退院後、やっぱり聞いておかなければいけないと思った私は、夫を誘い、
ホテルのラウンジへ行きました。
家で話をしたら、大声を出して、いつもの夫婦喧嘩のようになりそうだったので、
他人がいて、冷静に話ができそうな場所にしました。
私たち夫婦は、ここ何年かは、お互い勝手に好きなことを、別々にやっている感じで、
いろいろ生活していく上で、意見も合わず、喧嘩も多く、お互いをうんざりしていたのです。
ですから、その時にやっと、彼に他の誰かがいても、おかしくないと思いました。
「特定な人がいるの?」
「いない。」
「じゃあ、なに。」
「風俗だよ。」
「・・・。」
「自業自得。罰があたったんだよ。」と、夫が言いました。
「・・・。」
「離婚されてもしょうがないよ。」
苦しそうに話す夫に、何も言えませんでした。
もうすでに、自分で、自分自身を裁いている彼、
もうすでに、病気になって苦しんでいる彼。
私じゃない、
本人が、一番辛いのです。
男のプライドもあったもんじゃないでしょう。
彼は、身も心もすでにボロボロだったのです。
それなのに、私は裁こうとしている。
私が彼を裁くことができるの?
でも、なんで夫なんだろう。
風俗に行ったのは、夫だけじゃないよね。
私たちって、よっぽど悪いことしてきたのかなあ。
まあ、いいことだってしてないね。
その時人目をはばからず、二人で泣きました。
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ホテルのラウンジへ行きました。
家で話をしたら、大声を出して、いつもの夫婦喧嘩のようになりそうだったので、
他人がいて、冷静に話ができそうな場所にしました。
私たち夫婦は、ここ何年かは、お互い勝手に好きなことを、別々にやっている感じで、
いろいろ生活していく上で、意見も合わず、喧嘩も多く、お互いをうんざりしていたのです。
ですから、その時にやっと、彼に他の誰かがいても、おかしくないと思いました。
「特定な人がいるの?」
「いない。」
「じゃあ、なに。」
「風俗だよ。」
「・・・。」
「自業自得。罰があたったんだよ。」と、夫が言いました。
「・・・。」
「離婚されてもしょうがないよ。」
苦しそうに話す夫に、何も言えませんでした。
もうすでに、自分で、自分自身を裁いている彼、
もうすでに、病気になって苦しんでいる彼。
私じゃない、
本人が、一番辛いのです。
男のプライドもあったもんじゃないでしょう。
彼は、身も心もすでにボロボロだったのです。
それなのに、私は裁こうとしている。
私が彼を裁くことができるの?
でも、なんで夫なんだろう。
風俗に行ったのは、夫だけじゃないよね。
私たちって、よっぽど悪いことしてきたのかなあ。
まあ、いいことだってしてないね。
その時人目をはばからず、二人で泣きました。
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