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障害年金はほとんど全ての障害を対象にした公的な年金です。ただ症状が重ければ必ず受給できるわけではありません。受給するまでにはいろいろなの書類を整えいくつかの条件をクリアする必要があります。最初から専門家に相談するのが受給への近道です。  tel 04-2937-6856  e-mail ogiso0827@oregano.ocn.ne.jp URL  http://ogiso-sharoshi.com/

発達障害、うつ病で障害基礎年金2級受給

2018年08月30日 10時14分10秒 | 障害年金
相談内容 女性 30代

物心ついたころから失敗が多く、理解力が足りないというか、親や先生がいろいろ言っても何を言われているかよくわからなかった。何か失敗をすると父親は暴力をふるった。
小学校、中学校では集団行動が苦手で、中学校になると授業についていて行けなくなっていまい、不登校になってしまった。高校は通信制で年間数日しか学校に行く必要が無く、なんとか卒業できた。この頃からアルバイトをし始めたが、覚えるのが遅く、ミスも多かったのでどれも長く続かなかった。高校卒業後、アルバイトを転々としていた。この頃自分も、家族も、学校の先生も本人が発達障害などの病気であるとは思わず、精神科や心療内科には相談したことが無かった。そのうちに彼氏ができて結婚して、すぐに子供が生まれた。しかし子育てのプレッシャーや、毎日の掃除洗濯などの家事が苦手で、どんどん落ち込んでいくので、精神科を受診すると、うつ病、発達障害と診断を受けた。パートにも行くことができず生活が苦しい。障害年金は受給できないか?と相談を受けました。

経過
精神科の先生に診断書を記載していただいたが、2級にはかなり厳しい記載内容でした。
会社での正社員での就労がほとんどないので、3級では不支給になってしまいます。
主治医と面談しましたが、記載内容は変更できないと言われたので、申立書でカバーするほかはありません。
私の経験や、勉強会の仲間たちの話から、9割以上は診断書で障害等級が判定される。申立書は、診断書に記載されたこととの整合性を確認することが主たる目的で、記載内容によってマイナスにはなっても、プラスになることはない。と言い切る仲間もいます。
申立書に、発達障害の具体的な事例を出生から今日まで、なるべく詳しく記載するなど大幅に加筆修正して提出しました。
しかし、診断書の記載内容から、不支給を覚悟していました。

結果
約3か月後、2級の判定でした。認定日請求でしたので遡及適用でした。
自分でも驚いています。
子育て中であること、訪問看護を受けていること等が考慮されたとも考えられます。
埼玉県 東京都の障害年金はお任せください。

〒358-0002 埼玉県入間市東町1-1-35
小木曽社労士事務所
特定社会保険労務士 小木曽 弘司
tel 04-2937-6856
fax 04-2937-4626
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事例 大動脈弁狭窄症による人工弁置換で障害厚生年金3級

2018年08月11日 09時45分17秒 | 障害年金
50代 男性  相談内容 
 
 数年前、先天性の二尖弁(注1)で大動脈弁狭窄症と診断されたが、何とか働くことができていた。 しかし最近になってめまい、息切れ等がひどくなって、大動脈弁置換と上行置換術(人工血管に置換)を行った。

退院後自分で障害年金の申請をするつもりで、年金事務所に何度か相談に行ったが、若い頃(二十歳前)から不整脈があり、その後WPW症候群(注2)と診断され、15年ほど前(30代)に手術をして完治した。 しかし、今回の大動脈弁狭窄症の初診日について、二十歳前なのか、数年前なのか年金事務所にうまく説明ができなかったので、私に相談があったものです。

注1) 二尖弁 

大動脈弁は通常は3枚の弁が開閉しているが、先天的に、まれにこの弁が2枚しかない場合があるそうです。この場合通常に作動していれば、問題は無く、一生知らずにいる場合もあるそうです。 しかし中年以降になって、弁の開閉がうまくいかなくなって、大動脈弁狭窄症になる場合も多いようです。 二尖弁自体は病気では無いそうです。

注2) WPW症候群 

WPW症候群(ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群)とは、1000人に数人の確率で起きる「先天性の心臓の病気」で、主に10代〜20代に症状が現れるのが特徴です。症状としては、突然脈が速くなるなどの頻脈や動悸、胸痛、めまい、吐き気、息苦しさがあり、ひどい時は呼吸困難や意識が薄れることもあります。
原因は心臓にある洞結節と呼ばれる部位が、正常な場合は一定のリズムで電気刺激を起こしますが、電気刺激を起こすルートが複雑になり、正常に電気刺激が伝わらず空回りすることによって、不整脈を引き起こします。
最近の治療方法は、カテーテルアブレーションという手法がとられることが多く、完治する確率も高いようです。

