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穏やかな日々を

乳酸菌 新商品ラッシュ 各社、健康志向に照準 菓子、みそ汁、納豆、パスタ、アイス…

2017年09月16日 21時48分57秒 | 
乳酸菌 新商品ラッシュ 各社、健康志向に照準 菓子、みそ汁、納豆、パスタ、アイス…
2017年9月13日 (水)配信毎日新聞社

 乳酸菌入りポテトチップスやアイスなど、身近な食品に乳酸菌を加えて健康促進をアピールする食品が続々と登場している。キリンホールディングス(HD)と森永乳業は今月、独自開発した乳酸菌を加えた商品の新ブランドを発表した。消費者の健康への関心が高まる中、各社は乳酸菌入り食品を新たな収益の柱に育てようとしている。【今村茜】
 キリンHDは1日、研究開発する「プラズマ乳酸菌」を使った新ブランド「iMUSE(イミューズ)」を発売した。磯崎功典社長は記者会見で「人口が減少して、ビールや飲料など『胃袋ビジネス』は厳しい状況だ。健康領域に徐々に軸足を移していく必要がある」と語った。乳酸菌関連事業で10年後に売上高230億円を目指す。
 乳酸菌は生菌と呼ばれる生きた乳酸菌が一般的だ。熱に弱いため、従来はヨーグルトなどチルド商品での提供が多かった。しかし、加熱処理した死菌のプラズマ乳酸菌は、無味無臭で粉末状に加工できるため、菓子や加工食品などドライ商品にも添加できる。
 キリンHDは乳酸菌入りの新商品を開発、販売するとともに他社と連携した商品開発も進める方針で、第1弾はカルビーと共同開発した「ぽいっと!ナッツソルト味」。10月2日から全国のコンビニ限定で販売し、健康的なスナック菓子のイメージ作りに一役買う。
 加熱処理した乳酸菌の企業向け販売では、森永乳業が一歩先を行く。「シールド乳酸菌」と呼ぶ独自素材の企業向け販売を14年から開始しており、これまでに永谷園のみそ汁、タカノフーズの納豆、日本製粉の冷凍パスタなど150超の企業で使用されている。
 森永乳業は今月1日、シールド乳酸菌を使った商品の自社ブランド「乳酸菌と暮らそう」をスタート。初めて自社からシールド乳酸菌を配合したアイスクリーム「バニラ薫るシュガーコーン」など4品目を4日から順次発売した。1年間で30億円の売上高を目指す。
 消費者の健康意識の高まりを背景に、乳酸菌入りの食品市場は拡大傾向にある。TPCマーケティングリサーチの調べによると、ヨーグルトなどの発酵乳、飲料、健康食品を合わせた乳酸菌応用製品市場は5年間で1・3倍に成長、2016年は6541億円となる見込み。
………………………………………………………………………………………………………
 ■KeyWord
 ◇乳酸菌
 糖分を養分にして乳酸を作る細菌の総称。自然界には300以上の種類があるとされる。ヨーグルトやチーズなど乳を原料とするもののほか、みそや漬物などの発酵食品にも含まれる。独特のすっぱさと風味は乳酸によるもの。人間の腸内にある細菌の中で健康維持に役立つ「善玉菌」の代表格で、定期的に摂取すると整腸機能や免疫力を高める効果があるとされる。
 ベビー用品大手のコンビは、加熱処理した乳酸菌を1997年から原料として企業向けに販売しているが、認知度はまだ低いという。ロッテは乳酸菌をチョコレートで包む独自技術を開発し、生菌を腸まで届ける「乳酸菌ショコラ」を2015年に販売、ヒット商品となった。
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勉強会 がんでも美しく女性でありたい 患者のエステ経営・さとうさん、外見ケアの大切さ語る

2017年09月16日 21時43分23秒 | ガン
勉強会 がんでも美しく女性でありたい 患者のエステ経営・さとうさん、外見ケアの大切さ語る
2017年9月13日 (水)配信毎日新聞社

