まるぞう備忘録

無題のドキュメント

苦しい時に乗り越える4つのコツ。

2021-05-15 10:28:59 | 陰と陽の理論

防災カレンダー
東京都杉並区から西方向





プレジデントオンラインの記事です。

前編
介護、ワンオペ育児、子宮摘出…"壁に穴だらけ"の家で3児育てる40代女性が耐えた「罵詈雑言の夜」
目が不自由な義父、精神不安定の夫
「近畿地方に住む40代の女性は20代で結婚・出産して以降、苦労の連続だった。精神的に弱い夫は壁に穴を開け、妻に罵詈雑言を浴びせる。一時同居した義父は目が不自由で介護が必要だ。両親も肺炎や認知症を罹患した。ワンオペで3児を育てる女性はパニック障害になり、その後、子宮摘出することに――」
https://president.jp/articles/-/46058

後編
「目の前で失禁・大便」人間崩壊する母の介護をする娘が心の平穏を辛うじて保てた"ある活動"
介護で忙殺される中コロナ陽性の夫
「介護認定調査員をしている40代の女性は仕事柄、多くの要介護者に会う。介護の対処の知識はあったはずだが、いざ実母が要介護状態になるとその対処に苦慮した。日に日に、何もできなくなる親の下の世話もする女性が“心の平穏”を辛うじて保つことができたのは、唯一続けていた「ある趣味」のおかげだった」
https://president.jp/articles/-/46059

 凄まじい境遇だなと思います。もし自分がこの女性の立場だったら、どうやって乗り切っていくだろう。と思いを巡らせます。
 そして大きな峠を越えたこの女性の言葉は私達にいろいろなことを教えてくれます。記事から抜粋します。

「私は介護認定調査員という仕事柄、たくさんの認知症の人を見てきましたから、『現状、精神的な症状が出ているから、次は身体的な症状が出るかな』とか、『被害妄想が出たからそろそろ中期に入ったかな』といった感じに先がある程度わかるので、そこまで介護がつらいとか苦しいとかは感じませんでした。母親が同じことを何回もするときもイライラせず、『今日は何回やるかな?』と楽しむように努めましたし、おむつ交換も、『今回はこれだけ時間がかかった。次はもっと短時間でやろう!』みたいに毎回チャレンジしていました。介護っていつまで続くかわからないものなので、そうやって気持ちを前向きに保っていないと、続けられないと思います」
・・・
「自分に使える時間がないのはつらかったですが、自分の母親を介護することで、介護する人の気持ちがわかるようになったのはよかったと思います。認定調査員の仕事で介護中の家庭を訪問しますが、『今、この人はここに困ってるんだろうな』ということがわかるようになって、『この部分はつらくないですか?』などと声をかけやすくなりましたし、『私も介護をしています。一緒に頑張りましょうね』と言うと、相手の方も安心されるようで、『介護のことがよくわかる方でよかった』と喜ばれるようになりました」
・・・
自分なんかよりもっと苦労されている方がいることを知ると、『私ももっと頑張ろう』と思うことができました。認定調査員の仕事では、日々利用者さんからの学びや気付きがあります」
・・・
「認知症の症状の経過を知っていれば、ある程度手立てがわかります。だから病気に関して学び、情報収集しておくと振り回されずに済み、少しは介護が楽になるのではないかと思います。そして、けっして1人で抱え込まないでください。私は無理を続けて自分が介護うつになってしまった人をたくさん知っています。完璧を求めるあまり、自分を責める人、暴力に出てしまう人もいます。ダブルケアの人はなおさら、絶対に1人でやろうとしないで。介護サービスをしっかり使って、できるだけ楽に、横着して介護をしてほしいと思います。そうでないと、介護は続けられません」
・・・
「母は、全介助必要な状態になってまで、長生きを望んでいないと思います。ベッドで硬直したまま動かない人や浮腫んだ人、いろいろな方を見てきましたが、食べられなくなったら無理やり食べさせる必要はなく、母親の場合、自然に枯れるように亡くなるのが本人の望みでもあるのではないかと考えています」
・・・
松野さんは現在、週に1〜2回、1回あたり5〜6キロをジョギングし、体力維持に努めつつ、市の陸上クラブの小学生や中学生のコーチとして、子どもたちとともに大会に出場している。
(略)
しかし松野さんは、介護が一番大変な時期も、大好きな「走ること」を諦めなかった。
介護者と被介護者の距離が近すぎると共依存関係に陥りやすいが、時間の長短にかかわらず、介護のことを忘れて、自分で自分のために使う時間を守ることができる人は、その危険性が低いように思う。難しいことかもしれないが、誰もが自分の人生を生きられる社会の実現を望んでやまない。



