18日の毎日新聞社説は「西武隠ぺい工作」を取り上げていた。西武ライオンズが早大元野球部員に対して不明朗な資金を渡していたこと、さらにその問題が発覚しそうになったときに口裏を合わせ工作を仕掛けたことが批判されている。そしてプロ野球側にドラフト制度で「希望入団枠」撤廃など透明性の高い制度を作り上げることを希望し、アマ側にも反省を求めている。
さらに社説では一歩踏み込んで元野球部員の高校時代の野球留学についても言及して、ここにも西武スカウトが関与していたことを指摘している。元野球部員は関西の少年野球リーグで活躍して、岩手の高校に野球留学したのだ。
野球留学を全否定するつもりはない。しかしそれを助長する制度について言及しないのはどうか?もちろん「競合校の少ない地域から甲子園出場を目指す球児」とそれとなく示しているが、私が言いたいのは夏の甲子園の一県一校出場枠の撤廃である。参加高校数を勘案して予選での試合数をほぼ同じにするべきである。さらに、余裕のある日程で予選をしっかり行い、甲子園出場高校の数をしぼれば、夏の暑い盛りに過密日程で高校生に試合をさせる必要がなくなるであろう。高校野球を新聞拡販から切り離すべきである。
さらに社説では一歩踏み込んで元野球部員の高校時代の野球留学についても言及して、ここにも西武スカウトが関与していたことを指摘している。元野球部員は関西の少年野球リーグで活躍して、岩手の高校に野球留学したのだ。
「少年野球の盛んな関西の球児を招いて野球部を強化し、甲子園に出場して学校の知名度を上げたい学校側の狙いと、競合校の少ない地域から甲子園出場を目指す球児との双方の思惑が合致し、野球留学が広く行われるようになって久しい。昨年、日本高等学校野球連盟(高野連)が行った調査では、少年野球のレベルが高い大阪、兵庫両府県から537人の球児が他県の高校野球部に進んでいる実態が明らかになった。
多感な高校時代に親元を離れ、野球部の寮などで生活する経験を積むことは無益ではないし、野球留学そのものを全否定する必要はない。だが一方で、選手の受け入れや送り出しをめぐって不明朗な金銭が動いているのではないかと懸念されていたのも事実だ。今回の不祥事は、こうした野球留学をめぐる暗部も照らし出した。」http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/
野球留学を全否定するつもりはない。しかしそれを助長する制度について言及しないのはどうか?もちろん「競合校の少ない地域から甲子園出場を目指す球児」とそれとなく示しているが、私が言いたいのは夏の甲子園の一県一校出場枠の撤廃である。参加高校数を勘案して予選での試合数をほぼ同じにするべきである。さらに、余裕のある日程で予選をしっかり行い、甲子園出場高校の数をしぼれば、夏の暑い盛りに過密日程で高校生に試合をさせる必要がなくなるであろう。高校野球を新聞拡販から切り離すべきである。