まるぞう備忘録(=・3・=)

無題のドキュメント

アメリカン・マインドの甘やかし。前編。

2020-12-01 10:57:24 | 今日のひとり言

ポリティカル・・コレクトネスを生み出した土壌。

 現在アメリカは国内が二つに分かれている事実上の内戦に近い。そのように思います。人の歴史とは振り子が揺れては戻るという大きな流れに沿って進んでいきます。

 さて現在のアメリカの分裂の大きな要因の一つが「ポリティカル・コレクトネス」という社会の流れでありましょう。
そしてアメリカの学者が考察したアメリカ社会の問題についての本。

『アメリカン・マインドの甘やかし:善い意図と悪い理念は、いかにしてひとつの世代を台無しにしているか(The Coddling of the American Mind: How Good Intentions and Bad Ideas Are Setting Up a Generation for Failure)』

 この「アメリカン・マインドの甘やかし」では、3つの問題点について述べています。

1,無菌培養の脆弱性

 本著では「虚弱性の不真実」と表現されていますが、先進国で起きている文明の無菌培養化の弊害について。

人間の体は、幼い頃から雑菌や毒性物質やアレルギー性の物質に触れることで、それらに対する抗体や免疫を身に付けていく。このことは身体の健康だけでなく、感情や知性にも当てはまる。物事について適切に対処できる大人へと成長するためには、ストレスを与えるような刺激や不快感を催すような事実にも、若い頃から触れておく必要があるのだ。

しかし、アメリカには身体的なものにせよ精神的なものにせよどんな刺激からも子どもを遠ざける風潮が存在しており、それは大学にまで及んでいる。大学には「安全主義(Safetyism)」が蔓延して、学問を修めるうえで学ばなければならない知識や事実であっても、不安感や不快を抱かせるものであったら学生から遠ざけられるようになってしまっているのだ。

アメリカの大学でなぜ「ポリコレ」が重視されるようになったか、その「世代」的な理由
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77766?page=5


 今まで弱者を犠牲にすることで成り立っていた社会。その揺り返しとして、私達の社会は「弱者を守る」という方向に進んでおります。それは人類にとって前進でありました。
 しかし行き過ぎた振り子。今度は若い世代が「無菌培養のひ弱さ」という傾向にはまっている。この著者はその警鐘をアメリカ社会に鳴らしています。



柔らかい強さの時代。

 弱者を犠牲にする寛容性のない社会。これは今後淘汰されていくことでありましょう。
 しかしまた無菌培養のまま抵抗のない人達の社会。これも残念ながら淘汰されていくことになるでしょう。

 そのどちらでもない、両方の真ん中の世界。
「寛容性と強さ」を両立させられる社会。「柔らかい強さ」を持つ社会。



 さて「アメリカン・マインドの甘やかし」の著者たちが述べる2つ目の警鐘。それは「感情的推論の不真実」と表現されています。なんのこっちゃ? でもこれもまたアメリカ国内で起きている振り子の揺れ戻しの現象です。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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○?さん、もうお昼ですよ~?

→ お知らせありがとうございます。下書き保存のまま配信したと勘違いしておりました。

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全てを知っている人は答えた。「人の為になることをすることだ」
おじさんは答える。「え~そんなのは無理だー」彼にとって人の為になるということは自分のお金を分け与えることであり、それは絶対にできないという解釈なのだ。彼はいつの間にか去り、やりとりを見ていた私に全てを知っている人は近づいて正面に立ち静かに語りかけた。「優しいまなざしをすること」「それができれば可能かもしれないね」

→ 興味深いお話です。ありがとうございます。

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ミシガンの宣誓陳述書。
真実か否かは分かりませんが、結構面白いネタ満載です。
https://www.courtlistener.com/docket/18693929/king-v-whitmer/

→ お知らせありがとうございます。

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定性的にカテキンが抗ウイルス作用を有していることは従来より周知の事実かと思います。
一方的、通常の飲食方法で強力な抗ウイルス作用を期待するのはちょっと厳しいかと思います。(咽頭に飲み物を分単位で接触させることは不可能)
http://www.naramed-u.ac.jp/university/kenkyu-sangakukan/oshirase/r2nendo/documents/ochahp.pdf
個人的にはうがいや水分摂取によって喉粘膜の乾燥を防ぐ方が、より確実ではないかと思います

