まるぞう備忘録

無題のドキュメント

日本人からの伝言。自分をPRしないことの美徳。

2015-04-07 09:47:10 | 日本人からの伝言
1月24日の記事に対する桃棒さんからのご指摘は以下のようなものでありました。

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まるぞうさんへ

記事の内容はとても興味深いものでしたが、いくつか問題、および疑問点があります。

1)>そのために当時世界最大のGDP国=眠れる清と戦争します。まさかの勝利。

「まさかの…」をimprobable と訳しましたが違和感がぬぐえません。ある国が戦争を仕掛けた場合、それは勝算があるからではありませんか?

2)>帝国主義も金儲け主義も、エッセンスを吸収し自分たちの流儀で世界トップクラスに育てました。しかしこれらは日本人の元々の性質とは相容れないものだったようです。

日本は帝国主義、経済活動、どの分野でもトップクラスに行けた、そしてそれは今でも続いているのではありませんか?アメリカのように大企業があって、莫大な収益を得て、中には芸術活動を助けたり社会貢献に使う方々もいるでしょうが、日本人には「利益を上げる事へのあくなき追求」つまり利益への欲求は今でも大多数の国民の意識に染み付いているのでは有りませんか? 

3)>日本人の元々の性質とは、寛容性と、あとは自分の創意工夫で創り出すことでした。
それで人が喜んでもらえれば本当に幸せなのです。
植民地を増やすこととか、金融資産を倍々に増やすことは、本当は日本人がやりたかったことではありませんでした。

記事の大部分は、日本がどのように帝国主義を目指し成功したか、日本がどのように産業を発展させて経済活動でも成功していたか…それらの分野ですぐれていたことが読み取れますが、いきなり記事の最後にこの文章は納得しかねます。日本人に実在する「元々の性質」ではなく、まるぞうさんが夢に見ている「本来日本人がこうあるべき姿」を読まされている感じがします。

桃棒より
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もちろん私が夢見ている日本人像というものが私の意識の根底にあるのは間違いありません。
しかしそれでもそれが事実であるという客観的な確証があるものだけを何度も推敲したものを記事にしようと試みています。
自分の思いたい日本人像と乖離した内容でもそれが事実であれば、やはりそれはきちんと公平に公正に評価すべきものであるのです。


したがって1月24日の記事については、序盤でありますから、記事のペースを少しおとしてできるだけ客観的なところからゆっくり噛み砕くことにいたしました。


客観的とはたとえば学術的な数字の統計データなどです。
あるいは日本人ではなく他の国の人々が日本に対してどう見ているかという意見なども準客観的な意見といえます。


以上が日本語読者の方々への前振りでありまして、以下からがフランス語訳にして頂きたい本文であります。はじまりはじまり。



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昨日の記事について海外の方が日本をどのように観ているかというインターネット掲示板の意見を抜粋しました。
実はこのようなサイトは数多くありまして、海外の人たちが私達が気がつかない日本の特徴を指摘しておりとても興味深いのです。


彼らの日本人に対する指摘は大きく次の二つです。

1、治安のよさ、礼儀正しさ、清潔さ

2,独特の文化、創造性、好奇心

この2点は実は日本人を語るにはとても重要なポイントであると思います。
ただ私が上記内容をいくら褒めたたたえても、それは私が自分の中の願望を詩にして歌っているにすぎません。



だからたとえば海外の日本人ファンの人たちは、こういう視点で日本人の美徳を魅力に感じているみたいですよ。
という例をまず述べました。


しかし昨日の記事に対する日本の読者の方の反応をみますと、4人コメント頂いたうち3名が「外国人が日本人を褒めるコメントの抜粋」に対して感情的にネガティブな反応でありました。


これこそ非常に日本人の特徴を表している事例であろうかと思います。
日本の文化とは「自分はすごいんです」とPRすることは良いことではないと思う文化であります。
本当に自分がすごいのであれば、自分は黙っていても、まわりが自ずとそれを認めてくれるはず。
自分は黙っていても隠れていても、必ず観ている人はいるのだから、「自分はすごいんだぞ」と自己PRをすることは、恥ずかしいことなのです。


私達日本人の社会ではこれはアタリマエのルール(空気)です。
しかし一歩日本を出るとこの謙虚さは美徳ではありません。
もし本当に日本がスゴイのなら、きちんとPRすべきである。
もしPRできないのであれば、それは本当はすごくないからではないか。
もしPRできないのであれば、それはやましいところがあるからではないか。



フランス語圏の方々に知って頂きたいことは、このように日本人とは「自分をPRしないことが美徳である」という価値観が根底にあるということです。
これはこの記事のシリーズの後半最後に関連してくると思います。