本当に大変な時期でもそれを乗り越える4つのコツ

1,遊び心。

 この女性は、介護の中でも自分の中で「小さなゲーム」を見つけていました。これは人間の本能でもあります。
 子供の頃から私達はどんなことでも「遊び」にすることが出来ました。
 そしてその「遊び」は人の心を強くします。苦しい状況でも乗り越えることができる大きな後押し。

 ナチスの収容所に入れられても「遊び」を作って自分の息子を守った映画を思い出します。

© ライフ・イズ・ビューティフル

 心の中に「遊び」を生み出せる人は強い。
 私はお笑いが大好きです。youtubeでもお笑い動画を良く観ます。
 辛い境遇の人こそ「遊び」や「お笑い」が心の支えになる。私はそのように思っております。



2,自分より苦しい人を助ける視点。

 この女性は職業柄、自分よりも介護で苦労している方を知っていました。
・自分だけが苦しいんじゃない。
・自分より苦しい方もいる。
・少しでもそういう苦しい方を助けたい。

 こういう気持ちも彼女を強く強く支えました。

 私は被害者意識が残念だと思うのは、それが本人の生きる力を削ぐからです。
 でも自分と同じように苦しい人がいることを知ることや、そういう人を少しでも助けたいと思うことは、自分自身を助けることになる。

 彼女の実体験を通しての言葉の重みを感じます。



3,専門家に相談する。

 そして重要なことは、一人で抱え込まないこと。これが本当に重要です。
 私の経験で生きるのが上手な人は他者への相談が上手な方でした。きちんと専門の知見のある人に早めに相談すること。

 一人で抱え込むのはその人の長年の癖なので、私のブログのような一文でどうこうなるものではないでしょうが、それでもやはり「一人で抱え込まないで、早めに専門の知見のある人に相談して欲しい」そのように思います。



4,自分自身の居場所を確保する。

 そしてこの女性は、その苦労から一時的でも距離を置ける避難場所がありました。それはジョギングという趣味でした。

 100%どっぷりと苦しい状況のままだと、窒息してしまうかもしれない。
 しかしあそこまで泳げば息がつける。苦しさから距離をおける場所があれば、人はそこまでなら泳げます。

 これは前述の「一人で抱え込まない」に通じます。
 苦しい状況を乗り越えるために、そこから距離をおける自分なりの避難場所はとても大切です。自分だけの趣味の場所。



 そして重要なことは、どんなに苦しい環境であっても一生続くのではない。必ずそれは一段落。その峠が終わる時がある。その時は必ず来る。だから大丈夫。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
==========
エクソソームという成分による物だそうです。
大規模接種の後の感染拡大とも、関連があるのだと感じますが、
妊娠中の人は、二週間くらいは濃厚接触は控える等。。。
今は、様々な情報が錯綜しています。
もし、差し支え無ければ、
この件に関しての、まるぞうさんのお考えを伺えたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

