おはなし屋の日常

語りや朗読をお届けする「おはなし屋」の日々の暮らしをのんびりお伝えします

大晦日

2005年12月31日 | 日常
今年もあと数時間でおしまいです。
といっても、特別な感慨はありません。トシのせいでしょうか。
今日は、ちょっとだけ丁寧にお掃除をし、お豆を煮て、なますにする大根(お隣からのいただきもの)とにんじんを刻み、栗きんとんを煮て(けっこう自信作)、あとはテレビを見て過ごしました。
焼豚も作りました。
・・・って、食べることばっかり。

今年は、1月に引越しがあって、ちょっとさびしい始まりでしたが、新しい土地で新しい出会いがたくさんありました。ありがたいことです。
さて、来年はどんな年にしようか。

皆さん、来年もおはなし屋をよろしくお願いいたします。

ペーパーでゴールド。

2005年12月27日 | 日常
・・・といっても、林家ご夫妻ではないのよ。運転免許を取ったときに立てた、わたしの志。

今から5年前、わたしは30歳をだいぶ過ぎてからようやく運転免許を取りました。
ものすごくドンくさいわたしは、教習所に通い始めてから卒検に合格するまで、ものすごく時間がかかり・・・まるでスポ根もののような努力をしたのでございます。
教習所通いでかなりやせました、はい。原因はもちろん、ストレスで。
教習所に良い思い出のある人はいないのでしょうね。でも、たいていの方たちはせいぜい2、3か月で卒業してしまわれます。
ところがわたしは、半年ですよ半年。手を抜いてるわけでもなく、それなりに必死だったのにもかかわらず。
バイトがあったので毎日というわけにはいきませんでしたが、少なくとも週に2、3回は通ったと思います。パック料金でしたので、十分すぎるほどもとをとらせていただきました。
その半年の間、教官に怒鳴られいやみを言われ、手のひらにべっとりと汗をかきながら、浅い呼吸でハンドルを握っていたのでございます。
それはもう、地獄のような日々でございました。運転が楽しいとか面白いと思った瞬間はひとつもありませんでした。
ですから無事に卒業検定に合格した日には、「もうこれで運転しなくてすむ」と、妙な開放感に包まれたのでございます。
そして悟りました。運転が好きになれなかったわたしはそもそも運転に向かない人間なのだと。
だから心に決めました。「わたしは、ペーパーでゴールドを目指す」と。

わたしは今まで、いくつもの決意や決心をしてきました。
しかしどれも、長続きしませんでした。
でも、ようやくそのなかでたったひとつ成就できそうです「ペーパーでゴールド」。あぁ良かった。

昨日、運転免許更新の手続きをしました。

けっ・・・それにしても、高くついたわね、この「身分証明書」。

切り干しの出来上がり。

2005年12月20日 | 日常
先日の切り干し大根、出来上がりました。
ちょっとつまんで食べてみたら、とっても甘い。おそらく、味は市販のものと変わらないのでしょうけど、自分で作ったと思うとかわいさもひとしおです。
・・・って言いながら、食べちゃうんですけどね。

切り干し第2弾も、ただいま乾燥中です。

今日は、久しぶりにあたたかくなりそうです。かめたちの背中も、乾燥中。
とにかく、この冬を元気に過ごして欲しいです。

子ども会にお邪魔しました。

2005年12月18日 | 語る・読む
今日は、地域の子ども会で、クリスマス会がありましたので、お邪魔しました。
子どもたちは学年が違っていてもみんな仲良し。6年生のおねえさんが、全体をうまくまとめていました。えらいぞ。

