名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

名探偵は 消去法で 考える~ のか?

2013-07-25 11:54:43 | 中学3年

前回の問題

ある2桁の素数Xを40で割ったときのあまりを r とする。

このとき r を11で割るとあまりが5になる。

ある素数X を 求めましょう。

 

ここで A も、B も、r も  いったいいくらなのかが分からない

しかし、何十通りもあるわけではない!

最後に出てきます r の可能性を考えますと

r は、40未満である。(40で割ったときの あまりですから)

40未満の数で11で割ってあまりが5になるのは

Bが 1 と 2 と 3 の時だけである。

これで r は、 16 か 27 か 38 の3通りに 絞られました。

最初に戻って

2桁の素数 X は、  X=40×A+r   と 表されます。

40×A  は、 絶対偶数です。だから、r は偶数であってはならない!

だって、X は 2桁の素数ですから 偶数にはならない!

そうしますと、奇数の r は27 だけ!

r は27に決定!!

と ここで終わったわけではありません。

Xを 求めなくっちゃ~

X=40A+27  で  Aが2以上になると Xは3桁以上になってしまいますので

A=1

そうしますと  X=40×1+27  より  X=67  これが答えです。