名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

1次関数と 座標 の 親密な関係~

2013-07-10 10:52:05 | 中学2年

前回、最後の問題を

方眼紙に描いてみますと  このようになります。

3つの1次関数の交点を P、Q、R としますと

この3つの関数で囲まれた図形は△PQRです。

関数AとBの交点 Pを通って この三角形を2等分する線は

QとRの中点 S を通ります。

2点 SとPを通る関数の式は

SからPに 移動するときに Xは3増加して  Yは4増加しますので

変化の割合(傾き)は、3分の4!

Y=4/3X+b  の式に、点P(または点S)の座標(X=2、Y=2)を代入しますと

b=-2/3  (マイナス3分の2)となり

求める関数の式は  Y=4/3X-2/3 

 

この問題のように方眼紙に描いて、

交点がはっきり分かるような式だと簡単ですが

方眼紙でははっきり分からない場合は、計算で求めます。

2つの関数の交点は、2つの関数の連立方程式の答えと同じ。

(交点のXとYの値は、どちらの関数でも有効です)

また、方眼紙に描いてみてはっきり分かることは

Y=2X+1  と

Y=2X-1  の  連立方程式には  答えがありません。

この2つの関数は、平行になっていて交差しませんから。