わたしは絵本を1冊読んで、アメリカ先住民に伝わる物語をひとつ、語ってきました。
絵本は、「となかいはなぜサンタのそりをひく」
物語は「みにくいむすめ」です。
絵本の前に、こどもたちに「クリスマスプレゼントを運んでくるのはだれ?」と聞いたら、「おかあさん」という答えがありました。
あと、「サンタさんが来るのは9歳まで」と言っていた子もいました。それぞれのご家庭の事情があるのでしょうね。興味深い答えでした。
会が終わってから、子ども会の役員のお父さんお母さんとおしゃべりをして、おいしいお茶をいただきました。
オトナのみなさんにもお楽しみいただけたようで、良かったです。
物語を楽しむ心は、オトナも子どもも変わらないのですよね。
ついでに、先日の自宅での語りの会についての感想もうかがうことができました。好評だったようで、「また誘ってね」のことばをいただけました。うれしいことです。調子に乗ってしまいます。

これからも、少しでもお客様の前で語る機会がいただけますように。
そのためにも、新作を仕入れなければ。

14日の絵本は。

2005年12月16日 | 絵本
14日は、ご近所の保育園に出かけて、絵本を読んできました。
メニューは

  ★くまさんくまさん なにみてるの?  偕成社
    ビル・マーチン文  エリック・カール絵 偕成社編集部 訳

  ★きょだいな きょだいな  福音館
    長谷川摂子 作  降矢なな 絵
 
  ★クリスマスにはおくりもの  絵本館
    五味太郎

  ★ゆき    あすなろ書房
    ユリ・シュルヴィッツ   さくまゆみこ訳 

でした。

シュルヴィッツの「ゆき」は、この季節にははずせない絵本です。
遊び心のある、美しい絵。リズミカルな訳文。
とくに、最後の場面の空の青さ!
それまでの、雪雲がたちこめたような色を抑えた画面との対比が見事です。皆さん、ここで顔がぱーっと輝きます。そういう表情の変化を見ながら読めるのも、幸せ。

さて、と。
17日の土曜日は、子ども会の行事に子どもとして(うそ)参加します。
小学生のふりして、サンタさんにプレゼントもらってくるぞ~(だから、うそだって)。
絵本を読んで、アメリカ先住民のむかしばなしを語ります。
小学生のお客さんはノリが良いので、とっても楽しみなんです。
あ、でもそのためには、こちらがノリの良い語りができるよう、練習しないと・・・。

「冬将軍」ファンです。

2005年12月13日 | 日常
「冬将軍」と聞いて顔が半分笑っているそこのあなた。ふふふ。ぜひ友達になりましょう。ふふふ。

NHKのニュース番組の天気予報に、この季節になると毎晩のように登場する「冬将軍」。わたし、彼(?)の大ファンなんです。
全身真っ青の冬将軍は、時にスケートで登場したり大陸から白馬(これがまた良い味)に乗ってやってきたり、雪祭りの雪像になったり、あるいはおめめぱっちりのちっこい冬将軍がわらわらと出てきたり、とにかく大活躍です。
彼を見たさに、天気予報の時間になるとチャンネルを変えてしまいます。
この天気予報は、とにかく見ていて楽しい!
冬将軍のほかにも、愉快な仲間がたくさん登場します。
木枯らしに震える人の表情もナイス。高気圧・低気圧のコンビもなかなか。雪だるまは、大きな目をぱちくりさせて、とってもキュート。

なに?「冬将軍」をまだ見たことがないと?
なら、今夜10時50分ごろ、NHKを見てね。「ニュース10」という番組の天気予報です。

先ほど「NHK 冬将軍」で検索したらけっこうなヒットがありました。冬将軍ファン、わたしだけじゃなかったんだ・・・ちょっとうれし。
どうでしょう、NHKさま。この際、冬将軍のキャラクターグッズ作ってくれませんか。売れると思うんだけどな。

NHKといえば。
今月と来月の「みんなのうた」も、わたし好みの2曲です。
ひとつは、のっぽさんがバッタになって歌う曲。映像も凝っていて、せりふもあるし、まるで短いお芝居を見ているようです。
もう1曲は「クロ」という曲。大好きな遊佐未森さんが歌っています。
聞いているとつい、うちの庭に昼寝にやってくるクロネコくんを思い浮かべて、じんとしてしまいます。あ、いえ、クロネコくんは元気ですけど。

