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代表チームのサッカーが強いと自殺者が減る!

2012-02-19 21:16:31 | インポート
 日経新聞スポーツ面のコラム欄に興味深い記事が掲載されていたので紹介します。ヨーロッパに限ってのデータのようですが、自国のサッカー代表チームがヨーロッパ選手権やワールドカップで活躍すると、その国のその年の自殺者数が著しく減少するというのです。調査した12ケ国中10ケ国でそうした傾向がみられたということです。
 なぜでしょうか。大会中人々は居酒屋などに集い、サッカーの話で盛り上がることによって帰属意識が高まり、一体感が生まれ、それによって救われたのではないかということです。
 そういえば、国が戦争状態にあるときには、自殺者や心の病に陥る人が少ないともいいます。良かれ悪しかれ、価値観が一元化することにより連帯感が高まり、孤立感から逃れられるということでしょうか。
 時の権力を握った為政者が自分たちの権力に対する批判をさけるために、外国を非難したり、外国からの脅威に目を向けさせたり、オリンピックや万国博覧会を催すことで国民を欺き批判の目をそらせることを愚民政策といいます。つまり、国民の目を欺くわけですが、孤立している人々から見れば、それはそれで意味のあることなのかもしれません。