オンラインオフィスツール群「Zoho」はウェブ版エクスプローラを目指す

2007年10月10日 | 新技術・アプリ・ソフト
 オンラインオフィスソフトの分野の競争はなにもGoogleとMicrosoftに限った話ではない。Googleがプレゼンテーション機能を追加した「Google ドキュメント」を公開すれば、Microsoftも「Office Live Workspace」で対抗するなど、両社のサービスラッシュが続いているが、実はすでに16種類ものオンラインオフィスおよびコラボレーションツールを揃えるサービスがある。

 米AdventNetが提供する「Zoho」は、ワードプロセッサー「Zoho Writer」、表計算「Zoho Sheet」、プレゼンテーション「Zoho Show」をはじめ、CRMツール「Zoho CRM」、ウィキ「Zoho Wiki」、タスク管理「Zoho Plaaner」、グループウェア「Zoho Mail」など、オフィススイーツからCRMまで多様なソフトウェアをオンラインで提供している。個人利用は無料だ。

 10月5日には日本語版を運営するアドベントネットがZohoシリーズユーザーの交流会「Zoholics!2007」を開催した。冒頭のデモでは、オンラインスクラップブック「Zoho Notebook」やデータベース構築ツール「Zoho Creator」によるマッシュアップ例などが紹介された。

プログラムレスのマッシュアップを可能にするZoho Zoho Notebookは、興味を持ったウェブページの内容をそのまま切り出し、それらを自由に組み合わせて自分専用のポータルサイトを作成できるツールだ。

 例として示された宮崎情報を集めたスクラップブックは、地方新聞のRSSフィードやイベントカレンダーのほか、航空会社の空席紹介、天気情報を組み合わせたものだった。

 マッシュアップというと複数サービスのAPIをプログラミングコードによって結びつけるイメージがあるが、Zoho Notebookを用いることで誰にでも手軽にマッシュアップが実現できるという。

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