 自らもがん経験者で、がん患者のためのエステサロンを東京都内で運営している、さとう桜子さん(51)が、大阪市内で「美しく輝くがん患者でいよう」と題して講演した。市内の美容団体が企画した勉強会で、看護師や美容関係者ら約20人が参加。さとうさんは「がん患者でも女性であることを失いたくない人はたくさんいる。患者の外見ケアがもっと浸透するよう協力してほしい」と呼び掛けた。【反橋希美】
 さとうさんは2011年に子宮体がんと診断され、2度の手術と半年間の抗がん剤治療を受けた。2度目の手術後の最初の記憶は、鏡に映る自らの姿。「体の痛みより、見た目の変化が苦痛だった」と振り返る。だが、治療中のがん患者を受け入れるエステサロンは少なく、受け入れられても病状を詳しく聞かれるなど、傷つく経験が多かった。長年美容業界で働いていた経験を生かし、13年6月にサロン「セレナイト」を開業した。
 サロンには、かつらを外してかけられるスタンドやストーマ(人工肛門や人工ぼうこう)を利用している人向けのガウンを用意するなど、安心して施術を受けられる環境を整備。開業から4年、患者本人のほか、本人の家族や友人、医療者も技術を学びに来る。
 さとうさんは、サロンを訪れる患者について「第一の目的は美容相談だが、がん治療経験者と治療の不安を話したいという人も少なくない」と話す。患者に言ってはいけないこととして、根拠のない軽い励まし▽頑張らせること▽「がんになったことで良かったこともある」といった言葉――などを挙げ、「哀れまないで、普通に接してほしい」と語りかけた。
 さとうさんは医療従事者や美容関係者向けに研修や講座を開いている。問い合わせはセレナイト(03・3542・5530)。
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うつ病で実習生に労災認定 カンボジア人、暴言や暴行

2017年09月16日 21時26分56秒 | 行政
うつ病で実習生に労災認定 カンボジア人、暴言や暴行
2017年9月13日 (水)配信共同通信社

 東京都内の建設会社で外国人技能実習生として働いていたカンボジア人の男性(34)がうつ病を発症したのは、日本人社員から暴言や暴行を繰り返し受けたのが原因として、今年6月に立川労働基準監督署が労災認定していたことが12日、分かった。男性が加入する「全統一労働組合」(東京)などが東京都内で記者会見し、明らかにした。
 労組によると、男性は2014年6月に来日。配管工として働いていたが、現場で日本人社員から日常的に「ばか」と暴言を吐かれ、ヘルメットの上から小突かれるなどの暴行を受けた。
 15年9月には電気のこぎりで指を切断する大けがを負ったが、会社はすぐには労災申請をせず、「金欲しさにわざと切ったのだろう」と言われたこともあったという。
 男性は耐えかねて昨年3月、寮を出て日本で暮らすきょうだいの元へ避難。病院でうつ病と診断されたが、翌4月には契約が終わったとして会社などから帰国を求められ、労組に加入。団体交渉を続けていた。
 指の切断については三鷹労基署が昨年8月、労災認定。うつ病は立川労基署が今年6月、「ひどい嫌がらせやいじめなどを受けた」として認定した。
 男性は労基署に「私たち実習生は抗議をすれば直ちに強制帰国させられるという不安と恐怖の中にあり、理不尽なことにも耐えなければならなかった」などと申し立てていた。
 会見に同席した男性の支援者は「言葉の問題などさまざまなハードルがあり、技能実習生が実際に申請できるケースは数えるほどしかない」と訴えている。
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大隅さん1億円投じる…基礎科学創成財団を設立

2017年09月16日 21時21分33秒 | 
大隅さん1億円投じる…基礎科学創成財団を設立
2017年9月13日 (水)配信読売新聞

 ノーベル生理学・医学賞を昨年受賞した東京工業大の大隅良典栄誉教授(72)は12日、基礎科学研究を支援する「大隅基礎科学創成財団」を設立したと発表した。
 財団は生物学の基礎研究に助成するほか、企業や研究者、大学との交流会などの活動を行う予定だ。将来は20億円規模の財団とする計画で、大隅栄誉教授自身は約1億円を投じた。
 都内で記者会見を開いた大隅栄誉教授は「公的機関や既存の財団では支援が及ばない分野を支援し、研究の裾野を広げたい。基礎科学の研究者が結集する場になってほしい」と語った。大隅栄誉教授は他にも、東工大への進学希望者を対象に奨学金を支給する基金を創設している。
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[医療保険] 高額レセプト、1カ月2,000万円以上が69件で過去最多 健保連