→ 身を守る仮説があるのなら、そしてその仮説の実証が実生活での害にならないなら、試してみるというのが私の持論です。

==========
まるぞうさん、表面と心の底の判断について伺った者です。まるぞうさんの見解を教えていただいてありがとうございます。
そうですよね。今の生活はどちらかと勝ち負けで言ったら勝ちです。だけど中身は空っぽです。自分が空っぽで感覚を麻痺させて居ることで皆が落ち着いて暮らせるならと自分に言い聞かせています。そして見えない流れもこれを望んでいるようです。が、心は苦しいんですよね。ずっと自分に蓋をしている感じがします。

→ もし今自分が、この世を離れるとしたら。自分の心の中にあるもの以外、全てを手放して置いていく事になったら(そしてそれは近い年月のうちに必ず来る)。その時自分は何か後悔するだろうか。後悔するとしたら何を後悔するだろうか。

という臨終の視点は役に立つと思うのでしょうが、いかがでしょうか。

==========
都が五輪中止を言えば保険で賄えるという意見があります。本当ならいいですね。保険会社が大損ですが。だから言わせない??
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2f5d53cd6ff1062f2fa10b265bcbdad9a8b3118?page=2

→ 保険の規約が公開されていない以上、噂話のレベルを越えていない話です。
「IOCが開催が可能と判断している状態で、開催都市が一方的に開催を放棄した場合でも、IOCが開催都市に請求する賠償金を保証する」という保険があるのでしたら、大丈夫でしょう。

大切なのはそういう状況でも保険がカバーできるかです。私達の日常生活でも「保険に入っているから大丈夫」
保険会社「ああ、この場合は保険適用外ですね。ほらこの小さい字できちんと書いてありますよね。」
ということは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。保険とはそうように支払い条件を厳しく制限して成り立っている。

==========
どうしたいか。どうすることが確実なやり方か。とAIを利用するのは人間です。
どのような質問をAIにしたら、このような世の中になったのでしょうか?
まだ、どのような人がAIを操っていますか?

→ 陰謀論小説を読むには
・どちらにしろ自分は自分の人生を精一杯生きていくには変わりない。
・この人生で一番大切なことは、自分の心の奥底の自分との同行二人旅だということだ。

という達観できる心構えが必要です。

==========
この記事につけるべきコメントを前の記事につけてしまいました。修正出来ればお願い致します。

→ すみません。コメントの修正は出来ないのです。gooブログは管理者ができるのは「公開/非公開」の設定だけなのです。

==========
父は信仰宗教だけではなく宗教全般(特に神道。神社にお参りしてはいけない宗教だったので鳥居をくぐるのが怖いみたいです)に嫌悪感を持っていましたが、最近は神社で手を合わせることには抵抗を持たなくなったようです。
歳を重ねると、理屈ではなく何事がおわしますかは知らねども、、の心境になってくるのでしょうか。

→ 興味深いお話ありがとうございます。

==========
五輪の契約書読み込みが足らないのと知識がなくて解れないのだけれど。違約金の設定はないとは見ました。

→ 契約書に「IOCは開催都市に賠償を求めない」という条項はないので、IOCは開催都市に損害賠償を求めることは出来ます。

・IOCは開催できると判断しそのように指示しているのに
・開催都市が一方的に開催を放棄した場合の
・IOCが被る興行収入や放映権収入などの損失
について。

また保険についても、そもそも条項が問題だと思います。保険の条項は保険金を支払う側のプロが作っています。というように私は考えています。

===========
僭越ではございますが、皆さんがご自身で考えるきっかけになれれば幸いです。

→ いつも詳細な考察ありがとうございます。大変参考になっております。ありがとうございます。

==========
防災意識が気になって、コメントさせていただきました。
昨日の夕方、場所は東京の町田市寄りにいたのですが、ものすごい音で「ドン!!!」と、一回 縦揺れがあり、その直後は震度も出てなくて、後から調べたら都内が震源地の地震でした。
このような日常になり、不要不急の外出は自粛しているので今日は、子供達と防災用具と持ち物の点検をしようと思いました。

→ 情報ありがとうございます。縦揺れましたよね〜。

===========
https://www.sakagura-press.com/sake/covid_19_5_ala/
【寄稿】日本酒にも含まれるアミノ酸(5-ALA)がコロナを100%阻害!?

