相談内容 男性 40代
地方自治体でキャリアのような立場で、海外視察を何度か行うなど、重要な施策にかかわってきたエリート官僚だったが、20年ほど前から一時的にではあったが幻覚や被害念慮が出現するようになって、自治体の診療所を受診した。
その後、個人的にも、仕事上でもいろいろあったようですが、徐々にうまく話ができない、作業能力の低下、疲労感がみられて、さらに人間関係も悪化し職場での不適応の状態が続いて2年程前に退職せざるを得なかった。
ご自身で、障害年金の手続きをされていたが、20年以上前の初診日の証明がうまくできなかったこと等で、1年近く経過しても共済組合の担当者がOKと言える書類を整えることができずに、私に依頼されたようです。
経過
ご本人は語学に堪能で、お会いした時は非常に能力の高い方という印象でした。ただ一人暮らしで、淋しそうでした。やはりひとり暮らしは良くないというのが実感です。
共済はそれぞれ独特の手続きのようなものがあって、担当者の意図する書類を整える必要があります。今回初診の証明は、当時の診療所が名前を代えて継続していて、カルテも残っていましたが、そのカルテには別の、今は無い診療所に通院していたことも記載されていて、
共済担当者が、当初初診としていた診療所の前の診療所の通院を初診とすることが妥当でしょうとの見解だったので、そのための書類を整えました。細かい打ち合わせ、資料の収集に片道2時間近くかかる、診療所等に行く必要があり、少々参りました。
1ヶ月近く経過してやっと書類を整えることができました。
申請後、現在通院している病院の過去半年程度のカルテを出すよう指示され、100枚以上あるカルテを整えました。公立病院だったので個人情報の開示は本人しかできず、これも1ヶ月近くかけて書類を整えました。
直近のカルテの提出はこの共済組合独自の規定で、初めての経験でした。
結果
申請から6か月以上経過して障害共済年金3級の年金証書が送られてきました。
診断書の内容から2級でも不思議ではありませんが、もう少しと言った感じでした。
後記
ご本人は、現役時代に取得した資格で仕事をしようと頑張っておられますが、なかなか思うようにいかないようです。ほとんど収入が無い状態だったので、大変喜んでいただきました。
うつ病での障害年金はお任せください。
〒358-0002 埼玉県入間市東町1-1-35
小木曽社労士事務所
特定社会保険労務士 小木曽 弘司
tel 04-2937-6856
fax 04-2937-4626
e-mail ogiso0827@oregano.ocn.ne.jp
URL http://ogiso-sharoshi.com/
ご本人は、現役時代に取得した資格で仕事をしようと頑張っておられますが、なかなか思うようにいかないようです。ほとんど収入が無い状態だったので、大変喜んでいただきました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます