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円安誘導政策としての酩酊会見

2009-02-28 13:20:07 | 時事問題
何が幸いするか分からないものだ。中川前財務大臣の失態が、円安を引き起こして、苦境の日本経済に一息つく余裕をもたらしたという記事を見た(中川前財務相の失態、幸運にも円安を招く:日経ビジネスオンライン)。まじめな記事だ。「中川氏の失態は、日本経済が直面する問題と脆弱な麻生政権に世界が目を向けるきっかけとなった。 」そのために、外国の投資家が日本に対する評価を下げるきっかけとなったということらしい。
「投資顧問会社タンタロン・リサーチ・ジャパンのイェスパー・コールCEO(最高経営責任者)は、改革派の小泉純一郎元首相を引き合いに出し、中川氏の酩酊会見は「小泉政権以来最も有効な政策だ。日本銀行で3年間審議しても、これ以上に効果的な刺激策は出ないだろう」と語る。」
「現在の為替レートでも輸出企業にとっては苦しい円高水準だが、12月に記録した1ドル=87円に比べれば、少なくとも約10%は円安になっている。」

よかったねと笑うしかない。(もっとも、輸出企業のためとはいえ、自国通貨の価値下落を笑うのも変な話ではある。)円安継続のために、9月まで麻生政権の継続を望む声が出てくるか?

コメント
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