるシンプルな方法,ワクチン開発と治療薬など,現時点で得られるデータを徹底的に分析し,新型コロナの全体像を描き出す.敵を知り己を知れば百戦殆うからず.エビデンスに基づき新型コロナを理解するために. ※化学同人社ウェブサイトより引用

――本書では世界中のデータを駆使して、新型コロナウイルス感染症の性質やリスク因子、医療提供体制の影響などを分析されています。日本の対応を見てこられて、どのような感想をお持ちになっていますか。

 ちょっと情けないなというのが正直なところですね。今から100年ほど前、1918年から1920年まで世界的に「スペイン風邪」の流行があり、日本では3回の波がありました。学校や工場を閉鎖したり、集会禁止したりで、今の日本はほとんど同じことをやっています。

 根本的には、日本はずっと平時の延長に近い体制で対応してきたということです。背景にあるのは、日本では2009年の新型インフルエンザへの対応が成功体験になってしまい、それが逆に今回足を引っ張ったのではないかと思います。医療現場は混乱を来しましたが、日本では死者が非常に少なかった。今回、PCR検査や発熱外来もやると入院させなくてはいけなくなるから絞っていこうとなった、その時の経験があるのだと思います。

 中国や欧米は、当初の被害が大きかったこともあり「これはウイルスとの戦争である」と宣言して平時とは違う体制としてワクチンも迅速審査して、ディストリビューションも軍がサポートする体制を作ったりしていました。アメリカもイギリスもたくさんの死者がでましたけど、やっぱり最初にこの悪い状況から抜け出そうとしているわけです。

 最終的には経済が一番早く回復した国が戦勝国だと思います。日本はワクチンも開発できず、接種もずるずる遅れていますし、5年後になった時にどの国が勝ったのかと言うと、やはりアメリカ、イギリスになるかと思います。

――医療提供体制の整備という点からはどのように見ていますか。

 分析データで示しましたが、人口100万人当たりの救命救急センターの数が多いほど、死亡率が少なかったです。大阪や東京は病院の数は多いですが、人口で割ると決して多くないですし、救急を診ることができる人と病床数は絶対的に少ないです。病床数や病院の数ではなく、重症患者を診ることができる日頃から訓練を積んだプロフェッショナルが、その地域に何人いるかが重要だということを改めて実感しました。

 また、欧米ではGeneral PractitionerやFamily Doctorといった妊婦や新生児から高齢者まで、感染症、生活習慣病、がんや精神疾患まで何でも診ることのできる医師が多く養成されています。日本の場合には、自分の専門外は診ない医師が多いですよね。OECDの中でも医師数が決して多い方ではないのに、こういう状況ではより人手が足りなくなります。

 加えて、危機管理のメカニズムが不足しています。アメリカではICS(Incident Command System)と呼ばれる危機発生時のための仕組みや人材があり、ロジも含めて検査や救急スタッフの配置を最適化してくれます。

 日本だと保健所が本来はその機能を担うべきだろうけど、人手も足りませんし、基本的に平時のことしかやっていないので、有事に際して機動的に対応できなかった。危機に備えて普段から人材を余らしておくというのは金銭的には厳しいですが、それは海外でも同じことで、普段から基幹病院と保健所が図上訓練なんかをやりながらコミュニケーションが取れる関係を作っておくことが重要でしょうね。

 地道な取り組みですが、平時の顔が見えるトレーニングがあれば、有事の際にもうまく回ります。バラバラに対応する自治体が多かったようですが、神奈川はダイヤモンド・プリンセス号対応が練習になって、割と自治体と保健所が上手く連携できたようですね。

――本では一章を使って「なぜ新型コロナ死亡率は国によって数十倍以上違うのか?」について、いろいろなデータを使って分析されています。

 読者の人からすると、読んでももやもやするでしょうけど世界的にも分かっていないことですよね。「ファクターX」と言っても、Xは複数ある。だから新型コロナは日本にとってはたまたま欧米人ほど致死率が高くなかっただけで、次に流行する感染症はアジア人の致死率が高いかもしれない。今回は元寇の時の神風みたいなものに助けられたわけです。

――浦島先生も参加された、第一波を検証対象とした民間臨調では「泥縄だけど結果オーライ」という評価でした(『「泥縄だけど結果オーライ」民間臨調が政府新型コロナ対応を検証』を参照)。

