30兆円の大台突破 医療イノベーションに411億円
配信元:
2012/09/05 11:18更新
この記事に関連するフォト・情報記事本文 厚生労働省は5日、平成25年度予算の概算要求をまとめた。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた創薬の研究支援など「医療イノベーション」の推進に411億円を計上した結果、一般会計総額は24年度当初予算比2・9%増の30兆266億円となり、初めて30兆円を突破した。保育所の待機児童解消には同7・2%増の4612億円を投入し、受け入れる児童数を約7万人拡大する。
医療や環境など3分野を対象に、予算の上乗せ要求が認められている特別重点・重点枠での要求は計1088億円。再生医療の実用化や革新的な医薬品の開発を世界に先駆けて行う医療イノベーションの推進が柱で、臨床研究中核病院を新たに7カ所整備し、がんや難病の治療法の開発を後押しすることなどを盛り込んだ。
生活保護受給者や社会的に孤立した人への支援策には142億円を投じ、就労支援や家計相談を行う総合相談窓口のモデル事業などを実施する。「現金給付」が原則の生活保護の住宅扶助費について、自治体が家賃を直接大家に納め、住居を提供する代理納付を積極的に活用するための予算も要求した。
待機児童対策では、受け入れる児童数について(1)保育士らが子どもを預かる「保育ママ」を1万人から1万3千人(2)延長保育を58万人から60万2千人(3)病児・病後児保育を延べ143万7千人から延べ171万8千人-に拡大する。
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2012/09/05 11:18更新
この記事に関連するフォト・情報記事本文 厚生労働省は5日、平成25年度予算の概算要求をまとめた。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた創薬の研究支援など「医療イノベーション」の推進に411億円を計上した結果、一般会計総額は24年度当初予算比2・9%増の30兆266億円となり、初めて30兆円を突破した。保育所の待機児童解消には同7・2%増の4612億円を投入し、受け入れる児童数を約7万人拡大する。
医療や環境など3分野を対象に、予算の上乗せ要求が認められている特別重点・重点枠での要求は計1088億円。再生医療の実用化や革新的な医薬品の開発を世界に先駆けて行う医療イノベーションの推進が柱で、臨床研究中核病院を新たに7カ所整備し、がんや難病の治療法の開発を後押しすることなどを盛り込んだ。
生活保護受給者や社会的に孤立した人への支援策には142億円を投じ、就労支援や家計相談を行う総合相談窓口のモデル事業などを実施する。「現金給付」が原則の生活保護の住宅扶助費について、自治体が家賃を直接大家に納め、住居を提供する代理納付を積極的に活用するための予算も要求した。
待機児童対策では、受け入れる児童数について(1)保育士らが子どもを預かる「保育ママ」を1万人から1万3千人(2)延長保育を58万人から60万2千人(3)病児・病後児保育を延べ143万7千人から延べ171万8千人-に拡大する。