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ヘディングによる脳へのダメージ、女子選手の方が高リスク 研究

2018年08月14日 22時52分42秒 | 運動スポーツ
ヘディングによる脳へのダメージ、女子選手の方が高リスク 研究
発信地:タンパ/米国 [ 米国 北米 ]
国際医学短信2018年8月3日 (金)配信 神経内科疾患整形外科疾患脳神経外科疾患救急

ボールを競る選手たち(2018年7月30日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Luis ROBAYO
 【AFP=時事】サッカーのヘディングによる脳へのダメージは、女性の方が男性より5倍ほど大きくなる恐れがあるとする米国の研究結果が7月31日、発表された。アマチュア選手100人近くを対象とする調査に基づく結果だという。
 米学術誌「Radiology(放射線医学)」に掲載された研究論文では、サッカーでの頭部外傷を防ぐには、男女差を設けたガイドラインの導入も視野に入れるべきとの考えが示された。
 論文の主執筆者で、米アルベルト・アインシュタイン医学校(Albert Einstein College of Medicine)のマイケル・リプトン(Michael Lipton)教授(放射線医学・精神医学・行動科学)は、「男性に比べて女性の方が頭部外傷後の経過が悪いことは、研究者らや臨床医師らは以前から気付いていた。だが、それは単に女性の方が自発的に症状を訴える傾向が強いからにすぎないと一部では言われていた」と話す。
 しかし、「症状の自己申告ではなく脳組織の他覚的変化を測定した今回の研究に基づくと、実際に女性はサッカーボールのヘディングによって脳損傷を受けるリスクが男性よりも高い可能性がある」のだという。
 研究では、男子選手と女子選手それぞれ49人に「拡散テンソル画像(DTI)」と呼ばれるMRI(磁気共鳴画像)スキャンの一種を実施した。DTIは組織内の水分の平衡性を調べることにより、脳の白質の健康状態を分析する。
 選手の年齢は18~50歳で、過去1年間に行ったヘディングの申告回数は両グループでほぼ等しく、男性が平均で487回、女性が469回だった。
 論文によると、スキャンの結果は「女子サッカー選手にみられる脳白質の総損傷量が男子選手の場合に比べて5倍大きい」ことを示していたという。白質が損傷を受けていた脳部位の数は、女性が8か所だったのに対し、男性は3か所だった。脳白質は異なる脳部位間の情報伝達に関与している。
 また、選手にみられる脳の変化については「無症候性」だったと、研究チームは指摘している。これは思考能力の変化に関する自覚症状の申告が選手からは何もなかったことを意味する。だが、脳の変化は認知機能の低下や行動上の変化などを含むさらなる損傷や脳障害の前兆となる可能性があるため、懸念が後々まで残ることになる。 「重大な機能障害が起きる前に、脳外傷の蓄積に関する危険因子──女性の場合はヘディングなど──を特定しておくことが賢明だ。そうすれば、さらなる損傷を防ぐとともに、回復を最大限に高めるために行動することが可能になる」と、リプトン教授は説明した。
 今回の研究では、男女差が生じる形態上の理由については述べられていないが、首の強さ、性ホルモン、遺伝的差異などが原因として挙げられることを、一部の専門家らは示唆している。
 国際サッカー連盟(FIFA)によると、世界では約3000万人の女性および女児がサッカーに携わっているという。
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日本大教授が過労自殺 長時間労働で労災認定 池袋労基署