さてと。
この寒さはもうしばらく続くそうです。明日は近所の保育園に行って絵本を読みます。

かたりのじかん

2005年12月12日 | 語る・読む
今日は、自宅にお客様を呼んでの語りの会でした。
小雪もちらちら舞う中、7人のお客様が集まってくださいました。

今日の演目は
 
 ★アザラシとくらした少年  レイフ・マーティン 作 常盤新平 訳
 ★あたたかい日の冷たい風のように  スウェーデンのむかしばなし
 ★ひねくればあさん  スウェーデンのむかしばなし
 ★風の夜の旅人  ロマ(ジプシー)のむかしばなし

でした。

今回は、語りなれたものがたりばかりを選びました。おはなし屋の自信作です。
なのに、最後のおはなしで冷や汗ものの間違いが。しかも、冒頭で。さらに、物語の幕切れまで響く!
しょうがないので、そのままおしまいまで突っ走りましたが、いつもの何倍も緊張しました。う、ちょっと寿命が縮んだ?
なんとか、お客様にはいっさいばれずに語り終えられて、よかった~。

そろそろ・・・新作、準備したいなぁ。
でも、お披露目はいつになることやら。

久々に、おとなのお客様に向けてじっくりしっかり語りました。
またこんな機会があると良いのですが。

では、ここで宣伝。みなさ~ん。
語りの出前、しますよ~。
ご依頼をいただきましたら、どんなところにでもお伺いします。
(ただし、交通費実費。公演料はご相談で
学校、学童保育、子ども会の行事、ご家庭のパーティー、などなどに、おはなし屋の不思議で美しいものがたりを。
どうぞ、お気軽にお声をかけてください。

上新粉でケーキ。

2005年12月10日 | 日常
寒くてどこにも出かけたくなかったので、家から一歩も出ないで過ごしました。
お友達に借りた「のだめカンタービレ」を半分読み直してから、思い立って台所へ。
買い置きの上新粉でケーキを焼きました。
このケーキ、夏から何度も挑戦しているのですが、なぜかうまく焼きあがりません。
今日もほら、真ん中が沈んでるでしょ。
配合を変えたり、焼く温度を上げてみたり下げてみたり、粉を入れてから混ぜる回数を増やしてみたり減らしてみたり。
でも、どうしても粉が下に沈んでしまうのです。だから、上半分は気泡が大きくてふわふわ。下半分は、ちょっと詰まったかんじ。
別立てなら、こんなことはおきないようです。でも、焼き上がりが軽すぎて上新粉らしさが半減してしまうようで、つまらないし・・・。

でも、まぁいいか。
二種類の食感が味わえるお得なケーキ、と考えることにしましょう。
ミルクティと一緒にほおばったら、卵の味と、すりおろして加えた柚子の皮がほんのり香って、ちょっと幸せな気持ちになりました。

大根1本。

2005年12月08日 | 日常
葉っぱのついた大根を買ってきました。
新鮮なうちに使い切ります。葉っぱはゆでて刻んで、密閉容器で保存します。お味噌汁やちゃーはんにぱぱっと散らします。鮮やかな緑色としゃきしゃきの歯ごたえ。
大根の半分は、半月切りにして昆布と柚子で甘酢漬け。
あとの半分を、細く切って洗濯ネットに入れてから、物干しに。1週間から2週間で切り干し大根になります。
自分で作ると特別おいしい・・・わけはなくて、スーパーで売っているような、ふつうの甘酢漬けや切り干し大根ができます。ま、甘酢漬けは、自家製のほうが後口が良いような。
自分で作ることの良いところは、食べるだけでなくて、作業している間も、出来上がるのを待つ間も楽しめることでしょうか。

