Blog 四方山農コラム

埼玉県は吉見町で有機稲作をしている大畑農場の農場主が発信するコラムです。

ジェーン・グドールの健やかな食卓

2011年11月10日 | 日記

いま、『ジェーン・グドールの健やかな食卓』という本を読んでいます。

ジェーン・グドールという人は『チンパンジーの母』とも言われ、世界で始めて人間以外の動物(チンパンジー)が道具を使うことを発見した人である。

ジェーン・グドールはチンパンジーの食事を観察しているうちに、人の食事が大変なことになっていることに気付いたようです。

農薬や抗生物質による環境ホルモン汚染、遺伝子組換え、フードマイレージの問題など、いま食の世界は大変なことになっています。

農薬の殺虫剤や除草剤には環境ホルモンを含むものが多くあります。環境ホルモンは正確には「内分泌かく乱化学物質」と呼ばれています。これは体内でホルモンのようなふるまいをして正常なホルモンの働きをかく乱したり、邪魔したりして、生殖や発育に障害を与えます。
テレビのバラエティー番組に男だか女だかわからないような人たちがが毎日のように出演していますが、環境ホルモンと関係あるのでしょうか。

このところ、農薬のネオニコチノイド系殺虫剤が問題になっています。脳障害、多動障害、鬱、キレる、引きこもりなどは、この農薬が原因ではないかと疑われています。最近、親によるわが子の殺害、無関係の人を一瞬のうちに大量殺戮する事件など異常事件が多い気がします。EUではフランスを筆頭にオランダ、デンマーク、ドイツなどで一部のネオニコチノイド系農薬が使用禁止となっています。

遺伝子組換え技術で作った食物は安全だと言われていますが、けっして自然界では起きないことを人為的におこして作るわけです。突然変異でも遺伝子の変異は起きますが、種を超えた変異は起きません。遺伝子組換え技術は種を超えた変異が可能なのです。アメリカの農薬のメーカでもあるモンサント社は、除草剤ラウンドアップに耐性を持たせた遺伝子組み換え大豆やトウモロコシを開発し、その種を販売しています。日本にもこれらの大豆やトウモロコシが輸入されていますが、現在は食用油の原料として使われているそうです。畑一面にランドアップを散布しても雑草は枯れますがランドアップの耐性を持った大豆やトウモロコシは枯れません。
ことは人の命をつなぐ食べ物です。少なくても人の3世代、100年位の検証はしてもらいたいものです。

牛乳と鶏卵、これはどちらも健康食品の代表ですが、どういう乳牛からミルクが出てくるのか、どのような採卵鶏から生まれてくる卵を食べているのか、この本を読んで現実を知るべきです。 以前、『そりゃないよ獣医さん』(岡井健)を読んで家畜がどのような状況に置かれているのか分かっていたのですが、この、『ジェーン・グドールの健やかな食卓』を読んで、ベジタリアンになりたくなりました。

《牛の病気の写真》
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/photos/cowdisiese/index.html

消費者は『沈黙の春』、『複合汚染』、『奪われし未来』そして、『ジェーン・グドールの健やかな食卓』を熟読するべきです。

消費者の意識が変われば生産者の意識も変わり、安全な食品が生産されるようになるのです。 

 


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