 当時はなんだか分からないなりには被害も少なく、“80点ぐらい”というのが検証チームの感覚でしたが、今はちょっと違う点数になるでしょうね。日本はまだまだ人口当たりの死亡率が低いから上手くいっていると思っている人も多いかも知れません。「日本モデル」とも言われましたが、「われわれは成功したんだ」となってしまうと、何の反省も要らないとなって、次の改善点が出てこないわけです。日本は歴史的にそれをずっと繰り返してきたとも言えます。やはりまず自国の火事に学び、そして対岸の火事にも学ぶという姿勢が日本は一貫して足りないのだと思います。

――この本は「データで迫る」とありますが、世界中のデータを分析されて、どのようにお感じになりましたか。

 新型コロナそのものとは違う感想ですが、通勤・在宅、食料品店、外食、公園への日々の人出の変化率といった世界中の人々の行動パターンを無料でダウンロードできるなど、3年前だったら考えられないようなデータがリアルタイムに無料で提供されているのは素晴らしいなと思いました。本当に感動に近い。スマホのデータを使って、世界中の国や地域でどのくらいの人が移動しているかが、この三畳一間の部屋に居ながら分かるわけです。今という時代だからこそ、このスピードで本を書けたのだと思います。

――日本発のデータはいかがでしょうか。

 科学論文は残念ながら圧倒的に少ないと思います。トップジャーナルにはほとんど見たことがない。それは、臨床研究をやろうとしたときに、日本だとプロトコルを作って審査通すだけで2カ月、3カ月とかかってしまう体制の問題です。そうなると、コロナ対応しながら、とても臨床試験なんかできないですよね。

 イギリスではオックスフォード大学が中心となって「RECOVERY」という臨床試験を2020年3月に開始しました。複数の薬剤を試して、6月にはステロイド系抗炎症薬であるデキサメタゾンが重症例の死亡を減少させることを明らかにしました。国が臨床研究のバックアップ体制を充実させていることもあり、研究者がアイデアを出せば1週間でスタートできます。患者さんにインフォームドコンセントを取るためのスタッフは全部派遣されますし、病院にも患者さんにもインセンティブが出ます。国がそういったことを全部やってくれるわけです。

 医療現場が混乱しているからといって、サイエンスを踏み外しては良いわけではありません。中国のワクチンは二重盲検ランダム化プラセボ比較臨床試験に代表されるフェーズ3をやらずにワクチンを市場に出してしまったので、「効きが悪いのでは?副作用の頻度は?」と指摘された時に判断ができない。アメリカは国を挙げて、ファイザーとモデルナのワクチンで、トータル6万人のフェーズ3試験をやったわけです。科学の王道を貫いて頑張ったのは本当に素晴らしいと思います。

 日本にももちろん優れた研究はありますが、今回は論文も少なかったし、ロシアや中国にも後れを取ったと思います。臨床試験の体制を整えることは平時でも大切ですが、有事の際にこそ重要ですね。日本発の新しい医療を科学的に証明すれば、世界に発信できます。しかし、残念ながら日本で開発された薬を海外で治験をして、良ければ日本に輸入するというのが実態で、科学立国とは言えないですよね

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NEWSFLASH:英紙「武漢研究所から流出可能性」

2021年05月31日 22時47分31秒 | ウイルス

NEWSFLASH:英紙「武漢研究所から流出可能性」

2021年5月31日 (月)配信毎日新聞社
 

 英紙サンデー・タイムズは30日、新型コロナウイルスの起源に関して、英情報機関が中国・武漢の研究施設から流出した「可能性がある」と考えていると報じた。

 同紙は消息筋の話として、英国を含む西側情報機関は当初、研究施設から流出した可能性はほとんどないと考えていたが、再検討の結果、今では流出した可能性があるとの見方を持っていると伝えた。

 米国のトランプ前政権は、中国科学院武漢ウイルス研究所からのウイルス流出説を有力視していた。だが、世界保健機関(WHO)は2021年3月末、国際調査団が武漢で行った調査に関する報告書を公表。この中で、研究施設からのウイルス流出の可能性について「極めて低い」とした。【ロンドン】

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大阪と兵庫の患者受け入れ 和歌山県

2021年05月31日 22時42分41秒 | ウイルス

 

大阪と兵庫の患者受け入れ 和歌山、軽症者最大10人

2021年5月31日 (月)配信共同通信社
 

 和歌山県は31日、新型コロナウイルスの感染拡大で病床が逼迫(ひっぱく)する大阪府と兵庫県から、軽症の感染者を和歌山県内の医療機関で最大10人受け入れると発表した。

 県によると、県内で新規感染者が減少し、病床使用率が下がっているため。県内で感染が再拡大した場合は受け入れを中止する。

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家の紫陽花

2021年05月31日 22時24分54秒 | 草花

5月が終わった。

今日はヨガ。

力が弱ったのか?ポーズがきつい。

会場まで、家から7キロは走る。道すがら、紫陽花が見える。

葉が育ち、蕾ができ、いよいよ、10日もすれば色づくだろうか?

我が家の、先がけて、薄く色づいた、青い紫陽花。

こんな、薄青がいいね。

まだまだ、まだら。

 

 

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覚悟の紙おむつ 看護師の「叫び」 コロナ禍、過酷な医療現場訴え

2021年05月31日 22時21分38秒 | ウイルス

覚悟の紙おむつ 看護師の「叫び」 コロナ禍、過酷な医療現場訴え

2021年5月24日 (月)配信長崎新聞
 

 新型コロナウイルス感染拡大による医療逼迫(ひっぱく)を踏まえた長崎県の「医療危機事態宣言」が発令されている中、県看護協会には、感染リスクを伴う過酷な現場に置かれた看護師たちから、心身の疲労や周囲の無理解など、さまざまな悩み、葛藤、叫びが寄せられている。

 会員は県内の病院や診療所、福祉施設、保健所などに勤務する看護師、准看護師、助産師、保健師ら約1万人。このうち看護師が約9割を占める。同協会は電話やメールで相談や意見を受け付けている。

 全身を覆う防護服の着脱は難しく、時間がかかる。40代の女性看護師は、着たまま4時間過ごせるよう水分摂取を控え、万一に備えて紙おむつを着用している。「精神的にも肉体的にもきついが、誰かがやらなければならない。覚悟して働いていることを知ってほしい」と訴えた。

 別の女性看護師は、家庭の事情で最前線のコロナ専用病棟で働くことを避けたため、責任を果たせず心苦しく思っている。「妊娠中で感染が怖い」といった不安や、ワクチンの優先接種を促される立場から「アナフィラキシーの経験があり、接種を受けるのは無理」と周囲の理解を求める声も。ある看護師は、保育園に子どもを迎えに行くのが仕事で遅れた際、「コロナ患者に対応していたからか」と聞かれ、警戒されていることにショックを受けたという。

 「病院全体が一丸となって困難を乗り越えようと努力しており、その一員として精一杯頑張りたい」。厳しい環境の中でも前を向く看護師もいた。

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福岡市のワクチン接種会場にエアシャワー 地場企業と福大が開発

2021年05月31日 22時18分54秒 | ウイルス

福岡市のワクチン接種会場にエアシャワー 地場企業と福大が開発

2021年5月24日 (月)配信西日本新聞
 

 福岡市が高齢者を対象に行っている新型コロナウイルスワクチンの集団接種の会場に、地場の靴メーカーと福岡大研究室が共同で開発したエアシャワーが設置されている。洋服などに風を吹き付け、飛んだウイルスをフィルターでとらえ、紫外線の照射で不活性化するという仕組み。接種希望者の不安を取り除くだけでなく、ウィズコロナ時代のイベントでの活用も視野に入れる。

 接種会場のマリンメッセ福岡B館に置かれたのは、福岡県新宮町の婦人靴メーカー「エッチ・ピー・エス」(HPS)と福岡大化学システム工学科の三島健司教授の研究室が開発した「クリーンエアシャワー」。

 エアシャワーはゲート型(高さ2・1メートル、幅1・2メートル、奥行き0・7メートル)。接種希望者がゲートをくぐると、八つのノズルから強風が吹き、飛んだウイルスを吸い込み口内の高性能フィルターでとらえて、そこに紫外線を当てる。

 HPSがコロナ対応のエアシャワーの開発に乗り出し、三島教授の研究室が紫外線装置の取り付けに協力。販売総代理店の「AND SHIELD」(横浜市)が福岡市に無償で貸し出した。新宮町の接種会場にも置かれており、同社の沢田純一取締役は「ワクチン接種だけでなく、イベントの会場にもエアシャワーを導入してもらい、コロナ以前のように安心して開催できるようになれば」と話している。

 (塩入雄一郎)

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細胞上タンパク質コロナ感染抑制 宮崎大など発見

2021年05月31日 22時14分23秒 | ウイルス

細胞上タンパク質コロナ感染抑制 宮崎大など発見

 2021年5月24日 (月)配信宮崎日日新聞
 

 宮崎大医学部長の片岡寛章教授(病理学)が参加する共同研究グループは、細胞上のタンパク質「HAI(ハイ)―2」に、新型コロナウイルス感染を抑える効果があることを発見した。ウイルスが細胞に侵入し、増殖する仕組みを分子レベルで解明する手掛かりとなり、片岡教授は「新型コロナの治療薬開発への一歩」と話している。同大学によると、HAI―2のこの働きが明らかになるのは世界初という。

