京都巡礼ブログ

私、笈川知隆は現在東京に住んでいますが、毎月京都に行ってお
ります。京都での発見・体験・出会いなどを書いていきます。

【京都巡礼】五山の鳴龍 ~相国寺(1)~

2004-11-28 01:53:44 | お寺さん
天井に描かれている龍は、狩野光信によるものです。当時、天井まで足場を作り描いたそうです。素晴らしい想像力!
ここは相国寺の法堂。案内しくれるおじさんは、懇切丁寧に一人一人、鳴龍の説明をしてくれます。

法堂の真ん中よりも入り口側にある、ある一点に立ち、柏手を打ちます。

 パァン!
 ビィンィンィンィンィンィンィン…

 パァン!
 キィンィンィンィンィンィンィンィンィン…

 パァン!
 ヒィンィンィンィンィンィンィンィンィンィンィン…

なるほど、確かに鳴いている。ちょっとでも場所が変わると、この響きはないのです。音がこもります、不思議ですね。

相国寺ですが、開山はあの夢窓国師。そしてその背後には足利幕府三代将軍の義満がいました。
足利義満は金閣寺創建で有名ですけど、実は金閣寺はこの相国寺の末寺であり、相国寺がその本山なのです!これには驚きました。

さて、鳴龍がある法堂には創建者である義満さんの木像があります。
そしてその横には東照宮の神号が入った位牌(っていってよいのかな?)がありました。木像と位牌に挟まれて、、何かがあったのですけどね、、忘れちゃいました。豊臣の何かだったかな。。
足利が建て応仁の乱で荒廃し、豊臣により復興され、徳川により保護され、現代に至っています。

歴史の長い禅寺、相国寺をこれから紹介していきます。

最新の画像もっと見る