2017年09月16日 21時17分32秒 | 行政
[医療保険] 高額レセプト、1カ月2,000万円以上が69件で過去最多 健保連
2017年9月13日 (水)配信厚生政策情報センター

平成28年度 高額レセプト上位の概要(9/8)《健康保険組合連合会》
 健康保険組合連合会(健保連)が9月8日に公表した2016年度の「高額レセプト上位の概要」によると、高額医療交付金交付事業に申請された医療費のうち、1カ月あたり2,000万円を超えたのは69件で、過去最多を更新したことがわかった。
 高額医療交付金交付事業では、高額な医療費が発生した健保組合の負担を緩和するため、高額療養費の一部を全ての健保組合からの拠出金から賄う(p9参照)。2016年度に申請された医療費のうち、1カ月の医療費が1,000万円以上だったのは484件(対前年度比123件増・34.1%増)で、初めて400件を超えた。2,000万円以上も69件(22件増・47%増)で過去最多を更新。健保連は「医療費の高額化傾向を示す結果となった」との考えを示した(p1参照)。
 上位100位を疾患別にみると、最も多いのは循環器系疾患で41件(6件減・13%減)。次いで、血液疾患34件(6件増・21%増)、先天性疾患8件(4件減・33%減)、悪性腫瘍0件(1件減・100%減)、その他17件(5件増・42%増)だった(p1参照)。
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小児がん撲滅へ5000万円寄付 別府市の渡邉さん 専門医師の研究団体に こつこつ貯蓄、思い込め [大分県]

2017年09月16日 21時16分55秒 | ガン
小児がん撲滅へ5000万円寄付 別府市の渡邉さん 専門医師の研究団体に こつこつ貯蓄、思い込め [大分県]
2017年9月13日 (水)配信西日本新聞

 別府市に住む渡邉勅允(ときまさ)さん(84)が、小児がん専門の医師でつくる研究グループ「JCCG」に5千万円を寄付した。働いているときからこつこつ貯蓄したお金。グループの理事長を務める水谷修紀・東京医科歯科大名誉教授が9日、渡邉さん宅を訪れて感謝状を贈り、謝意を伝えた。小児がんの臨床研究や最適な治療方法の開発が進むことが期待される。
 渡邉さんは若いころ医師を志したが、学費などを理由に断念。小児がんなど、治療の難しい病気で苦しむ子どもがいることに心を痛めて、質素な生活を送りながら貯蓄したお金を寄付することを決めた。
 JCCGによると、日本では毎年約2500人の子どもが小児がんを発症している。「血液のがん」の白血病など多種類あるが、大人のがんと比べて症例が少なく、診療科目も細分化しており専門家が少ない。治療法が確立されていない疾患も多い。
 JCCGは、小児がんの治療を進歩させようと、全国の担当医が集まって2014年に設立したNPO法人。ただ、国内では小児医療への支援が少なく、資金難の同法人も十分な研究費を確保できていないという。
 渡邉さんは、JCCGの存在を昨年12月の新聞記事で知った。寄付された5千万円は基礎データの収集管理の充実、新薬や診断、治療方法の開発などに役立てる。渡邉さんは「これからの日本を背負う若い世代が、一人でも多く救われるといい」と話した。
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70歳超の年金開始可能に 高齢社会対策で有識者会議