→ 情報ありがとうございます!

==========




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13 コメント

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善も悪もない (Unknown)
2021-05-15 11:32:55
何時も詳細なコメントを下さる、Dr. ?
unknown 様 多分お忙しい時間を割いての解説。素人のたわ言と聞き流す事も出来るのに、その優しさが伝わります。
(ただ、解説が専門的で素人は理解がちぐはぐになる点はお許しください。)

先週の隕石のゆっくり動画を思い出しました。「善も悪もない」ですね。

それぞれが、自分でしっかり考えて悩んで選択する。これを体験したいと名乗り出てこの世にやってきたんだから。

○○○○については、今は色んな解説を聞けば聞くほど、難しくて良く解らないので(頭悪くてすいません。)ちょっと様子みます。ただ、諸事情で打った人に何もおきませんように。
Unknown (まる)
2021-05-15 11:42:08
いつもありがとうございます。

今回の記事の方に比べると、私なんて全然ですが、
母親のことで、今まで私がやってきたことを、
行政サービスに頼ることにしました。

きっかけは、私が一定期間実家に行けなくなったからです。
デイサービス、宅配弁当は今までも利用してました。
近所の方も毎日サポートして下さっています。

兄は、日々のサポートは中々難しく、
今回もやってくれましたが、
パンツ交換はデキなかったようです。
本人に大丈夫と言われて、出来てると思ったようです。異性だと難しいですね。

