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"おいない"の京都最新情報

2016年10月06日 09時12分04秒 | 【京 の 季 節 の 花 便 り】
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 
 
★豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)が一六〇六(慶長十一)年に秀吉の菩提を弔うため建立した東山区・高台寺で北政所を偲び、月命日の六日にちなんで毎年十月六日に「ねねをしのぶ茶会」を茶室・傘亭で開いています。
吉野太夫ゆかりの「遺芳庵」を公開し、関係の深い島原の太夫の参加を得て、太夫道中と御点前が披露されます。
茶会に先立ち、豪華な衣装の錦糸入りの打ち掛けに身を包み、かんざし二十二本できらびやかに髪を飾った島原の太夫は、禿と呼ばれるお付きの童女二人と傘持ちの男性を従え、お寺の勅使門を出発して方丈に向かって、独特の背の高い三枚歯の下駄で一歩ずつカランカランと響かせながら境内の石畳参道をゆっくりと左右の高下駄が半円を描くような「内八文字」と呼ばれる独特の足さばきで練り歩く太夫道中があった。
高台寺には名妓として名高い吉野太夫をしのんで建てられた茶室がある。これにちなみ、平成十八年(二〇〇六年)から北政所茶会に太夫道中が催されることになった。
当時、柳馬場二条に秀吉が許した花街が、最終的に島原に移転した縁もあることから、高台寺が北政所を供養する献茶会にあわせてこの日に行われる。

 
 

★京の五花街の一つ、宮川町の秋を彩る公演「みずゑ会」(十月六日開幕)が公開された。
芸舞妓が総員五十六名で日替わりで出演し、日頃の稽古のおさらい会とはいえ、その熟練の技で披露される舞は通にも評判です。
毎年古典から曲目を選んでいます。
演 目:     地 唄        鶴の声  
       常磐津・長 唄      汐 汲
       長 唄         紅葉詣
      清 元         鳥 刺
       秋宵旅つれづれに
           【四国めぐり】新土佐節・金毘羅船々・祖谷の粉ひき唄
           一合まいた・よさこい節・阿波よしこ    指導 清元志寿子太
黒紋付きの舞妓による地唄「鶴の声」で幕開け。「汐汲」は一八一一(文化八)年に初演された際の常磐津と長唄の掛け合いを復活させた。秋の情緒を表現した長唄「紅葉詣」や、とりもちの付いたさおで小鳥を捕る様子を舞踊に取り込んだ軽妙な清元「鳥刺」と続いた。
「愁宵(しゅうしょう)旅つれづれに」では、新土佐節や金比羅船々など四国の民謡6曲に合わせて多彩な踊りを次々と披露。総踊りの「宮川小唄」でフィナーレを飾った。
■場 所: 宮川町歌舞練場(東山区宮川筋)
■日 時: 二〇一六年一〇月六日~九日
■料 金: 一等指定席券(一階・二階正面)八〇〇〇円、
        二等指定席券(二階):四〇〇〇円、

 



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