三年目のはじまりは．．．

現在通っている咲き織り教室は４月に開かれている作品展が一年の締めくくりになり、６月より新年度がはじまる。

今は横浜赤レンガ倉庫で教室全体の作品展が行われていて、私のお手伝いの日もある。新年度はメンズベストからはじまるとの連絡があったので、主人の着物と長襦袢を解いて洗濯機にいれる。

私が結婚したころは、家に帰ってくると着物に着替えくつろいだもので、そんな写真も残っている。義母が縫い上げた着物だったが、時代の移り変わりの中で、いつしか着られなくなっていた。

仕付け糸のついたままの着物を解きながら、息子が喜んで手を通してくれるような作品に仕上がることを願っている。　干したあとの指先がほんのり藍に染まっている。

ますます勢いをまして．．．

今日はカーテンを開けると、窓の外は一面に白い靄がかかり、何も見えない。窓をあけて目を凝らして景色を少しでもと思っても自分の目を疑うほどの濃い靄だった。

しばらく眺めていたが、なかなか晴れない、車は音がするのだから走っているのだけど、ライトも見えないほど。八時過ぎたころからかすかに周りが霞んで見えるようになった。こんなになるのは珍しい。

カラーの花束をいただいてから数日たつが、だんだんと花が開き、勢いをましている。朝、切りたてをいただいたので花瓶の中で活き活きしていて見ている私にもそれが伝わり元気をもらっている。何でも新鮮ってすばらしい。

シュークリームを学んで。

今月のお菓子教室はシュークリーム。

今までこのお菓子は買っていただくもので、家で作るのは大変難しいと決めていました。だけど先生は絶対に失敗なんかしないって仰るので楽しみで。先生宅のお庭は春のかわいらしいお花がいっぱい。後でいただいたグラニデ・ドゥ・テのグラスの前にもお庭の花がそっと置かれて．．．。ス・テ・キ

三人一組で実習がはじまり、クリーム作り、シュー生地を焼き、レシピと先生の手先に神経を集中させる。先生の説明はとてもわかりやすく、失敗しそうなところもきちんと注意をしてくださる。そして完成し、自分でデコレートする。
教室でいただいたのは一緒に作ったリングシューで華やかでおいしかった。
春一番に摘まれたお紅茶とで会話を楽しみながらいただく。

年に数回の貴重な時間で、若いお友達とはパソコンメールで連絡しあってお教室の時間あわせをしたりしてそれも楽しい。

パン先生からの贈り物

パン先生からもう幾種類のパンを教えていただいただろう。今日、先生は見事なカラーの花束と初物の筍と菜花を持ってきてくださる。カラーは私が結婚式の折りブーケに選んだ大好きな花で普段でも活けるが、こんなにたくさん抱えてきてくださるなんて．．．胸が熱くなる。早速主人の肖像画の前に活ける。花も葉も新鮮で美しい。今朝、車で出かけて求めてきてくださったとか、筍は今茹でてそのまま冷ましている。明日の朝食は筍ご飯にして主人にお供えして一緒に春を味わうことにしよう。先日４２回目の記念日を迎えたばかりなので、心づかいに感謝して楽しませていただく。

今日のおいしい学習は．．．

今日はでとても気持ちがよい。
ベランダで栽培している小松菜もパセリもミントもイチゴも日に日に大きく成長している。
10時からパン先生が訪ねてくださり、今日のお勉強は（メロンパン）、生徒は前もってパソコンメールで受け取ったレシピを見ながら材料を量り、テーブルに準備しておく。どんなふうにして作るのかワクワクしながら待つ。
先ずパン生地を作り、醗酵させているあいだに上にかぶせるクッキー生地をつくる。だんだんパン屋さんで見かけるあのメロンパンの形があらわれる。はじめて2時間半後には玉子色にコーティングされた甘い香りのメロンパンが焼きあがる。　　上出来でさくっとした歯ざわりと口解けに大満足する。幸せな気分でいっぱいになる。

四十二回目の結婚記念日

周りの山々の桜花が、あの激しい雨と風にも耐えて今日も山頂まできれいに咲き誇っている。いつもにない連日の楽しみが続いている。

天気は晴れて朝からガラス窓を拭き、植木の手入れ、咲き織りの次回作の布地を選び、洗濯機でガラガラ洗い干す。

娘からメールが届き、４２回目の結婚記念日ですねではじまる。パパが亡くなってかなりの年月がたち、命日のほうが心に強く残っていて、記念日は秘かに自分だけの想い出にしていたけど、メールはとても暖かく嬉しかった。

人にはいろいろな記念日があるけど、二人の子どもを恵まれた日も私の大切な記念日。今リビングに流れている曲は三大テノールのトゥーラントッド、先日娘が持って訪ねてくれたもの。もう、何回も聞いている。

銀座で太巻き寿しを．．．

汗ばむほどののなか、久しぶりに銀座に出かける。　　

春休みと桜見物が重なったのか、観光客の姿も多い。少しの間に銀座も様変わりして、昔の面影は裏通りにも少なくなってきた。房総の祭り太巻き寿しの講習案内で一日教室に出かけた。父の故郷千葉県は大きく海側と山側にわかれ、海側は海産物を使ったお寿司が、山側は農作物で生ものは使わない。
父の故郷は山側なので、よく父の実家では何かにつけて祖母が色とりどりで子どもが喜ぶ花、カタツムリ、チュウリップなどをもっと太く巻いて食べさせてくれた。

そんな思い出と懐かしさで参加してみたが、見ると作るは大違いで、切り分けてみると、あらら！の世界になる。でも、楽しかった

今回で二度目とか、前回参加の方は手際よく作っている。やっぱり復習をしないと、ね。同じ調理台の一致した意見でした。　
　参考の本があれば求めていくつかマスターし、父母の命日に供えてともにあの頃を懐かしみたいとおもう。

春の強風は．．．桜散らし。

せっかく磨いた窓ガラスを雨と風が台無しにしている。でも、ガラスに張り付いているのは桜の花びらでびっくり。
ベランダの下の方に2本の桜の木があるので、きっとあの強い風に巻き上げられてきたのだろう。
でも、長いこと住んでいて初めての経験、しばらくこのままにして眺めようとおもう。。
今日は保土ヶ谷まで出かけるのにバイクに乗り坂を下ると途中にある桜の木から花びらが降るように舞い、しばしスピードを落として楽しむ。車窓からの桜はどこもかしこも満開で美しい。
天気予報士が3月は風の強い日が多いとグラフを前に伝えている。厚いコートの季節は確実に終わったなと実感するこの頃で動作が少し機敏？になった気がする。半袖セーターではまだ寒かった。