なるべく母親の嫌がる、知らない人を家に入れることをしたくなかったのですが、
前からケアマネージャーさんから提案されていたものを、受けることにしました。

罪悪感があり、私が出来るだけしようと思っていて、
ただ最悪行けなくなったら、
どうしようとは常々思っていました。

今回、これから契約ですが、
母親にも私の為にと言って、
納得してもらいました。
すぐ忘れちゃうと思いますが。

なるべく長く家で過ごし、
それが無理なら施設とは思っています。
これも、罪悪感がどう私を揺さぶるのかわかりません。

子供は大きくなってはいますが、
家庭とパートの仕事と実家と頑張ってきましたが、
やはりサービス使えるものは使うですね。

そう思えるのも、やれるだけは頑張ってきたからかなと、自分でですが思います。

趣味は、地域猫のお世話と猫のYou Tubeを観ることです。

ありがとうございました。
介護 (nijipapa)
2021-05-15 12:19:45
私の母も「義父」「義母」「実母」の介護を乗り越えた尊敬すべき存在です。
趣味はリコーダー。
壮絶な介護生活の中でも、リコーダーの時間だけはなんとか確保していました。
あと、体操もなるべくやっていたように思います。
介護を終えた後、葬儀では悲しみではなく
・なんとも言えない達成感
・やり切った感
・逃げずに最後までやり遂げた自信
を感じた、と言う話を聞いたことがあります。
現在私も「介護」の仕事をしているため、母の体験談は大変参考になります。
当時は今のような介護サービスも充実していなかったので、より大変だったと思います。
「認知症」なんて言う言葉もまだあまり知られていない時代ですし。
今のように「認知症」に対する知識が多くの人に少しずつでも浸透していくと、助け合いの良い社会が進んでいくのではないかな、と期待しています。
現役介護中 (Unknown)
2021-05-15 14:01:54
今日の記事は参考になりました。
要介護5の母を介護している息子(50代)です。
私の場合は、数年前まで父も介護していたので、同時に2人の介護状態でした。
この時が一番きつかったと思いますが、その当時は、自分自身も気が張っていたのでしょうね、目の前の事を日々こなして行くことで精いっぱいで、周りを見る余裕も何も無かった様に思えます。
父が無くなり、葬儀等々一通りの事を終えた頃、若干ですが、軽いうつ状態になりました。
無気力な感じで、頭もうまく働かない感じでした。もっと酷くなれば、私自身も病院にお世話にならないといけなくなったのでしょうが、幸いにも、さほど酷くはならずに、復活出来た様です。
2人介護の状態が数年あったものですから、今、母は寝たきりで何も一人でする事が出来ない状態ですが、2人介護のMAX介護状態の事を思うと、全然大丈夫な状態です。それでも、近所の方や友人や会社の同僚からは、「よくやっているな」と、関心されるのですが、私自身にすると、全然何でもない事なので、「はっ何が?」という感じです。
自分も強くなったんでしょうかね(笑)
私も、同様に、今日はおむつ交換が早く出来たとか、着替えがスムーズだったとか、色々と楽しむ様にしています。これで正解なんですね。なんだか少し嬉しいです。
2人介護状態の時に、担当のケアマネさんから言われた事が、「介護は一人で頑張ったらあかんで、私らを頼ってええんやで、時々、介護苦で殺人事件があるけど、その事件を起こした人は頑張った人なんやで」と、言われました。今でも心の隅に残っています。
まあ、ちょっと頼りすぎになっている部分もあるので、その部分は注意せないかんと思ってます。
私よりも大変な状態の人、若いのに介護されている人、大勢いらっしゃるとおもいますが、絶対一人じゃないんで、そばに見ている人が必ずいます。
頑張ったらいかんのやけど、ぼちぼち頑張ろう!!
Unknown (Unknown)
2021-05-15 15:33:54
子供の介護事情をなんとかしたいです。
行政に頼るにも、頼る場所がまだ確立されていないていうか。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210205/k10012850851000.html

https://www.sagasix.jp/column/care/young-carer/
Unknown (Unknown)
2021-05-15 16:38:27
何故今までmRNAワクチンは使われなかったのか?

勝手ながら個人的見解をコメントさせて頂きます。
・・・比較的単純なお題だったので、興味のある方はお時間が許せば是非一人ひとりご自身で考えて頂ければ幸いです(長文で読みにくくてすみません)。

①お金
どんなに優れた医薬品でも、儲けが出ないことには誰も手を出しません。
世知辛い話ではありますが、最大の理由はお金だと思います。

②ワクチンビジネス
そもそもワクチンを取り巻くビジネス環境は非常に厳しいものがあります。

季節性インフルエンザの様に毎年需要が変動するワクチンについては、足りなくなったら命を粗末にしていると言われコスト度外視の増産やライン増設の圧力、余れば赤字。
最大需要に応じた設備なんて到底維持出来ない。

定期接種の対象になっているワクチンならよいかというと、そうでもない。
現在定期接種を認められているものは、基本的に抗体価が長期間持続するもの。つまり数が極端に少なくて採算があわない。単価を上げたくても公定価格なのでそれも出来ない。そもそも高薬価のワクチンだったら定期接種になることはまずない。

効きが弱ければ売れないし、よく効いたら効いたで(撲滅/収束して)売れなくなる。

また治療用の医薬品と異なり基本的に健康な人(にも)投与することもあり、求められる安全性レベルが高すぎる(特に一部のマスコミ)。企業イメージへの影響を考えるとそのリスクはさらに増大する。

ワクチンは基本的に儲からないビジネスなのです。

③開発、製造費用
ワクチンに限らず、(治療ではなく)予防効果のデータを取るには、通常に比べて長期間かつ大人数の被験者が必要となります。特に発症率の低い疾患ではなおさら。
例えば季節性インフルエンザ、あれだけ身近で大量の患者がいても感染率は10%(例年約1,000万人と推測されている)。
実薬とプラセボそれぞれ100人被験者を集めても、プラセボで感染するだろう人はわずか10人になってしまい分析も何も出来ない。発症するかどうかもわからない人を何人集めればいいことやら。
開発費用で大きな比重を占めるのが臨床試験。そして人数が多ければ多いほど費用がががります。
そもそも絶対的な患者数が少な過ぎる。