今日は強い風が吹いています。切り干し大根がおいしく出来上がる風です。そう考えると、寒いのもがまんできる・・・かな。

カリンバ鳴らして。

2005年12月06日 | 語る・読む
自宅での語りの会まで1週間後足らずになりました。
今回のプログラムは、もう何度も語っている、いわば、おはなし屋の自信作。
そこで、ちょっと新しいことも取り入れようと、途中でカリンバを鳴らすことにしました。(演奏する、といえないのが恥ずかしい。)
鼻歌で♪ふんふん、と出た音を、愛用のカリンバ、その名も「バカリンちゃん」あらため「ジラフちゃん」でおいかけて、それをつなげて短いフレーズを作ります。
カリンバは、となりあった鍵盤同士を弾けば不協和音にはなりません。だから、ちょっと失敗しても安心です。不器用なわたしむき。

さぁ、これから練習だ~

初雪。

2005年12月05日 | 日常
目が覚めたら、庭の花壇のすみっこが、うっすら白くなっていました。
今も、風にあおられて雪が舞っています。吹雪みたい。
冬は好きです。
寒い外から帰ったときに感じる、家の中の温度が好き。
家に入ってドアをばたんと閉めると、ごーごー鳴っていた風の音がすっと弱まって、耳の中が静かになって、ほっぺや耳に当たる冷たい空気がなくなって。そういうときの、ほっと息をつく感じが好きです。

今夜は湯豆腐にしよう。今から買い物に行きます。

大荒れの風。

2005年12月04日 | 日常
今日は朝から強い風が吹き荒れています。こんな日は、お部屋にこもってあったかく過ごすに限りますね。

「ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン」ようやく入手。2回も見てしまいました。CG技術はすごいなぁと、かんしんするやらびっくりするやら。
着ているものや皮膚の質感が、ほんとにリアルに表現されています。
人物の動きや表情もとっても自然。
主人公のクラウド君、あんまり感情を表に出すタイプではないんです。それなのに、表情からちゃんときもちが伝わるの。ちょっと笑った、とか、ちょっとびっくりした、とか。
CGですから、アクションもスピード感があって、とってもかっこよい。
ただ、あらティファったら、ますます強くなって。2年の間にずいぶん腕を上げたのね、などと思いながら一生懸命見ていたら、画面の動きの大きさと速さについていけなくなって、ちょっと酔ってしまいました。

懐かしい仲間たちと「再会」できたのもうれしかったなぁ。ゲームの登場人物たちはみな、いっしょに冒険しただいじな仲間ですから。みんな元気でやっているみたいで、なによりでした。
シドはあいかわらずシャツが青いし、ユフィはやっぱり、乗り物に酔ってるし。
ゲーム中では敵役だった、レノとルードのコンビも、相変わらず軽薄くんアンド無口なサンプラザ中野だし。

ストーリーについては。
仲間がいてよかったね。そういうおはなしです。ちょっと甘ったるい感じもするけど、「FF」だからこれで良いのかな。
ゲーム作りの人がゲームの文法で映画を作りました、ということかもしれません。うーん、うまく言えませんが。

でも、もう十二分に楽しめました
それに、わたしの好きなクラウドくんが元気で前向きになったのですから、よかったよかった。めでたしめでたし、でございます。

歩いていこう。

2005年12月01日 | 日常
普段、自転車で行く図書館に、今日は歩いて行ってみました。片道およそ2キロ半。30分弱のお散歩です。
自転車は寄り道に適した乗りものだと思いますが、徒歩はさらに、寄り道や迷い道に向いています。なぜなら、徒歩のほうが引き返すのがラクだから。

知らない路地の入り口を見ると、入らずにいられないのです。「おもしろいものがあるよ」と、その路地に呼ばれているような気がして。そうして、言われたとおりにその路地に入っていくと、たいていなにかしら面白いものにでくわします。
道路を横断中の毛虫を発見したり、毛虫だと思ったらそれがカメだったり、突然視界が開けて海が目の前に現れたり。
今日も、ハゼの泳ぐ川を眺め、「義経」に出てきたお寺の前を通り(中に入らず、前を通るだけで満足)足を止めて山の紅葉を見て。そうしたら、普通の2倍くらいの時間がかかってしまいました。

今日から師走です。