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高齢者施設、死亡相次ぐ 医師在籍で入院後回しも 大阪、兵庫の病床逼迫

2021年05月31日 22時12分00秒 | ウイルス

高齢者施設、死亡相次ぐ 医師在籍で入院後回しも 大阪、兵庫の病床逼迫

2021年5月24日 (月)配信共同通信社
 

 新型コロナウイルス対応の医療が逼迫(ひっぱく)する兵庫県や大阪府で、高齢者施設のクラスター(感染者集団)が発生し、入所者が入院できないまま施設内で死亡する事例が相次いだ。特に医師がいる施設や医療機関と連携した施設は、その場で処置が受けられると見なされ、かえって専門治療を受けにくくなる現状もある。

 ▽31人死亡

 21日までに入所者101人と職員37人の計138人が感染し、このうち入所者31人が死亡した神戸市の介護老人保健施設。入所者の陽性が確認された先月14日以降、爆発的に感染が広がった。

 施設には医師3人と看護師16人が在籍しており、神戸市健康局は「医療機関としての側面」を持つと判断。軽症と無症状の入所者は施設内で治療を継続するよう求めた。

 だが病状が悪化する人は続出し28人が施設内で死亡。市健康局の熊谷保徳(くまがい・やすのり)副局長は「入院させたかったが病床を確保できなかった」と釈明する。兵庫県宝塚市の介護老人保健施設でも入所者8人が入院できずに施設で亡くなった。

 ▽やむを得ず

 施設で体調不良者が出た場合にスマートフォンから検査を申し込めるようにするなど対策に力を入れてきた大阪府でも、高齢者や障害者向け施設で3月1日以降、110件以上のクラスターが発生。5月12日までに25人が入院治療を受けずに施設内で亡くなった。

 門真市の有料老人ホームでは入所者ら約60人が感染し、13人が死亡した。守口保健所は感染した入所者全員を入院させるよう府の調整部署に求めたが、入院できたのは10人。8人は入院待機中に亡くなった。

 府は、65歳以上の感染者は軽症や無症状でない限り原則入院させる方針。だが療養者の9割近くが自宅やホテルにいるのが現状で、府の藤井睦子(ふじい・むつこ)健康医療部長は「症状に応じて、やむを得ず施設内で療養を続けていただく方はいる」と認める。

 ▽悪循環

 大阪府や神戸市が施設での療養を求めるのは、多くの場合、施設が地域の医療機関と連携しているためだ。一方、ある施設関係者は「通常の医療機関にはコロナ治療のノウハウがない。一刻も早く対応病院で受け入れてほしい」と訴える。

 3月下旬から4月下旬に入所者と職員計41人が感染した大阪市の有料老人ホーム。連携する医療機関があるが、結果的に入所者10人が亡くなった。関係者は「協力医療機関があると安全だと思われてしまう。感染者が施設にとどまると感染が広がる悪循環に陥る」と頭を抱えた。

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京大医学部に飛び級で入学 集中力が続く限り机に向かう

2021年05月31日 00時01分07秒 | ウイルス

京大医学部に飛び級で入学 集中力が続く限り机に向かう

2021年5月23日 (日)配信朝日新聞
 

 林璃菜子さん(17)は今春、京都大学医学部医学科に飛び級で入学した。国際化学オリンピック日本代表としてメダルを獲得するなど、数々の大会で優秀な成績を収めてきたが、飛び級合格は予想外だったという。「ノーベル賞受賞者が多く、医学の研究が強いイメージ」だった京大で、研究医になることをめざす。

  京都大学への合格を知ったときは、まだ高校2年生だった。今春、多くの同級生より1年早く、医学部に飛び級で入学した。

 「学べる時間が長くなる。チャンスがあるなら受けてみよう」と挑戦したものの、合格は予想外だった。「本当に受かるんだ、と自分が一番びっくりしました」

 化学の知識や技能を高校生が競う「国際化学オリンピック」の日本代表として、60カ国・地域の若者が参加する世界大会に出場し、銀メダルを獲得。「特色入試」として同学部が2016年度入学の試験から設けた資格を満たした。

 塾には通わず「集中力が続く限り」机に向かう。他科目の大会でも優秀な成績を収め、物理では代表候補になったが、なかでもやはり化学が好きだ。「反応式を書くのがすごく楽しそう」と思ったのが最初にひかれた理由だという。

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