フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月3日(月) 曇り

2014-02-04 01:28:00 | Weblog

      7時半、起床。

      気がつけばすでに2月で、今日は節分だ。節分からキス(接吻)を連想する人は世の中にそう多くはないだろうが、決して私だけということはあるまい。

    トースト(2枚)、フランクフルト、ポテトサラダ、アプリコットジャム、紅茶の朝食。今日は暖かい。

     ゼミ1期生のKさんが蒲田にやってきた。週末に友人の結婚式に出席するため郷里の鹿児島に帰って、さきほど飛行機で羽田に戻ってきたのだが、私にお土産の「かるかん(軽羹)」を渡すために蒲田まで来てくれたのだ。1年前に研究室に来たときは、「たんかん(短桶)=ぽんかんとネーブルオレンジの交配種で鹿児島の名産品」をもって来てくれたから、彼女のお土産は「かん」で韻を踏んでいる。

     蒲田駅で待ち合わせて、「phono kafe」へ案内する。彼女がゼミ生だったときに私が付けた彼女のニックネームは「アフタヌーン」というのだが、彼女が漂わせている「午後のまどろみ」的雰囲気をうまく表現していて、ゼミ生たちからも、そしてKさん本人からも、好評だった。その彼女と今日は文字通り午後のお茶を飲むわけである。

    二人ともご飯セットを注文し、6種類ある惣菜を全部注文して、シェアして食べた。 「phono kafe」は初めての彼女は、テーブルに並んだ料理を珍しそうに、そして美味しそうに食べた。

 

 

    デザートは、私は紅茶、Kさんはコーヒーを注文して、鹿児島直送の「かるかん」をいただく(持ち込み料として大原さんにもおすそ分けする)。是枝監督の映画『奇跡』に登場した元祖明石屋の「かるかん」である。自然薯と米粉と砂糖だけで作られたお菓子で、雪のように白く、そして、しっとり、もっちりとして、ふんわりとした甘さがある。素朴でありながら上品なお菓子だ。メーカーによっては中にあんこの入ったものもあるようだが、「かるかん」に関しては、私はあんは余計だと思う。できたら現地で、ふかしたてのものを、切り出してもらって食べてみたい。

     国会議員の秘書をしているKさんは、「phono kafe」に一時間ちょっと滞在した後、職場(永田町の議員会館)に戻って行った。

     豆まきをしてから夕食。本日の献立はサーモンのソテー(ホワイトソース掛け)。

     数日前から我が家の二階と三階の間の階段に紙袋が置かれている。どうやら妻が私にくれるバレンタインのチョコレートのようなのだが、なぜ階段に放置されているのか妻に尋ねると、冷蔵庫が一杯で、かといって部屋に置いておくと室温で溶けてしまうからとのこと。それで階段に放置ですか。書庫でもいいんじゃないかな。それよりも前倒しでもらってしまっていいかなと聞くと、いいわよというので、もらいうけることにした。

     久が原にファクトリーショップがある「BEL AMER」というチョコレート専門店のものである。

        種類の違う丸い板チョコが10枚入っている。 

     さっそく一枚味見をする。マンディアン・フレーズというナッツとドライフルーツと苺パウダー入りのホワイトチョコレートである。うん、これは美味しい。値段を聞いて驚いた。一枚あたり三百円近くする。ダロワイヨのマカロンより高い。これはパクパク食べるわけにはいかない・・・と思いつつ、3個食べてしまった。どうして今年はグレードアップしたチョコレートなのかというと、妻が言うには、息子が名古屋に行ってしまったので、二人分の予算で一人分のチョコレートを買ったのだという。そういうわけか。であれば、息子が大学院を卒擁して浮いた学費分を(その一部でいいから)私の小遣いに回してくれないだろうか。