7時10分、起床。
クロワッサン、ソーセージ、スープパスタ、牛乳、珈琲の朝食。
珈琲カップとスープカップは田中一光の作である。実にいい色合いである。10年以上前からの彼のファンであるが、年々人気作家となり、「グレインノート」へ行っても彼の作品が出払ってしまっているということがしばしばである。先日の松本旅行のとき、「グレインノート」で6月29日から7月7日まで田中一光展があると知った。もし先に知っていたらその時期に松本旅行に行ったのにと地団駄を踏んだ。
食事をしながら『Dearにっぽん』を観る。
青森市から車で4時間。下北半島の西端、佐井村牛滝地区に、去年の春、ひと組の夫婦が1男3女を連れて帰ってきた。小さな漁村の楽しみは、年に二回行なわれる伝統の神楽。「囃子をやりたい」と憧れる長女の聖奈ちゃん。しかし、神様が女を嫌うという理由で、100年以上の歴史で一度も女性の参加が許されたことはない。ひとりの女の子の願いを、伝統と生きてきた地区の男たちはどう受け止めるのか。それぞれの葛藤の日々を追う。(番組案内から)
昨日のブログを書いてアップする。
昼過ぎに昼食を食べに出る。
今日は母の日、駅の周りには花屋の露店が出ている。
下丸子へ行く。
下丸子といえば駅舎の隣の「喜楽亭」である(たまに天ぷら屋「長寿」)。
前回来た時、「来月あたりから値上げをいたします」とご主人が言っていたが、そうなっていた。チキンカツ定食は950円→1100円となっている。
ぎりぎり千円札一枚で食べられるメニューも何品か残ってはいるが・・・
やっぱりいつものチキンカツ定食を注文する。
値上げの営業は何かで出てますかとご主人に聞いたところ、「いまのところありません。みなさん、しかたないよねと思って下さっているいるようで。でも、実は、半年先くらいにまた値上げをしないとならなくなるかもしれないのです。仕入れの値段が上がる一方なんです。そうするとお客さんが減ったり、注文されるメニューが変わったりと影響が出てくるだろうと思います」とのこと。本当に値上げの連鎖というか、ドミノ倒しが止まらない状況である。春闘のベースアップなど焼け石に水である。政府が無策である限り、庶民は財布の紐を引き締める(倹約)という自衛手段で行くほかはなく、値上げに踏み切った商店は売り上げが落ちて、差し引きゼロ、いやマイナスに陥るだろう。「これが生活が苦しくなっていくということか」と多くの人が「貧しさ」というものを身に染みて感じる時代になっていくのである。
帰りに東急プラザの「神戸屋キッチン」で明日の朝食用の食パン(半斤3切れ)を買う。
娘が来たので夕食は娘のリクエストで鯖のおろし煮。
デザートは苺。
食事をしながら『岸辺露伴は動かない 密漁海岸』(録画)を観る。
娘がやってきたのは書庫にある本を物色するためである。段ボール一箱分に詰めてコンビニから宅配便で送った。志賀直哉、堀江敏幸、村上春樹、ジャック・ロンドン、武田麟太郎、ジョン・ダワー・・・。愛着や思い入れのある本が多いが、私はもう小さな活字の本は読めないので(まったく読めないわけではないが、目が疲れるので)、書庫にあっても宝の持ち腐れである。好きなだけ持って行ってよい。
重量制限の関係で段ボールに入らなかった数冊は鞄に入れて持ち帰った。
「私は持ち帰らないでね」
風呂から出て、『サンデーソングブック』をタイムフリーで聴きながら、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。