つづく



おひさま、ありがとうございます。


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7 コメント

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鏡のなかの僕。 (Unknown)
2015-04-07 10:27:51
何故鏡を観るか?自分を観る鏡に恥ずかしくないか。自分を好きでいれるか。しかし。外へ社会に出れば、全部ぶっ飛ぶ。それでも生きていかなければいけない。地球実験室。環境も人を育てると思いました。ルールでのPRとは、みえかたをしる試みと思いました。過去と未来の現実現在の感情感覚思考。とても。はっとします。理解とは里心の思いやり力なのですね。とても勉強になります。ありがとうございます。お疲れ様です。m(__)m。
Unknown (空色)
2015-04-07 11:29:19
まるぞうさん、今日の記事が読めて本当に良かったです。同僚の挑発に同調するところでした(笑) みてるひとはみてますもんね♪ 内容がわかりやすく、心に届きました。ありがとうございます。
Unknown (KEHKO)
2015-04-07 11:44:47
まるぞうさん、毎日の記事の更新楽しみにしております。
昨日の記事の内容を読むにつれて、泣けました。嬉しくて、…。
私も、まるぞうさんと同じように日本大好きなんだなぁ、…。と実感しました。
日本人であることを誇りに思いました、…。
Unknown (ゆり)
2015-04-07 13:19:46
なるほど…
毎日のようにテレビから国内に発信される自画自賛には違和感を感じていましたが、考えてみたら海外では自己アピールがあたりまえでしたね。
苦手さから、思わぬ方へ転ばされてる事ありましたorz
たしたかに、日本、日本人の良さは海外の声を聞くまで、あまり意識したことありませんでした。
日本人のあたりまえ、大事にしたい年代です。
ありがとうございます。
自画自賛 (ますみ)
2015-04-07 18:10:34
最近は日本の良さを取り上げたTV番組が増えてますね。
日本の良さに改めて気づかせてくれるという意味ではいいことだと思っています。
しかしながらやはり私も違和感が…。

日本総本家はわりと好きなんですが、
すごーいですねなんちゃらはなんかあんまり好きになれません。
母(76才)は「この番組はえばりすぎるから嫌い」と申しておりました。
どうしても「どう? おれってスゴイだろ?」的な自己アピールに感じてしまいます。
観ていて私も恥ずかしさが拭えません…

まるぞうさんのおっしゃる通り、ことさら主張しなくても一生懸命仕事をしてそれが誰かの役に立っている、そのことに喜びと誇りを感じる、というのが日本人の良さなんだろうなと思います。

その上で、自分はこういうスタンスで仕事をしている、というアピールは必要なんでしょうね。
これからの日本人の課題でしょうか。



超余計なこと言ってるかもしれません。 (玲玲)
2015-04-07 19:28:40
帝国主義って言葉が出てきて、そうか、海外では現代にも帝国主義が続いているから日本人が経済的にもトップクラスでいられる、と思われているのか、とビックリしました。
改めて帝国主義ってなんだっけ?と再確認しました。日本人がトップクラスでいられる為に勉強頑張れと言われたこともないし、会社の利益の為に頑張れとか、頑張ろうとか考えることはありましたが、日本の為にというより自分と周りの人間の為にとか、お給料が上がらなくても、良い仕事したい、とか真面目でいたい、とか、それだけだったのだな、とかうまく伝わらないですね。
これを書いたら失礼かもしれませんが、日本の帝国主義は、敢えて「日本帝国主義」と別物の主義にしたい気持ちもあります。
これを書くと、戦争責任の気持ちが無い、と言われる気がしてビクビクしながら書く気持ちですが、日本帝国主義とは世界の列強諸国に肩を並べることが出来て、負けないだけで良い、って感覚でした。他国に侵略される恐れがなく、日本人が日本人でいられる国があれば良い、それぐらいに受け止めていました。
これを書いているだけで、なんか申し訳ない気持ちになるのはなんでしょうか。
軽い気持ちに受け取られる可能性もあるからか?
侵略したくせに、と。
でも、日本人の素晴らしさて言ったら、キヨスクの素早い対応するおばちゃんも、新幹線で一分一秒を争う速さで流れるように掃除するアルバイトの方々も、時給が800円でも、1,000円でも、正社員でも、アルバイトでも同じ仕事をして頑張る気持ちがあるから、日本は経済活動でもトップクラスになったとは言いたい。
Unknown (最初はみみ)
2015-04-08 00:40:45
美徳のツボが違うと難しいですね。
謙譲の美徳とか、日本特有でしょうか。
記事途中に、もし、PRできないのであれば
それは本当はすごくないからではないか。
。。。。。やましいからではないか。
違う視点の端的さに、可笑しくなって楽しくなりました。
見えない部分をも察する、受け止める。
例えば御先祖様との繋がりや、供養を通して感謝するとか。
組織において、人を育て、全体が円滑に推進出来るよう陰ながら動くとか。
人間関係に於いて、その人の言葉の背景を想像しながら理解に努めるとか。
なるだけPRしないで、自然に振る舞いたい。
そうありたいと、努力する。
そんな日本人的な発想や行動は、見えない、見せないからこそ粋であり、味があり、有難く感じると、思うのですが。
客観的に伝えるの、確かに難しいですね。
まるぞうさんの展開を楽しみにしています。

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