2017年09月16日 21時06分28秒 | 行政
70歳超の年金開始可能に 高齢社会対策で有識者会議
2017年9月13日 (水)配信共同通信社

 内閣府の有識者会議は12日、高齢社会対策の基本的な考え方を示した骨子をまとめた。年金の受給開始年齢を70歳より後に遅らせることができるよう、現在よりも選択の幅を広げ、高齢者の就労を促すことなどが柱。
 有識者会議は、国の高齢化対策の指針である「高齢社会対策大綱」を5年ぶりに改定するのを受けて発足。10月上旬に報告書をまとめる予定で、この内容を踏まえ、政府は新たな大綱を年末までに閣議決定する。
 公的年金には、受け取り始める年齢を最高で70歳まで遅らせる代わりに、毎月の支給額を増やせる「繰り下げ受給」の仕組みがある。骨子は繰り下げ受給の上限を70歳から延ばすことを検討すべきだとした。自民党のプロジェクトチームも今年4月、同様の提言をまとめている。実際に制度化するかどうかは、今後厚生労働省が検討する。
 骨子は「全ての高齢者が意欲・能力を生かして活躍できる社会」を掲げ、定年制や年功賃金についても、高齢者が働きやすい仕組みにする必要があると指摘。就労や起業、ボランティアなど社会参加を促すことで健康を維持してもらい、社会保障費の抑制につなげたい考えだ。
 このほか、自動運転や見守りセンサーなど、ニーズに合った先端技術の開発を進めることも提言。高齢者の住宅や金融資産を効率的に運用し、経済成長につなげるべきだとした。
 ただ、高齢者は健康状態や収入に個人差が大きいことから、会合では「全員が活躍できるわけではない。セーフティーネットの重要性も強調すべきだ」との意見も出た。
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RSウイルス患者1万人突破 最新の1週間、過去最多に

2017年09月16日 21時02分47秒 | 医療情報
RSウイルス患者1万人突破 最新の1週間、過去最多に
2017年9月13日 (水)配信朝日新聞

 赤ちゃんが感染すると、重い肺炎になることがある「RSウイルス」について、国立感染症研究所は12日、最新の1週間(8月28日~9月3日)に全国の定点医療機関から報告された患者数が1万189人に上ったと発表した。前週から3500人以上増え、調査を始めた2003年以来最多だった。
 都道府県別では、東京が最も多く820人。続いて大阪782人、福岡635人、埼玉505人、神奈川467人の順に多かった。例年は秋から年末にかけて流行のピークを迎えるが、今年は流行が早い。
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【大阪】「救急保育器」購入へ寄付を 資金難で耐用年数超え

2017年09月16日 21時02分12秒 | 行政
【大阪】「救急保育器」購入へ寄付を 資金難で耐用年数超え
2017年9月13日 (水)配信大阪日日新聞

 大阪府立病院機構・大阪母子医療センター(和泉市)は12日から、命の危険性がある新生児を搬送する保育器を購入するため、クラウドファンディングを活用した寄付の募集をスタートする。資金難で機器の更新が滞っており、300万円を目標に寄付を呼び掛ける。
 クラウドファンディングは、インターネットなどで事業者が「夢」を掲載し、共感した人たちから実現のための資金を集める仕組み。
 同センターは、府内に6カ所ある「総合・周産期母子医療センター」の一つ。周産期医療を提供する施設の中で、特にリスクの高い患者を受け入れている。
 新生児の搬送1件につき、約30万円の必要経費が発生する一方、収入は新生児救急搬送診療料が1件につき13万円となっており、新生児搬送に必要となる医療者や運転手、緊急車両、機器などの整備を賄うだけの水準に達していないという。
 また、同センターが使用している、医師が同乗して高度な医療を行う「ドクターズカー」は8年目に入り、車両に搭載している搬送用保育器は10年以上が経過。耐用年数を大幅に超えている状況だが、財源確保が難しいことから機器の更新が遅れがちになっている。
 このため、搬送用保育器の購入費用の一部をクラウドファンディングを活用して、寄付を募ることにした。
 国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を活用し、プロジェクトのタイトルは「命の危機にある赤ちゃんのために、搬送用保育器を購入したい!」とした。仮に目標額に届かなかった場合は、全額を寄付者に返金する。
 ◇寄付は12日午前10時から10月27日午後11時まで。専用ホームページ(http://readyfor.jp/project/moko)で受け付ける。問い合わせは電話0725(56)1220、同センター総務・人事グループ。
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高齢がん患者 積極治療控え 体の負担を考慮 国立がんセンター調査

2017年09月16日 20時56分10秒 | ガン
高齢がん患者 積極治療控え 体の負担を考慮 国立がんセンター調査
2017年9月13日 (水)配信毎日新聞社