またワクチンは基本的に生物学的製剤なので、工場も特別な設備と管理と人員が必要で、一般の医薬品との共用も出来ないことから、専用の施設が必要になります。
新設や増設?今時近隣住民の反対運動必至です。

金がなければ開発も製造もできないと言うことかと思います。
mRNAワクチンに限らず、既に他のワクチンが存在している領域に別の新しいワクチンが参入すること自体、極めて難しい状況です。

④最近開発された技術
mRNAワクチン自体はそこそこ昔から研究されていましたが、有効性・安全性の両面で実用化が進んだのはIT技術とビックデータ処理技術の進展に伴う、ここ3〜4年間の急速な周辺技術の進歩です。
それまではどれだけ金があっても技術的に実用化は難しかったのです。

有効性:
mRNAは安定性が低くタンパク質を作る前に分解してしまう→スパイクタンパクの塩基の一部を置換してタンパク質を作り終えるまで分解されない様にした
mRNAの翻訳効率が悪い→mRNAにcap構造という修飾を加えて20倍の効率でタンパク質を作れる様にした
mRNAをなかなか細胞内まで届けられない→脂質ナノ粒子で包み細胞内まで確実に到達出来る様にした。

安全性:
mRNAは異物であり自然免疫の攻撃を受けるので炎症などの副反応が出る→mRNAにcap構造という修飾を加えて自然免疫の反応を抑えた
mRNAの量が多く副反応が出る→有効性を改善することによりmRNAの量を減らした

これらの技術はノーベル賞確実な公開情報も有れば、各社の企業秘密もあります。
特許出願数を見てもここ数年で急速に進化したことが見て取れます。
https://www.nature.com/articles/d41573-020-00119-8

儲からない分野に投資してるじゃないか?
これらの技術は大手企業が開発したものではありません。全てベンチャー企業が最近のIT技術の進展を背景に、長期にわたり細々と開発してきたものの成果です。(高い薬価を許容できる国では、裕福層の希少疾病向けに最低限の需要はあった)
実際、ファイザーはビオンテック、アストラゼネカはオックスフォードの技術を買った(正確にはメルクに流出しかけた所を、英国政府に押し付けられた?)ものであり、決して一から自ら開発したものではありません。

⑤大量の資金投下
金が律速段階になっていたところへパンデミックが発生して、世間の期待が集まりました。
そこへトランプが「Operation Warp Speed」と銘打ってワクチンなどの開発製造流通までを対象とした国家プロジェクトをぶち上げ、これに約1兆円の予算を注ぎ込みました。
負けたらたまらんと、EUでも同等規模のプロジェクトが実施されました。
おまけに買取保障付きです。と言うより取り合いになりましたが(これらの国は金出しているので優先権があって当たり前です)。

グローバル大手はこれをチャンスとばかりにベンチャーから技術を買って治験を進めました。
足りなかったのは金と患者だけです。施設は金さえあれば力業でなんとかなります。これらが解決したのでグローバル大手は一気に動き出したのです。
ベンチャーにはワクチンそのものを作る技術はあっても、臨床試験を実施する能力も人員も持っていないので(そもそもベンチャーは開発した新薬候補を大手に売りつけるビジネス)、当然協力します。
欧米の保健規制当局は、通常なら第一相から順番に進める臨床試験を例外的に第三相まで同時進行させることを認め、臨床データを集める期間も短縮しました。
それでも投与期間が短かったですが、審査当局は本来の通常承認とは異なる緊急使用許可と言う制度を利用して、ワクチン接種に漕ぎつけたのです。

⑥注意
上でも触れましたが、米国ですら未だにコロナワクチンに対して通常の承認を与えていません。
あくまでも緊急使用許可を得ているだけの状態です。
5/10にファイザーが通常承認の申請をしたとのことなので、今後たもワクチンも含め順次通常通りの審査を受けることになると思います。
不足していたデータが揃いますので、この結果が出ると安全性に関する議論も多少落ち着くと思います。