2018年08月14日 22時03分44秒 | 自殺・過重労働
日本大教授が過労自殺 長時間労働で労災認定 池袋労基署
2018年8月3日 (金)配信共同通信社

 日本大の教授が2014年に自殺したのは過労が原因だったとして、池袋労働基準監督署が労災認定していたことが2日、関係者への取材で分かった。同労基署は、教員の労働時間を適切に把握していなかったとして、労務管理を改善するよう日大に指導した。
 関係者によると、教授は14年春に亡くなり、遺族が15年10月に労災申請した。池袋労基署は、教授の1カ月間の時間外労働(残業)が最長で約88時間に達し、2週間の連続勤務もあったことから、長時間労働によりうつ病を発症したと判断。16年5月に過労自殺だったと認定した。
 日大によると、教員、職員共に裁量労働制は適用されておらず、教授の勤務時間はタイムカードで管理していた。広報担当者は「教授が仕事を持ち帰っていた可能性もあり、実際の労働時間を把握するのは難しい」と説明した。労災認定を公表していなかった理由については「遺族の意向」などとしている。
 教授の自殺時、日大の人事部長は、悪質な反則を指示したアメリカンフットボール部前監督の内田正人(うちだ・まさと)氏だった。
 池袋労基署は15年、遺族の労災申請を受け、教授の所属学部の立ち入り調査を実施。職員との間で締結していた労使協定(三六協定)では、3カ月の残業の上限時間が最長で計180時間までとされていたが、残業が計約260時間に及ぶ技術職員がいたことが判明し、違法残業があったとして是正勧告した。
 日大は「効率的な人事配置によって、業務量の改善に努めた」としている。
 ※過労自殺
 長時間労働や仕事での強い心理的負荷により、うつ病などの精神疾患にかかり自殺すること。電通の新入社員高橋(たかはし)まつりさんが、2015年12月に飛び降りて死亡したことをきっかけに社会問題化した。厚生労働省によると、17年度には精神疾患で1732件の労災申請があり、506件が認定された。いずれも統計開始以降で最多。うち自殺(未遂含む)した人は98人に上った。
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「不当な性差別なら問題」 女子減点疑いに文科省

2018年08月14日 21時59分49秒 | 教育
「不当な性差別なら問題」 女子減点疑いに文科省
2018年8月3日 (金)配信共同通信社

 東京医科大が医学部医学科の一般入試で女子受験者の得点を一律減点していた疑いが浮上した。文部科学省大学入試室の担当者は「各大学には募集要項でなるべく詳しく選抜方法を明示するよう求めている。仮に、条件を公開せずに不当な性差別をしていたとしたら問題だ」と驚いた様子を見せた。
 私大支援事業を巡り受託収賄容疑で文科省の前局長が逮捕、起訴された事件では、医科大の入試を受けた前局長の息子の得点が1次の筆記試験で加算された疑いが出ている。
 文科省は事件を受け、7月25日に医科大に対し、(1)新入生の募集から、最終的な合格者決定までのプロセスをどのように定めているか(2)過去6年間の入試はプロセスを守って行われていたか―の2点の報告を求めた。
 担当者は、女子受験生の取り扱いについても、過去の不正に関する調査報告の際に盛り込むよう求める考えだ
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肥大化厚労省の分割論も 不祥事、国会対応に忙殺

2018年08月14日 21時52分49秒 | 行政
肥大化厚労省の分割論も 不祥事、国会対応に忙殺
2018年8月3日 (金)配信共同通信社

 自民党内で2日、省庁再々編論が浮上、肥大化する厚生労働省の業務再編、分割が論点の一つとなりそうだ。閣僚や職員が国会対応に忙殺される上、働き方改革関連法を巡る国会審議で不適切データ問題が発覚するなど不祥事の多さも背景にある。ただ統合による利点から慎重論もあり、調整は難航しそうだ。
 同省は「社会保障政策と労働政策を一体的に推進する」のを目的に、旧厚生省と旧労働省が2001年に統合して発足。医療、介護、年金から労働、子育て、公衆衛生、食品などと所管は幅広い。18年度予算は31兆円超で、国家予算全体の約3分の1を占める。
 衆院によると、先の通常国会で厚労委員会の開催時間は154時間超と全委員会で最長。法務(約57時間)、外務(約47時間)などと比べても突出した。菅義偉官房長官は2日の記者会見で「政府として分割議論は行っていない」としながらも「厚労相の国会答弁が他の閣僚と比べて突出して多い」と繁忙さを認めた。
 一方で不祥事も後を絶たない。07年には、年金記録のずさんな管理が明るみとなった「消えた年金」問題が発覚。通常国会では労働時間調査の全体の2割に誤記や異常値があったことが判明し、野党に猛攻撃された。
 厚労省幹部の一人は「保育と両立支援を総合的に進め、実際に女性の就業率が高まるなど、統合による効果は大きい」と指摘。別の幹部は「業務の総量に比べ人員が足りず、一人一人の負担が大きすぎることが問題だ」。菅氏も会見で障害者の福祉と雇用促進を例に挙げ「制度横断的に国民生活をカバーしている側面もある」と強調した。
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医師、ベンチャー経営者に 大学も起業後押し 「現場救う」働き方多様化 「スクランブル」