 高齢のがん患者が増える中、国立がん研究センターは今年8月、患者の年齢ごとの治療法について調査結果を発表した。75歳以上の患者は、それより若い世代の患者に比べて、体に負担のかかる治療法を控える傾向のあることがわかった。こうした実態が明らかになったのは初めて。高齢者のがん治療については、これまで明確な基準がなく、国は高齢者のがん治療の指針(ガイドライン)を作成する方針だ。【細川貴代】
 2015年に、がん治療の拠点となる全国のがん診療連携拠点病院など427病院でがんと診断された70万人分の診療情報を集めた。患者の平均年齢は68・5歳で、75歳以上は36・5%を占めた。今回の調査では、そのうち40歳以上を対象に、胃、大腸、乳房など12の部位について、5歳刻みの年齢ごと、進行度ごとに治療法を分析した。
 高齢のがん患者は、年齢、進行度とも上がるにつれ、若い世代の患者とは治療傾向が大きく異なっていた。
 がんの進行度は、病期(ステージ)で表し0から4にかけて進行するが、例えば患者数が最も多い大腸がんで、ステージ3の場合、75~84歳の約52%、85歳以上になると約80%が「手術のみ」だった。一方、40~64歳では、手術(または内視鏡)に抗がん剤を組み合わせた治療が約75%を占め、「手術のみ」は約16%だった。
 75歳以上は、それ以下の若い世代と比べ、「治療なし」の割合も多かった。大腸がんのステージ4では、85歳以上の「治療なし」は約36%。これに対し、40~64歳は「治療なし」は約5%、「手術(または内視鏡)」と「抗がん剤」を組み合わせた治療が約57%と最も多かった。
 75歳以上の患者は、糖尿病や心臓病など他の病気を抱えていることも多い。調査からは、抗がん剤などによる負担の大きさや、患者・家族の意向などから、積極的な治療を控える傾向がうかがえる。
 肺がん(非小細胞がん)の場合も、75歳以上の患者は「放射線のみ」の人や「治療なし」の割合が多かった。非小細胞がんのステージ4で85歳以上は「治療なし」が58%を占めたが、40~64歳では「治療なし」は約9%。40~64歳は「抗がん剤のみ」が約49%で最も多かった。
 大腸がん、肺がんを除き、85歳以上かつステージ4の患者で「治療なし」だった人の割合を見ると、胃がんでは56%。特に治療が難しい膵臓(すいぞう)がんでは60%だった。一方、乳がんや前立腺がんでは、高齢でも抗がん剤治療を受ける割合が高かった。
 国立がん研究センターの東尚弘がん登録センター長は「高齢者といえども状態は多様で、年齢だけで一律に区切ることはできない。個別の状態に応じた治療を、医療現場が行うことが重要」と指摘する。
 ◇最適治療、迷う医師 70歳以上データ乏しく
 がんの治療は、現時点で最良の治療であることが証明され、一般的な患者に推奨される「標準治療」を行うのが基本だ。しかし、標準治療の基となる臨床試験は、多くの場合、70歳以上は対象外とされ、高齢者のがん治療の根拠となるデータは乏しい。
 それより上の世代に、どういう治療が最適なのかは明確な基準がなく、医師の裁量に任されているのが現状だ。患者の全身の状態が不良で、標準治療ができない場合もあり、現場では判断に迷う医師も少なくない。
 そうした事情もあり、政府は、高齢者に適した治療法の研究を促進し、がん治療の指針を新たに策定する予定だ。近く閣議決定される政府の「第3期がん対策推進基本計画」(2017年度から6年間)でも世代別の対策を盛り込む。
 同時に、高齢者に対する抗がん剤の効果について大規模な調査を実施し、治療の根拠となる基礎データを集める。高齢者にとって身体的な負担の重い抗がん剤投与による延命効果を疑問視する声もあり、科学的な分析が必要と判断した。
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遠隔で死亡診断、開始へ 情報技術活用、看護師通じ

