つぶやき・のおと

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面白い試み

2009年12月13日 | 音楽・演奏とか
前回の恵比寿教室の時、生徒の一人が独自に書き起こした「オーラ・リー」の楽譜を持ってきた。

どういう事かというと、「のこぎりによるア・カペラの響きを聴いてみたい」なのだそうだ。

その彼は「歌(合唱)」をやっているので、声による4声部の響きというのはよく知っている、しかし以前私とのこぎりの2重奏をやったとき、声とはまったく違う印象だったのだそうだ。倍音構成とか。(肝心の私はその辺のことは全然気づきませんでしたが・・・(^^;))

で、他の生徒にも協力を仰いでみんなでトライしてみる。


実は、この試みって「純正にハモる」という事に繋がる(ハズ)なんですよね。

どういう事かというと、「ものすごく正確なピッチで和音を作る」作業なのです。

音階が無調整ののこぎりでは、なかなか正確な音が出せなくて、一種「正確なピッチ」というのが目標になっているところがある。
しかし、この目標云々を脇に置いといて理屈で語れば、「どんな調整(調律)でも自由自在」なハズなのである。


とはいえ、私自身も目標としないまでも、正確なピッチが難しいという頭で演奏や合奏を見ていたので、強弱等の表現に注意こそすれ、ア・カペラ(ましてや)4重奏なんぞは、無意識的にも避けてきていました。


が、折角良い機会だし、他のみんなもやる気になってるので早速試してみた。

当然全体としてはキレイなハーモニーなど出るはずもないのだが、それでも所々「キレイ」と思える瞬間はありました。

更にそのアレンジも教会賛美歌風になっていたんだけど、そういうある種淡々と進行する感じは、のこぎりの音質にあってるんだな~(特に合奏?)などとも思ってしまったのでした。

こんな感じで出来るんだ、と知ったことは私自身にも良い発見でした。

コレはコレで練習の課題として、どこまでキレイなハーモニーを奏でられるのか、長期スパンで練習していくのも面白いと思ったのでした。
まさに教室向き(^^)



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