2018年08月14日 21時41分42秒 | 仕事
医師、ベンチャー経営者に 大学も起業後押し 「現場救う」働き方多様化 「スクランブル」
2018年8月3日 (金)配信共同通信社

 起業する医師が増えている。医療現場や制度を変えたいという熱意から、ベンチャー企業の経営に飛び込むことを決断。起業を後押しする大学もあり、医師の働き方が多様化し始めた。
 オンライン診療システムを提供するベンチャー企業、メドレー(東京)で働く豊田剛一郎(とよだ・ごういちろう)さん(34)は脳神経外科医だ。病院の勤務医として働き始めたが、少人数で重病患者を受け入れる夜勤をこなす、過酷な勤務を強いられた。研究で訪れた米国の病院は患者にしっかりと向き合えるよう、医師や職員を十分に配置していた。「医療の現場を救う医者になってはどうか」という病院の上司の言葉に背中を押され、外資系のコンサルタント会社に転職。医薬品のシェアを上げるなど企業の経営戦略に関わる経験を積み、小学校時代の塾の同級生が創業したメドレーに共同経営者として参加した。「代表取締役医師」の肩書で行政機関や企業を回る。
 豊田さんは「楽しそうだと思ったら、医療の現場以外の道を選んでもいいという機運は高まっている」と話す。金融機関や商社が医療や健康にかかわる事業を有望視し、投資先として力を入れていることも追い風だ。
 医師求人サイト「リクルートドクターズキャリア」によると、臨床医として一定の経験を積んだ35歳前後がキャリアの分岐点だ。医師出身のベンチャー経営者は30代が目立つ。
 大学も起業家の育成に積極的だ。慶応大医学部は医療ベンチャーの100社創出を目指し、2017年から優れた技術を表彰するコンテストを開催している。
 実行委員長で起業経験のある田沢雄基(たざわ・ゆうき)医師(29)によると、女性医師の増加などで「若いうちは病院に住み込むように働く」といった旧来型の意識に変化が表れ始めている。会員制交流サイト(SNS)で他学部の学生の起業に刺激を受ける医学部生もいるという。
 17年に優勝した慶大医学部4年の大木将平(おおき・しょうへい)さん(22)は「医師として働くだけでは助けられない患者や、解決できない問題が多くある。法律や制度を変えても対応しきれない」と思い、起業に興味を持った。現在は医療ベンチャーのインターンシップに参加する。
 獲得した賞金を元手に会社を起こした人もいる。同大学院ではことし4月、起業したOBらが資金調達の仕組みなどを教える講義が始まり、約20人が学んでいる。
 田沢医師は「起業した医師はまだ少ない。ベンチャーから出発し、株式の上場にこぎ着ける能力と経験を共有できれば」と語っている。
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感染、病状進行に影響か ICU環境原因と鹿大

2018年08月14日 20時51分06秒 | 地域
感染、病状進行に影響か ICU環境原因と鹿大
2018年8月3日 (金)配信共同通信社

 鹿児島大病院(鹿児島市)で入院患者から多剤耐性アシネトバクターや類似の菌が検出され計8人が死亡した問題で、病院は3日、死亡した感染患者は4人で、うち3人が病状進行に影響した可能性があり、1人も可能性が否定できないと認めた。死亡との因果関係は不明確だとした。保菌状態だった4人は死亡との因果関係を否定した。
 病院側は「亡くなった患者のご冥福をお祈りし、ご家族に深くおわびする」と謝罪。菌の検出について、集中治療室(ICU)の環境が原因の可能性があると指摘した。
 加藤勝信厚生労働相は同日の会見で「医療法に基づく立ち入り検査も視野に入れて情報収集する」と述べた。
 病院は昨年4月から今年4月の間に入院していた患者5人から多剤耐性アシネトバクターが、2016年9月以降に入院した10人から、類似の菌がそれぞれ検出されたと説明した。
 多剤耐性アシネトバクターは、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌の一つ。菌の増殖を薬で抑えることが難しく、治療が困難とされる。
 ※鹿児島大病院
 鹿児島市に所在し、ホームページによると36の診療科がある。病床数は716で高度医療を提供する特定機能病院の指定を受けている。5月1日現在で全国に54ある第1種感染症指定医療機関の一つ。厚生労働省に提出している業務報告書では、院内感染対策として年に12回の委員会や、10回の職員向け研修を開催するほか、週に1回、病棟別に菌の検出状況を検査部がまとめ、感染制御チームに報告することなどを定めている。
 ※多剤耐性アシネトバクター
 土壌や河川の水などの自然環境に生息する細菌「アシネトバクター」のうち、抗菌薬がほとんど効かないもの。湿度の高い環境や人の皮膚、手すりなどに生息し、医療機関で手洗いや消毒が不完全だと院内感染が起こる。体力や免疫力の低下した人が感染しやすく、肺炎や敗血症を引き起こす恐れがある。アルコール消毒が有効とされる。
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買い出し