→ 情報ありがとうございます。

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結婚し子供ができて 肉体の親のもっと奥に
自分に生をもたらしてくれた何かがあると思うようになってきました。
親孝行するということはその源流に向かって鮭が川をさかのぼるようにのぼってゆくことだと思うようになってきました。
その何かに気が付いた時、両親はもう他界していました。

→ 鮭が川をさかのぼる。私も同じように感じることがあります。生命潮流。
コメントありがとうございます。

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こんなことをイチイチ挫折の数に入れるものなのかなあ?、と思ってしまいました。

→ まあそうわず図書館で実際の本を借りてお読みになってください。多分まるぞうのフィルターの分が拒絶反応になっていると思われるので。勿体ないです。

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私は凡人ですので、大したことは出来ませんので、人様に迷惑をかけないように心掛けているつもりです。

→ コメントありがとうございます。とても大切なことと思います。

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9 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-12-01 12:14:34
「寛容性と強さ」を両立させられる社会。
「柔らかい強さ」を持つ社会。

プラス個性も大切にできたらいいなって思います。

こないだ、まっちゃんと中居くんのマッチング番組で、甲本ヒロトを見たときに、彼は上のことを持ち合わせた方と思いました。響くんですよねー彼の気持ちは。
Unknown (Unknown)
2020-12-01 12:40:16
まるぞうさんは「アジェンダ・瓦解する米国」というドキュメンタリー映画をご存知ですか?
私は最近この映画制作者のカーティスバワーズさんの「マルクス主義はいかに米国を侵食したか」というインタビューをYouTubeで見ました。
米国の教育からメディアそしてハリウッドに至るまで、米国の制度を腐敗させ、米国とその価値観を内側から破壊する共産主義者の計画が実行されている事に警鐘を鳴らす10年前の映画だそうです。
米国人を互いに敵対させ分裂させ、共産主義者が制服する・・・トランプ大統領を引きずり落とす事で彼らの念願が成就することになるでしょう。
46分のインタビューですが、とても深くて考えさせられます。改めて共産主義イコール悪魔の思想だということと、それが静かに世界中に浸透している社会に生きている警戒感を持ちました。

『看世間』の「民間企業から金を強請る中国共和党」というテーマの話もとても興味深かったです。
まるぞうさんの共産主義についてのシリーズも再読しようと思ったのですが、どのカテゴリーにあるか探せませんでした。
簡単に探せる方法ありますか?
Unknown (たま♪)
2020-12-01 12:48:44
まるぞうさん~、誤解ですよ~。
私は最初から、とっても素敵な方 だと書いていますし、URLの商品は、カバンだけじゃなくて、アクセサリーもとっても可愛くて好みです♪綺麗な感性の方だと思っています。

ただ、”「挫折」と表現する話”じゃないな~、と思っただけです~★
ごめんなさい、訂正★ (たま♪)
2020-12-01 12:53:38
ネットで彼女の著書を読み漁りました。
まるぞうさんが仰ろうとしていることがわかる気がします。
とても、優しい方で、相手の立場を考えられる方だと思いました^0^
Unknown (Unknown)
2020-12-01 14:10:49
テーマからズレてしまうんですが、愛子内親王殿下の19歳のお誕生日の報道に、なんだかほっこりしました。本当のお姫様ならではのゆったりした空気感なんでしょうか。一時激痩せしてしまって大変な時期を過ごされたと思うんですが、今は乗り越えられたのかなと思いました。皇位継承問題において、両陛下の一人娘さんとしてものすごい重圧を感じていらっしゃると思うし、ご両親である両陛下もとても心配されているんじゃないかと思います。でも柔らかな表情と振る舞いは、もしかして将来は黒田清子様のような、柔らかさと穏やかさの中に、凛々しさと強さを秘めた女性になられるのかもしれないなと思いました。黒田様のようにご両親様を支えるような方になられるかもしれないですね。来年から青年皇族となられて、色々とお忙しくなると思うんですが、今の穏やかさや純粋さはそのままにお過ごしいただけるといいなと思います。
Unknown (うさぎのロン)
2020-12-01 14:33:01
面白そうな著書を取り上げて下さりありがとうございます。
「アメリカンマインドの甘やかし」の著者のお一人であるジョナサン ハイト氏の考察に興味深いものを感じます。
アメリカの大学での行き過ぎた安全主義に警鐘を鳴らしておられるのですね。 確か、ジョナサン ハイト氏は「道徳心理学」がご専門かと思っていますが、この方の『道徳は理性ではなく、感情からくる(直観)に端を発している』という理論展開が好きです。