ただしもちろん、10年後、30年後の副反応についての結論は出ません。
新薬なので、10年後の状況は10年後、30年後の状況は30年後にならなければ、誰にもわかりません。

※個人的には「高リスク群には接種推奨、それ以外には非推奨」派です。

※中途半端な陰謀論よりも、グローバル大手によるお代わり戦略(変異株に効く新しいの作った!→毎年接種→毎年お買上げ)などを警戒した方がいいかも?
Unknown (たま♪)
2021-05-15 20:55:22
>youtubeでもお笑い動画を良く観ます。

可能ならば、まるぞうさんの好みのお笑い動画を教えて下さい~☆
好きな芸人さんでもいいですー☆
あ、でもトップシークレットかもしれませんね~☆
Unknown (unknown)
2021-05-15 22:58:30
※中途半端な陰謀論よりも、グローバル大手によるお代わり戦略(変異株に効く新しいの作った!→毎年接種→毎年お買上げ)などを警戒した方がいいかも?

いつも詳細な解説ありがとうございます。これ、種子市場を巡るモンサントを連想してしまいました。
 だからこそ、国産メーカーに頑張って欲しいです。今開発中の国産ワクチン製造は4社あり、シオノギは今年中に間に合うかと言うことなんですが、来年以降を目指している会社も。。間に合うのでしょうかね。
 ニュースでも国産なら日本での変異に迅速に対応できるとのことでしたし、副反応も軽減されるとの期待もあるようですね。でも、儲からないのだから、国が保証しないと上手く行かないと。
 国産に失敗すれば、外国企業に命を握られるかもしれません。とすれば、安全保障に関わる問題ですね。
ttps://answers.ten-navi.com/pharmanews/20139/
Unknown (うさぎのロン)
2021-05-15 23:17:03
ファイザーCEO、モデルナCEOは、其々保有株を売却したそうですね。やはりビジネスでしかないのでしょうね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-11/QJN4I1T0AFB901
周回後れで、日本人は接種していく予定ですが、mRNAワク◯◯の将来的な影響は、まだ誰にも分からない…。そうなのでしょうか。もやもやしますね。

インドで感染回復者の間でムコール症という真菌感染が急増しているという記事がありました。治療に用いたステロイドによる免疫抑制剤の影響かと言われています。免疫のバランスとは微妙なものですね。
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52302016/

また、免疫抑制といえば、最新のドイツの研究でファイザーの遺伝子ワク◯◯は、ウイルスに対して免疫抑制作用をもたらすという査読前ですが、論文もあります。
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52302016/
今後、私たちの免疫機能は、どうなっていくのか、分からないということが分かっている状態なのですね。
Unknown (Unknown)
2021-05-16 00:15:48
まるぞうさん、続けてご返答いただきありがとうございます。今日の介護のお話と皆様のコメント参考になりました。ゆくゆくどうするかはまんま臨終の視点のアドバイスで答えは出てしまうので置いておいて、今の生活に並行して自分の居場所?は必要だなと思います。私にとっては内側の自分を出せる場所、演技?役割を行使する意識を持たなくて済む時間です。この世の家族とは一体なんなのでしょうね。過去の仕事で色んな型の家族に関わる機会が多かったので、漠然とずっとその疑問が頭にあります。いつかまるぞうさんにとって家族とは?みたいなお話を聞いてみたいです。具体的なまるぞうさんの家族ではなくて、人類にとっての家族とはみたいなものですかね。上手く言えませんが…。
このようなことが話せる相手がいないので、吐き出させていただいて更にきちんとまるぞうさんが返事をしてくださったことで、なんだか気持ちが楽になっています。結論や結果を出すのではなく、このような人とのやり取りは大切ですね。ありがとうございました。

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