フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月27日(金) 雨

2014-06-28 11:20:58 | Weblog

     8時、起床。

     卵焼き、パン(「あをや」の丸パン)、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

     お昼に家を出て、六本木の国立新美術館へ。

     複数の展示会が開催中だが、私のお目当ては「日本教育書道藝術院同人書作展」(第34回)。卒業生のTさんが出品されているのだ。

     広い会場にたくさんの作品が展示されている。

     Tさんと合流。彼女はいまフリーランスだが、今日は前の職場で朝から仕事をしていて、そこから駆け付けた。今日は1時間ほどしか睡眠をとっていないらしい。会場には私より早くついて、居心地のよいソファーで居眠りをしていたとのこと。お疲れ様です。

     今回のTさんの作品。ブルーハーツの「月の爆撃機」(詞:甲本ヒロト)を素材に選んだ。下段に詞の全体を書き、上段に一部(太字)を抜き出してある。

     「こうして他の作品たちと一緒に並べて見ると、粗い感じがします」とTさん。その言葉には反省だけでなく、自負も含まれているよう思われた。この作品には彼女の「生きる覚悟」が率直に表現されていて、私は好きです。

ここから一歩も通さない
理屈も法律も通さない
誰の声も届かない
友達も恋人も入れない

手がかりになるのは薄い月明かり

あれは伝説の爆撃機
この街もそろそろ危ないぜ
どんな風に逃げようか
すべては幻と笑おうか

手掛かりになるのは薄い月明かり

僕は今コクピットの中にいて
白い月の真ん中の黒い影

錆びついたコクピットの中にいる
白い月の真ん中の黒い影

いつでもまっすぐ歩けるか
湖にドボンかもしれないぜ
誰かに相談してみても
僕らの行く道は変わらない

手掛かりになるのは薄い月明かり

     作品の前に立って両手を広げるポーズをとってもらう。一枚だけ、垂直にジャンプしてもらった。「本日の浮遊」(林ナツミ)風。ご協力ありがとうございます。

 

 

     地下一階のカフェテリア「カレ」で昼食。ハヤシライスとオレンジジュース。

     帰りは美術館直結の千代田線乃木坂駅から地下鉄に乗る。私は大学へ、彼女は会社へ。

     5限・6限はゼミ。

     本日のスイーツは4年生のIさんが用意してきた「神楽坂おこし」。包装が美しい。

     おこしといえば浅草の雷おこしが有名だが、こちらの方が上品な味わい。

     6限の3年ゼミ後に撮った一枚。I君とKさんの誕生月を祝って。

     9時に大学を出る。神楽坂で下車して、「夜トンボロ」に寄って食事をしていく。

     客は私一人だった。

     ポテトサラダに野菜を添えてもらう。

     先週はたらこのクリームスープスパゲッティだったので、今日はミートソーススパゲッティ。茹で加減が前回とは違う。前回は少し固め(アルデンテ)だったが、それはスープスパゲッティだったからだろう。

     食後にコーヒー(酸味と香りのAブレンド)。

     カウンターの中の哲学青年とおっしゃべりをしながら、1時間ほど滞在。一週間の疲れを癒す。

     11時、帰宅。明日明後日はとくに予定は入っていない。久しぶりの何の予定も入っていない週末だ。