先月29日、民主党代表選の投開票が行われ、決選投票で野田佳彦氏が215票を獲得。30日、第95代の新首相が誕生した。
野田新首相の誕生は、私にとっては想定した通りだった。決選投票になれば、小沢氏の支持を受けた海江田氏の票が伸び悩むのは必然であり、結果を見ると、小沢氏の勢力を大きく抑え込んだ完勝だと言えるだろう。
小沢氏側としては、最初の投票で過半数を獲得したかったところだろうが、前原氏が票を割る役割を果たした。その意味で野田新首相としては、前原氏に感謝の念を感じていると思う。民主党の党3役、政策調査会長に前原氏を任命したのも頷ける。
今回の閣僚人事の評判はあまり良くないようだが、私はそれほど悪いものとは思っていない。党3役の幹事長に小沢氏に近い輿石氏を、政調会長代行に自民党と対話ができる仙谷氏を任命するなど、小沢氏と対立し自民党からは叩かれまくるばかりだった菅政権に比べると、もう少し落ち着いて仕事を進めることができると思う。
また野田新首相自身について財務省の傀儡などと揶揄されているようだが、財政改革が必須である今の日本経済の状態を考えれば、適任と言えなくもない。5人の候補者の中でも、落ち着き方は良かったと私は見ている。
野田内閣の支持率は59.9%で、政権交代後の鳩山内閣発足時の68.7%には及ばないものの、菅政権発足時を上回り、好スタートを切っている。これをどのくらい維持できるかが、野田新首相の腕の見せ所だ。
国家のリーダーであれ、企業のリーダーであれ、私が思う「リーダーに求められる資質」を挙げるとすれば、次のような要素になるだろう。
・まず自分自身で考える
・しかし、自分の知識が不足していたときには
・誰か知っている人を探し、質問する
・その意見を参考に、自ら検証し、考える
どんなに能力が高い人でも、100%自分が正しいということはあり得ないし、何から何まで自分が知っているということは出来ない。だから、自分自身の知識や考えを補い、検証していくということが重要だ。
そうした複合的な理解の上に、自分が信じる道、国家や企業が進むべき方向を決め、ゴールに至るまでのスピードを決定する、というのがリーダーの役割だと私は思う。単に命令するだけの指導力があっても、リーダーとしては不充分だ。
野田新首相にはぜひそのようなリーダーであって欲しいと思う。何から何まで一人で考えて決断するというのでは、菅前首相の二の舞だ。
自分とは異なる意見に耳を傾け、複数の意見から全く別の新しい意見を導き出せる能力が求められている。それは、私が言う「論理思考」そのものだ。これは練習によって身に付ける能力だ。日本の指導者として要求される必須の能力の1つだと私は確信している。
野田新首相の誕生は、私にとっては想定した通りだった。決選投票になれば、小沢氏の支持を受けた海江田氏の票が伸び悩むのは必然であり、結果を見ると、小沢氏の勢力を大きく抑え込んだ完勝だと言えるだろう。
小沢氏側としては、最初の投票で過半数を獲得したかったところだろうが、前原氏が票を割る役割を果たした。その意味で野田新首相としては、前原氏に感謝の念を感じていると思う。民主党の党3役、政策調査会長に前原氏を任命したのも頷ける。
今回の閣僚人事の評判はあまり良くないようだが、私はそれほど悪いものとは思っていない。党3役の幹事長に小沢氏に近い輿石氏を、政調会長代行に自民党と対話ができる仙谷氏を任命するなど、小沢氏と対立し自民党からは叩かれまくるばかりだった菅政権に比べると、もう少し落ち着いて仕事を進めることができると思う。
また野田新首相自身について財務省の傀儡などと揶揄されているようだが、財政改革が必須である今の日本経済の状態を考えれば、適任と言えなくもない。5人の候補者の中でも、落ち着き方は良かったと私は見ている。
野田内閣の支持率は59.9%で、政権交代後の鳩山内閣発足時の68.7%には及ばないものの、菅政権発足時を上回り、好スタートを切っている。これをどのくらい維持できるかが、野田新首相の腕の見せ所だ。
国家のリーダーであれ、企業のリーダーであれ、私が思う「リーダーに求められる資質」を挙げるとすれば、次のような要素になるだろう。
・まず自分自身で考える
・しかし、自分の知識が不足していたときには
・誰か知っている人を探し、質問する
・その意見を参考に、自ら検証し、考える
どんなに能力が高い人でも、100%自分が正しいということはあり得ないし、何から何まで自分が知っているということは出来ない。だから、自分自身の知識や考えを補い、検証していくということが重要だ。
そうした複合的な理解の上に、自分が信じる道、国家や企業が進むべき方向を決め、ゴールに至るまでのスピードを決定する、というのがリーダーの役割だと私は思う。単に命令するだけの指導力があっても、リーダーとしては不充分だ。
野田新首相にはぜひそのようなリーダーであって欲しいと思う。何から何まで一人で考えて決断するというのでは、菅前首相の二の舞だ。
自分とは異なる意見に耳を傾け、複数の意見から全く別の新しい意見を導き出せる能力が求められている。それは、私が言う「論理思考」そのものだ。これは練習によって身に付ける能力だ。日本の指導者として要求される必須の能力の1つだと私は確信している。
ま、原発関連から目は覚めてましたけど・・・
大前氏は政治については語らないほうがいい。ましてや政治家養成など論外。
鳩山、菅、から閣僚まで野党批判専用の実務能力無き、理想主義の素人議員ばかり。
学級委員長くらいの責任感しかない。中小企業の社長さんたちの方が倒産したら負債を背負う分、背負っている責任は重い。
日本も大統領選のようにすれば、「こんなにバカだったの!?」と後で気付くようなことも無くなるではないでしょうか?
それに総理大臣選挙を勝ち抜いた人は精神的にもタフでしょう。
また、国民も現在よりは政治に関心を持ち、投票率も上がるでしょう。
特に管氏に関してはスパイ容疑で逮捕されてもおかしくないレベルのことをしていますが。
余程のことがなければ少なくとも2年間は出来ないでしょう。
与えられた条件の中でベターな選択をしたという意味合いでは?
現政権を選択したのは騙されやすく何の危機感も持たない能天気な国民なのです。
考えてみたらわかる。
自分たちの利益の事しか考えていない。
報道の自由を盾に利益を貪り食う姿は醜い。
総理大臣や閣僚が次々と辞めて行く背景には官僚と結託している記者クラブを組成している大手マスコミが起因している。
記者クラブを解体しない限り、真実の報道はなされない。
世界でも類を見ない記者クラブ制度を解体し、情報の画一化、情報操作、世論操作が無くなれば知恵のある日本は必ず1番になると私はみている。
直ぐ出来るそして復興と同時進行も可能な、議員定数削減や公務員給与削減・制度改革などを軽視して、増税一辺倒。我々が選んだのは「ムダを省いてくれるから」だったはずなのに・・。
政治家の能力は、コンピテンシー(力量)で、知識・意識そして体験経験、即ち、実行力です。
残念ながら、期待できそうもない。