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【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

おいないの京都最新情報

2008年09月14日 10時50分06秒 | 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

*「十五夜」は旧暦の八月十五日の満月の夜が一般的で、今年は九月十四日が「十五夜」で、この日の月は「中秋の名月」と呼ばれ、一年中で最も美しいとされている。
この時期に収穫する農作物を供え、その代表が里芋だったことから付いた別名は「芋名月」ともいわれ、江戸時代には里芋を供えて食べていたようです。
今ではススキを添えての"月見だんご"です。
この日は陰暦の秋(七~九月)の丁度真ん中に当たり、「中秋」と呼ばれる。
ちなみに十五夜だからといって必ずしも満月というわけではない。 

★中 秋 の 夜 は 優 雅 に 観 月

今年は十五夜にあたる九月十四日を中心に京都市内の有名社寺では、さまざまな観月の催しが開催される。
上賀茂神社  「賀茂観月祭」 華麗な雅楽や舞楽の奉納、月見団子やにごり酒の接待
下鴨神社   「名月管弦祭」 古式ゆかしい舞楽・箏曲・十二単衣の平安貴族舞の奉納 。
平野神社   「名月祭」 民謡や雅楽の演奏。
府立植物園  「名月観賞の夕べ」 園内の大芝生地で名月を楽しむ。
       コンサートや天体望遠鏡で月を見るイベント。
八坂神社  「観月祭」 舞殿で弥栄雅楽会による管弦・舞楽・琴の演奏。
妙心寺塔頭・退蔵院  「観月茶会」 非公開の「囲の席」を見学し、精進会席を楽しむ。

★左京区:赤山禅院は比叡山延暦寺の別院であり、毎年中秋の名月に合わせて催されるという秘法のヘチマ加持祈祷が、この日は比叡山千日回峰の阿闍梨により奉修されます。
病よけにもいろいろありますが、これはぜんそく封じ。
ヘチマの茎からとった水は古くから化粧水やぜんそくの薬として知られてきました。
本堂にはヘチマが供えられ、参詣者にはヘチマ護符が授与され、御神酒、粗飯、へちま汁、抹茶の接待など盛りだくさんな行事で、一日中祈祷を受ける人が絶えません。

★伏見区・御香宮神社では、ろうそくの明かりの下で伝統芸能を鑑賞する「御香宮神能」が九月十四日夜上演され、観客を幽玄の世界へといざなう。
御香宮神能は豊臣秀吉が伏見城の守り神とした神社、鳥羽伏見の戦いでは、薩軍の屯所にもなった御香宮の能舞台での能と仕舞、狂言で、室町時代から神事として続いており、毎年秋に境内の能舞台で、ろうそくの柔らかな光りが舞台を包み、虫の音が響く中、開かれている。
能楽が猿楽と呼ばれていた六百年以上前から催されている。
神能は、日没になると本殿と向かい合う形で設けられている御香宮能舞台で、舞台の回りのろうそくに灯が灯され、奉書紙を通して漏れる柔らかな光が舞台を照らし、ろうそくの明かりで演じる「蝋燭能」として親しまれている。

★西京区・大原野神社で九月十四日、本殿で秋の実りに感謝する「御田刈祭」の神事の後、境内で神相撲の奉納が行われた。
五穀豊穣を祝い、江戸中期、一七一七(享保二)年頃から続く伝統の祭。
本殿での神事に続き、氏子代表の力士がお祓いを受け、清めの紙と呼ばれる半紙をくわえ、四本柱を塩で清めて相撲を取ります。
「心」「技」「体」の化粧まわしを着けた少年横綱らの土俵入りに続いて、地域の小学校の児童による個人戦や団体戦、また赤ちゃんの健やかな成長を祈る赤ちゃん相撲などが行われた。
今年一月に新調された境内の土俵場は地域住民や観光客らで賑わいを見せていた。

参考画像は http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html まで