2017年09月16日 20時54分54秒 | 行政
遠隔で死亡診断、開始へ 情報技術活用、看護師通じ
2017年9月13日 (水)配信共同通信社

 厚生労働省は12日、自宅や介護施設で亡くなった患者の元へ医師がすぐに駆け付けることができない場合に、テレビ電話など情報通信技術(ICT)を活用し看護師を通じて死亡診断するための指針を通知した。今後、看護師向けの研修を始め、本年度内にも遠隔での死亡診断が始まる。
 高齢化に伴う「多死社会」を迎える中、自宅など希望する場所でのみとりを進めるのが狙い。
 指針では、遠隔の死亡診断を認める要件として、(1)末期がんなどで患者の死期が近いことが予想される(2)医師への連絡体制が整い、ICTを使った死亡診断に患者や家族が事前に同意している(3)離島などで医師が直接死亡を確認するのに12時間以上かかる(4)一定の教育を受けた看護師が診断に必要な情報を医師に報告できる―などを挙げた。
 医師の指示を受けながら看護師がタブレット端末のテレビ電話などを通じて聴診や心電図の確認をし、写真撮影を実施。医師は受け取ったデータを基に診断し、看護師が死亡診断書を代筆する。
 看護師は5年以上勤務し、訪問看護や介護施設での3年以上の実務経験が求められ、法医学に関する講義や研修を受けなければならない。
 ICTを活用した遠隔診療については、死亡診断とは別に一部認められている。
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島根大 新生児難病 早期発見へ

2017年09月16日 20時52分41秒 | 医療情報
島根大 新生児難病 早期発見へ
2017年9月13日 (水)配信読売新聞

 ◇OTC欠損症 出産直後の特定可能に
 島根大学医学部は、新生児の代謝異常など先天性の25疾患を調べる「新生児マススクリーニング」と呼ばれる検査で、これまで特定が難しかった病気の一つ「オルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)欠損症」を世界で初めて測定できるようになったと発表した。
 同学部付属病院で生まれた新生児を対象に8月21日から、検査を開始している。
 同学部によると、OTC欠損症は、肝臓でアミノ酸を分解する酵素の一つであるOTCが、先天的にないために、体内で有害なアンモニアを無毒化する仕組みが機能しなくなる病気。8万人に1人の割合で発症するという。
 嘔吐おうとやけいれん、意識障害、発達障害などの症状が見られ、突然死も起こりうる。早期に発見できれば、肝臓移植などの治療により、健康に暮らせるようになるという。
 今回、発見が可能になったのは新生児マススクリーニングのうち、「タンデムマス検査」と呼ばれるもの。生後4~6日の新生児から採血した少量の血液を、ろ紙にしみこませて調べる。これまでに可能だった22疾患の特定に加え、新たにわかるようになった。
 検査費用は県が負担しており、OTC欠損症の特定に追加費用はかからない。同学部は、県内の医療機関からの依頼があれば、検体を預かってOTC欠損症の検査を行う考えだ。
 研究者代表で同学部小児科の小林弘典助教(42)は「OTC欠損症の患者に出会う中で、なんとしても測定できるようにしたいという思いがあった。早期発見で、多くの子どもを助けたい」と話している。
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感謝

2017年09月16日 17時37分26秒 | 私自身や健康
婆の感謝一番は
やっぱり
2人の孫が無事生まれたこと
そして、大病することなく育っていること
これ以上の感謝はない

2番目の感謝は
婆自身がまだ生きていること

この、1、2の感謝を思えば一日が穏やかに過ぎる


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台風と重なった運動会

2017年09月16日 16時45分39秒 | 運動スポーツ


運動会
子孫の笑顔


台風
この両日が
重なってしまった

秋雨
肌寒く
合服に着替える

孫は早めにシャワーをし
一人は友と
一人はママと
午後を過ごして

婆は外来定期受診をキャンセル
子孫たちを迎えに行く
台風のお陰様で
そうゆっくりと
時間が流れ
この時を
プラスに感じて

明日の台風の直撃
限りなく
事故のないことを
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「生まれてよかった。そう思えることが人生に勝つことです。」

2017年09月16日 16時35分52秒 | 日野原重明
「生まれてよかった。そう思えることが人生に勝つことです。」
 日野原重明

☆終わりよければすべて良し☆
生きているうちには、辛いことや悲しいことだってたくさんあります。けれど、最期に「生まれてよかった」と思えるならば、それは良い人生だった、ということです。人生は、終わりよければすべて良し、です。...
⭐️日野原先生がNHK番組⭐️に出演されます。
「NHK映像ファイルあの人に会いたい」という番組で全国放送。歴史に残る著名な人々の叡知の言葉を今によみがえらせ永久に保存公開する「日本人映像ファイル」を目指すという趣旨のものです。
放映日時
9月23日(土) 午前5時40分~ 午前5時50分
スマートシニア全員集合!! (fb新老人の会 本部)
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