まるぞう備忘録

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【大阪都構想】 人の心の動きの考察。

2020-11-02 07:40:23 | 今日のひとり言

防災カレンダー 
2日。大潮。酉の日。




 大阪都構想の住民投票は否決という結果でした。この結果について非常に興味深い点をいくつか見出すことが出来ました。



直前に追い上げた側が勝つ法則。

まず一つに改めて感じたのは勢いの力です。

出典:「大阪都構想住民投票2020」

 当初賛成派の方が多かったのですが、直前になって反対派が逆転しています。昨日の米大統領戦の考察でも思いましたが、直前に追いついた方が、そのままゴールで抜き去るという法則があるということです。
 この法則から今回の住民投票は反対派が勝つ可能性の方が高いだろうなと思っておりました。
 (米大統領選もトランプ氏が勝つ可能性が高いのですが、その場合でもバイデン派は提訴して泥沼戦に持ち込む。またもしバイデン氏が勝ったように出来たとしても、その場合はトランプ氏がやはり提訴して泥沼戦に持ち込むことでしょう。というのが現時点での私の予想です。)



不安な時は現状維持という法則。

興味深い二つ目。



©MBS

 賛成派の理由のトップが「二重行政が解消されるから:35.8%」という政策が理由であるのに対し、

 反対派の理由は
・理屈は良くわからないけれど漠然と不安。
・現状を変えたくない。

という理由が多数を占めています。
※理路整然と反対理由を主張する人もいるでしょうが、この調査からはその人達は少数派であるということです。念の為。

人というのは
・不安がある時は現状を変えない選択をする。
という本能があるのです。

 これは何億年という進化を生き抜いて来た勝ち残ってきた遺伝子の知恵であります。
・人は不安がある時は変化を選ばない。
・変化を選択する時は、本当にそれを選択しないとまずい。という明らかな証拠を見せられない限り変化を選択しない。

 津波の恐ろしさを知らない人は、水が迫ってくるのをこの目で見ない限り、足元に水が流れ込んで来ている状況にならない限り、高台に避難をしない人が大半であることと似ています。



変革で成功する多くのケースはトップダウンである理由。

 このため、人の集団が多数決で変革を選択するというのは、それはとても難しいことであると言えます。
・変革する側はいくら理路整然とメリットを述べたとしても、
・反対する側は人々の不安を煽れば、多くの人を「現状維持」に留め置くことが出来る。
からです。

 ですから世の中で成功している変革はトップダウンであることが多い。企業を立て直すために、権限を持ったトップが、英断を実行して企業を立て直した。社内の反対派を力で抑えてスタートさせた。「カンブリア宮殿(テレビ東京)」などを観てもそういう組織の立て直しは、権限を持った人間のトップダウンでないとなかなか難しい。



民衆を変革に焚きつける羊飼いのノウハウ。

 上記のようにトップダウンではなく、民衆からの意志で変革を選択させるのは非常に難易度が高い仕事となります。ただし私の陰謀論小説では、民衆を操縦する羊飼いグループはきちんとそのノウハウを持っている。その手法とは、

・明確な民衆の敵を仕立てること。
・あなたたちの生活が理不尽な目に合っているのは、その敵が私腹を肥やしているからですよ。というスローガンで焚きつけること。

このノウハウの眼目は、
・人は変化を選択しない本能がある。
・目の前に危機が迫っているのを実感しない限り、変化を選択しない本能がある。
・しかしその本能に打ち克つ衝動がある。
・それは不満と嫉妬という感情。
・自分たちが理不尽な目に合っているのは、悪い奴が私腹を肥やしているからだ。というスローガン。

 この原理を利用して、彼らは18世紀の欧州の共和革命も民衆に変革を選択させることが出来ました。
 近いところでは、小泉元首相の郵政改革です。小泉氏が天才的だったのは、そのように民衆の感情の流れを御することが出来た点です。



来たるべき新人類の時代は羊飼いのノウハウは使えなくなるだろう。

 民衆の仮想敵を仕立てて、不安感と嫉妬心で民衆を操作するというのは、旧人類という羊の群れを操作する自称賢い羊飼いのノウハウでありましたが、新人類の時代にはそれは役に立たないことでしょう。ただそれがどのくらいの先の話かはわかりませんが。



ゼロでもイチでもない第三の選択肢について。

 さて大阪都構想について。もし二重行政を改めるのであれば、大阪市を残したまま、多くの大阪市民が許容できる、見かけの現状は維持しつつ、実質の改革を行う。名前は残して実質を変革するという第三の方法。ゼロでもイチでもない。第3の方法という選択肢もあったのでは。と思います。ゼロでもイチでもない柔らかな選択。

 小泉元首相なみにカリスマ性のあった橋下氏が音頭をとるのなら「古い体質ぶっ壊せ」という旧人類スローガンがぴったりだったでしょう。でもそういう時代は徐々に遠くなり始めている。

 しかし大阪都構想という名を捨て、しかし実質は一重行政という形に持っていく第3の方法は、まだこの過渡期の時代には、やはり難しかったのかなと思います。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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生きている自分が、過去の鬼に代わって怒りを溶かして許していく、みたいな覚悟がないと何も変わらないのかも、とか思ったりします。

→ 良い言葉だと思います。ありがとうございます。

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米大統領選がそこまで複雑な仕組みとは知りませんでした。

→ 私の陰謀論空想小説です。2つに分かれた羊飼いグループが、どちらが羊(私達旧人類)を操れるかというための手練手管合戦に思えます。

そして日本の大阪都構想戦はプロの羊飼いは出張って来なかったので、改革派は実直に挑んで「不安な時は現状維持」という人間の本能に負けたということです。しかしコントロール術を使わない実直な真正面戦。それもまた日本的で良いと思います。

プロの羊飼い「ノンノン。せっかく民衆の不安感が膨らんでいたんだから、そこを利用しないのは素人ですね。」

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外の鬼は内の鬼。いくら排除したつもりでも、いくら滅したつもりでも、後から後からわき出てくる。そうして同じことを繰り返す。
それが今までの、人の歴史。

しかし人の心には神もおられる。神と鬼と人と、この三位一体によって、これから先どのような歴史が編まれていくのか、
乞うご期待!ってところですかな(笑)
その編み手の一角には、あなたも私もいるのですけどね。

→ 共感いたします。ありがとうございます。

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本日、大阪都構想の住民投票が行われた。
賛成、反対が物凄く拮抗しているようだ。大阪が割れているよ。
維新を評価しつつも、都構想には反対票も多い様ではあるが。
東京一局集中を回避出来る建前で、結局は、既存の利権を大阪に移し、更に利権の温床にならぬと良いが…。
日本を食い物にしようと企む者が、この機を逃す筈もなし。

→ 当初発案者の「大阪をぶっ壊す」という衝動の余韻。結局それが仇になったのかなと思います。ぶっ壊さないと変革が出来ないというのも古いゼロとイチの発想。ぶっ壊す=復讐の衝動。が足を引っ張った。
※大阪の事情を知らない東夷(あずまえびす)の独断独り言です。すみません。

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自分のいたらなさを思う心があれば、お相手にもそれがおありになるのだと差し控える心を育てられますね。そうすると相手を責めてしまう前に、自分の憎しみや至らなさに謝罪出来るような気がしてきました。そうすると他の人を責めなくて済むからほっとします。許しって自分に謝ることからなんでしょうね。人を無闇に嫌ってしまう自分がいます。ごめんなさいです。

→ コメントありがとうございます。

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