2018年08月14日 12時44分45秒 | 
今日は火曜会
出席者3名
仕入れた品じな
セブンイレブン
フルーツミックスサンド
野菜ミックスサンド他
辛子明太子、茎めかぶ
アーモンドボール
とろけるソースのバナナチョコレート
カリッと濃い旨みクラッツ枝豆
4種類の味のミックスナッツ
さあ、どれぐらいなくなるかな?

合計1,933円
内消費税143円
一人600円余り、高いかな?
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長崎、亡骸と立つ少女は私 被爆翌日「涙も出なかった」

2018年08月14日 09時50分21秒 | 戦い
長崎、亡骸と立つ少女は私 被爆翌日「涙も出なかった」
岡田将平
2017年8月9日08時01分
【3D特集】ナガサキノート あの日、人々の足取り

遺体のかたわらでたたずむ龍智江子さん。この写真は長崎原爆資料館に展示されている(1945年8月10日、長崎市、山端庸介さん撮影、息子の山端祥吾さん提供)

 少女がうつろな表情でたたずむ。足元には黒こげになった遺体。長崎に原爆が落とされた翌日、日本軍の報道部員だった山端(やまはた)庸介氏(1917~66)が撮影した写真だ。写っていた少女は、戦後も多くの苦労を重ねながら、72年間を強く生き抜いてきた。
【写真特集】ナガサキ、フィルムの記憶
特集:核といのちを考える
 少女は龍(りゅう)智江子さん(87)=福岡県大川市。当時15歳で、女学校の生徒だった。自宅があったのは、長崎市浜口町(現・川口町)。爆心地から約300メートルという至近距離だった。
 別の場所で被爆した龍さんは、翌日、父庄太郎さんと自宅に戻った。あたりは焼けてなくなっていた。あちこちに転がる遺体を越えて歩いた。自宅跡には、亡きがらが横たわっていた。遺体の腹に、母サダさんの着物のような布地がわずかに残っており、母に贈った髪留めが付近にあった。
 「その場に立つと悲しいとかじゃないんですよね。涙も出ない。動転しとったでしょうね。どうして生きていこうか、って」
 その自宅跡に立つ龍さんを撮影したのが、山端さんだった。龍さんは50年後、テレビ局の取材で初めてこの写真を見た。長崎原爆資料館にも展示されている。「もう二度と戦争はあってはならん。人殺しですもんね。悲しいです」と語る。
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焼き場に立つ少年、法王が発信した長崎 SNSで世界へ

2018年08月14日 09時45分38秒 | 戦い
焼き場に立つ少年、法王が発信した長崎 SNSで世界へ
2018年8月9日20時06分

日本のカトリック教会が配る「焼き場に立つ少年」のカード
 昨年末、ローマ法王庁(バチカン)が関係者に送ったカードがSNSで転載されて広がり、国内外で話題になった。

 口を固く結び、息絶えた幼子を背に直立不動の姿勢をとる少年。終戦後に長崎に進駐した米軍の従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏(2007年に85歳で死去)が撮影した「焼き場に立つ少年」があしらわれていた。亡くなった弟を背負い、火葬の順番を待つ情景と伝えられている。
ローマ法王「胸打たれた」

バチカンを訪れ、フランシスコ法王(右)に「焼き場に立つ少年」の写真を添えた親書を差し出す田上富久・長崎市長(左)=2018年5月2日(C)Vatican Media Foto、長崎市提供
 「戦争がもたらすもの」という言葉と、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王のサインがあった。
 法王は1月、訪問先の南米に向かう機内でカードについて問われ「写真を見て胸を打たれた。このような写真が千の言葉よりも多くを語る。だから分かち合いたいと思った」と語った。

