何年も前から「実現しますように。いつか、いつかそのコンサートが開かれますように。」と願い続けていたコンサートが昨日あって、『無事』行くことができました。
まさに、『無事』。
仕事が入らなかったから……。勿論、それもありますが。
方向音痴な人生を受け入れている私は、1時間前にコンサート会場の最寄駅に到着。仕事を終えてから駆けつける友人たちはまだ来ないだろうし、とひとりで駅前のコージーコーナーへ。600円のナポレオンパイと300円のチョコレートケーキに一瞬迷って、チョコレートケーキ&アイス珈琲に着陸。Facebookに「チョコレートケーキ中♪」と書き込んだり、出演者の方へのファンレターを書いたり、合流予定の友人たちとメッセージのやり取りををしたり。
「電車混んでるでしょー?」というわたしに、友人A:「千代田線はそんなでもなかったよ」……ふーーん、千代田線?「次の有楽町線も座れた!」……えーっと、有楽町線?!
(このときは実はまだ冗談のつもりで)「ん?東陽町でいいんだよね?」と尋ねた、まだ呑気なわたし。
友人B:「豊洲」……「どこにいる?」
友人A:「え?どこ?」
……ここで初めて、チケット及び自分でプリントアウトしてきた会場(だと信じ込んでいた別の場所)のマップを見て、事態に気付いた私は軽くパニック。「ぎゃー!」とコージーコーナーで立ち上がり、驚いた店員さんに、「ここは豊洲から遠いですか?」といきなり尋ね、「私、いま豊洲に居なくちゃいけなかったんです!間違えてしまったんです!」と涙目になる私に、そのかわいい店員さんは「タクシーに乗るにしても、豊洲は結構距離があると思います。店長!豊洲への一番早い行き方を調べてください!とりあえずお会計しちゃいますね?」と冷静に対応してくださいました。
そして、「とりあえず門前仲町まで戻るのが一番です!」とのお言葉を背中に受け、殆ど手つかずのチョコレートケーキ&アイス珈琲をかなぐり捨てて、お店を飛び出したのでした……。
電車に飛び乗った後で、
友人B:「豊洲だよ!移動して!」
友人A:「有楽町線の豊洲だよ。大丈夫!間に合うから!」
というメッセージを見て、電車の中で(ココロの中だけ)小走りになりながら、会場へ向かいました(余裕で間に合いました)。
急に「既読」がつかなくなった私を心配しまくって、本人たちが豊洲駅で降りそびれるところだったという友人A&Bと、コージーコーナーのかわいい店員さん&店長さんに、感謝をささげる一夜となりました。
未だに、「間に合わなかったら……」と妄想すると、背中がぶるっとなります。あぁ。良かった。