2016年の大統領選のおりにも、この方の著者が一部アメリカでブームになっていたそうなので、まるぞうさんが取り上げておられて、今まさにという感じがします。 明日も続きを教えて下さい。
Unknown (Unknown)
2020-12-01 18:23:05
小室Kさんのお母さんの元婚約者が400万円は返してもらわなくても良いと発表されました。

400万円を手放したことは、陰陽説によると誰にどのような影響があると考えられますか?
Unknown (神無月)
2020-12-01 22:01:23
アメリカ人のイメージは、自己主張と自由が同居し、お互いの主張の落としどころと契約で成り立っている、敬虔(けいけん)な方々でしょうか。
そのイメージに対して、オヤっ?と感じたのは「隠れトランプ支持者」の言葉でした。
アメリカ人にも、日本人のように本音と建前が有ったんですね。

ポリティカル・コレクトネスで差別も区別も無くし平等と平和を目指そうとしている左派系の方々が、トランプ支持者を差別し攻撃するのですから面白いものです。

先日の番組で、最近子供に付ける名前に男女がわからない名前が増えているそうです。
男女の区別が薄くなれば、男女平等が実現し、差別の無い社会が実現し平和になりそうです。

女性がお産をする苦しみから開放され、男性も家族を守る義務から開放されます。
男女を分ける施設も不要になりますので、コスト削減にもなります。
お化粧も不要になり、女性らしい服装にお金をかけるお事も不要になります。
男性も料理をするようになれば、女性に頼る必要も薄れますので女性も楽になります。
男性平等とは云え、男性は子供を産めませんので確実に少子化は加速するのでしょうが、人類が滅亡に向かう異常な人口増加を少しでも遅らせられメリットは有りそうです。

平等主義者は平等利権で美味しい生活ができ、平等で苦しむ人々を笑うのでしょう。
平等も男女や人種と、人間に限定されているうちは可愛いものです。
人間も動物も植物も生きるものは平等だとなれば、お肉や魚、野菜も殺せませんのでどうなることやら・・・

平等とは、違いを認め合い喜怒哀楽が等価になるようにする事なのかなと。

自然界では弱い存在は淘汰され、生存に適応出来る種が残ります。それが自然の法則です。
人類の進化は、その自然の法則を変える力を持ちます。
本当の弱者の救済は人道的に意味の有るものですが、弱者を利用し弱者利権で強者を目指す事は地獄へGoto!

理性より感情を煽るオールド・メディアが「ストーリー」を作る方法"  8:01分
ttps://youtu.be/ZXmiqd0XK4U
.
Unknown (Unknown)
2020-12-02 11:49:13
共産主義者ではないけれど、マルクスの論とか誤解されてるとは思います。米では過剰に赤狩りという言葉があったように、それが危険思想だと中身をきちんと把握しないまま、レッテルだけつけて突っ走った面もあると思います。難しいから触りしかしらないけれど、史的唯物論は、原始共産社会 ⇒古代社会⇒奴隷制⇒封建制⇒資本主義 ⇒革命によって達成される社会主義・共産主義社会と歴史の流れを、そう「する」ではなく、資源問題やら科学の発展も含め「そうなっていく」を表した話で、「革命」や「貧富の差からくる嫉妬」が問本質ではありません。
また弁証法とはで、今のロボットや遺伝子組み換え、クローンの概念にも通じる面もあるかもしれないけれど。老いや時間が関わる概念を扱う。奥深くみれば姿は老いても魂は同じなのかもしれないど、哲学的な見方できる学問なんだろうと触りさけでも思います。
弁証法とは
http://www5b.biglobe.ne.jp/~shu-sato/bensyo1.htm

私有地財産の制限は外国から土地を買われにくいと思えばメリット全く無しもないですし、独裁者が非常に優秀な人で人格者であれば共産体制でも悪くない国も。キューバのカストロさんは国民を植えさせなかった事で有名だったなと思います。
だから考え方は半分半分で。社会主義半分、資本主義半分、右半分、左半分で、自分の住んでる所である以上、本当にほんの僅か、「やや」保守が強いくらいがいいと個人的には思ってます。

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