「焼き場に立つ少年」血にじむ唇 米写真家の被爆地記録
ローマ法王、長崎原爆後の写真「焼き場に立つ少年」配布
写真に刻まれた被爆の実相は…ナガサキ、フィルムの記憶
被爆者はいま、核兵器はなくせないのか…核といのちを考える
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かすかに息ある父、目の前で捨てられた 戦争孤児の証言

2018年08月14日 09時41分40秒 | 戦い
かすかに息ある父、目の前で捨てられた 戦争孤児の証言
編集委員・清川卓史
2018年8月13日11時33分

駅で眠る戦争孤児=1946年9月、福岡県の小倉駅

 誰も助けてくれなかった――。73年前の終戦後。東京・上野駅など各地の大きな駅には「浮浪児」と呼ばれた子どもたちがいた。親を失った戦争孤児。救いの手をさしのべられることもなく、多くの命が路上に消えた。駅の子たちの目にうつった社会、大人の姿とは。
 終戦後初めての冬。当時6歳だった奥出廣司さん(79)=京都府宇治市=は、はだしでふるえながら、京都駅の改札の外に立っていた。
 買い出しから戻った乗客の顔を見つめて食べ物をめぐんでくれるのをじっと待った。「どうすれば同情してもらえるか、そればかり考えていた」。物乞いしか生きる方法はなかった。もらったサツマイモは土を落として生でかじった。2日間、何も口にできないこともあった。
 父と姉(当時8歳)と3人で駅に行き着いたのは1945年11月だ。奥出さんが2歳のときに母は病死。病弱な父は戦後の混乱で職と住まいを失った。2人の子を預かってもらおうと父は親戚を訪ね歩いたが、みな断られた。
 記憶では11月14日。衰弱した父が駅の待合室のベンチで倒れた。「こりゃ、もうだめや」。呼んできた駅員は、かすかに息がある父を担架に乗せ、駅の奥にあった大部屋に運んだ。そして、奥出さんと姉の目の前で「父はゴミのようにほかされた(捨てられた)」。その部屋には何十もの行き倒れた人々の遺体が並んでいた。
 駅員は「ちゃんと火葬するから…
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赤紙配った、みんな死んでしもうた 軍に背き守った秘密

2018年08月14日 09時37分20秒 | 戦い
赤紙配った、みんな死んでしもうた 軍に背き守った秘密
国吉美香
2018年8月13日20時28分

西邑仁平さんが残した資料。村から出征するときの様子などの記述がある(滋賀県長浜市の浅井歴史民俗資料館提供)

西邑仁平さんが持ち帰った資料を見つめる長男の紘さん=2018年7月20日午後1時46分、滋賀県長浜市、国吉美香撮影

 73年前の敗戦時、陸海軍や内務、外務、大蔵各省など日本のあらゆる組織が、機密性のある公文書焼却に血眼になった。軍は警察を通じて全国の役場にも焼却を命じた。だが、命令に背いた人もいた。
 「うちに資料がある」。滋賀県長浜市の浅井歴史民俗資料館に、100歳を超えた西邑仁平(にしむらにへい)さんから、そんな話が持ち込まれたのは2006年の夏。倉庫2階には、茶色の薄紙で包まれ、縄で縛られた束が積まれていた。
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医師切り付けで鑑定留置 名古屋地検

2018年08月14日 09時17分08秒 | 事故事件訴訟
医師切り付けで鑑定留置 名古屋地検
2018年8月13日 (月)配信共同通信社

 名古屋地検は10日、泥酔して搬送された病院で治療に当たった男性医師をカッターナイフで切り付けたとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された職業不詳伊藤由男(いとう・よしお)容疑者(70)=名古屋市瑞穂区=の鑑定留置を名古屋地裁に請求し認められたと明らかにした。11月12日まで。
 伊藤容疑者は7月25日、酒に酔って路上で倒れていたのを名古屋市立大病院の救命救急センター(同区)に運ばれ、隠し持っていたカッターナイフで医師を切り付けたとして、愛知県警瑞穂署が逮捕した。医師はあごから首付近に軽傷を負った。
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