経過

やはり年金事務所で、WPW症候群についていろいろ聞かれました。従って、WPW症候群の発症から治療、その後の経過について、別紙でまとめて記載し、あくまでも大動脈弁狭窄症はそれと違う病気として申請しました。

障害認定日の頃も、動悸、息切れがひどく、普通に就労できない状況であったので、合わせて請求しました。

結果

認定日請求・・ 不支給
事後重症・・・・障害厚生年金3級で受給決定

認定日請求は障害認定基準から不支給は納得がいかないので審査請求の予定です。

事後重症で支給決定された。ということは、先天性のWPW症候群と、先天性の二尖弁が原因とも考えられる大動脈弁狭窄症が別の傷病と判定されたと考えられますが、WPW症候群が完治して、10年近くは通常の生活をしておられたので、治癒していたとみなされたかもしれません。

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特定社会保険労務士 小木曽 弘司
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身体表現性障害とうつ病で障害厚生年金3級を受給

2018年08月03日 21時15分31秒 | 障害年金
相談内容
 
  運送関係の会社で出庫入庫の作業等をしていたが、10年ほど前から手首や両上肢、肩等の痛みを自覚するようになったので、数件の病院(医院)で検査を受けたがどこも異常なしだった。
全身の痛みや倦怠感が悪化し、さらに夜眠れなくなったので、近隣の心療内科を受診したところ、自律神経失調症と言われた。その後、症状が悪化すると休職し、警戒すると復職することを繰り返しているが、最近になって、1ヶ月に数日しか出勤できなくなって、このままだと、退職させられそうだが、どうしようもない。今も最低限の給料しかなく、障害年金は受給できないか? との相談でした。
ちなみに今も通院している、心療内科のクリニックでは、自律神経失調症は、障害年金の対象外なので、診断書は書けない。とのことでした。
給料が少なく、会社もクビになりそうなので、着手金は払えないとのことでした。

経過

自律神経失調症等の神経的な病気とは言われているが、元々、手首、両上肢の痛み等の身体的な症状なので、慢性疲労症候群のような体の病気ではないか? 線維筋痛症の可能性もある。

本人の意向に沿って、原因不明の疼痛のような症状を診断してくれる病院を探して同行し、先生の見解を確認しました。

〇 近隣の内科クリニック
   体の痛みの原因は分からないが、精神的なものから来る痛みのように思えるので
   向精神薬を服用して見たらどうか?
〇 リウマチ等の疼痛の専門医
   何らかの脳の異変に起因する痛みであろう。ただこのクリニックは化学物質過敏症         
   等の患者がいるので、喫煙者は診察できない。よって線維筋痛症の専門医を紹介する。
〇 線維筋痛症の専門医
   身体的な異常はどこにも確認できない。自分で体の痛みがあると言われても、それを裏付ける証拠がないわけだから、診断書も書けない。
   精神的なことから症状が出ている可能性が高い。

これまでの結果から、身体の障害では申請できない。現在通院中の心療内科クリニックに、権威ある精神科に紹介状を書いてもらうように依頼すると、何とか引き受けていただいた。

〇 大学病院の精神科受診
   受診後、主治医の先生から、典型的な身体表現性障害だが、これに伴ってうつ病の症状もある。また話の内容もまとまりがなく、表情も暗すぎる。
   精神の診断書を書きましょう。と言ってくださった。

この頃、さらに症状がひどくなり、真っすぐに歩くことができないような状態になった。
さらに会社から解雇を通告されたので傷病手当金を申請することになった。
傷病手当金を受給すれば、通常はその方が多いので障害年金を分は差し引かれる。
本人は障害年金の申請をためらっていたが、今なら少なくとも3級が受給できそうなので
申請した方が良い。とアドバイスし申請することにした。

障害認定日の頃は精神科には受信していなかったので、請求はできませんでした。

これまでに6か月以上経過していました。

結果

 障害厚生年金3級の受給決定。
 傷病手当金は2回目の申請で、前回申請時と同じ傷病とのことで受給できなかった。

 本人は解雇を通告されたが、休職中で、給料が出ない状態で苦しい状況には変わりはないようです。

傷病名がはっきりせず、ご本人も、自分自身の症状をきちんと医師に伝えることができな
いような状況で、受診してくれそうな医師を探して、1年くらいかって。やっと障害年金
を受給できたので、私自身は感慨深いものがあります。
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