若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

罪の告白

2012-09-03 12:47:32 | 音楽(足利市民合唱団)

昨日、都響オペラ「カルメン」@神奈川県民ホールに行ってきました。いつも足利まで聴きに来てくれるお友達が合唱で参加するし、カルメンはやっぱり私にとって特別に思い入れのある作品なので。

 

1階のかなり前の良い席。わーい!と開演を待っていたのですが、ナント始まった瞬間に姿勢を正した前の席のおじさまが、とってもデカい(泣)。私は特に小さいのでいつもその点では厳しい目に会いがちなのですが、今までにない迫力の見えなさ加減。舞台の真ん中3分の2はおじさまの頭。上手と下手のはけ口周辺が見えているという状況。主要キャストは中央に設置された階段から降りて登場した(らしい)ので、かなり進むまでカルメンの衣装さえ確認できないような状態で(笑)。

 

休憩時間に、わたしは、必死で考えた。音楽を聴こうと割り切って前半は過ごしたけど、うーん。

 

かなり細かく席レベルが分かれていたはずなので(私はA席)、多分一角がすっぽり空席になっている端っこはBかCなのだろう・・・。移ってもいいかなぁ。ダメだよなぁ。うーーん。

 

係員さんに尋ねたらダメって言うよなー。気持ちでは「どうぞ、どうぞ。」って思ったって、立場上OK出すわけにいかないだろうからなー。

 

うーーーん。でもー。

 

私は勇気を振り絞って、席を移動。係員さんのすぐ近くの(出口間際の)席に座り、係員のお兄さんとお姉さんに、ちらっちらっと視線を送ってみました。『さっきココ、からっぽでしたよね~。いま、私が座ってるってことは、どこか別の席から移動してきたわけですね~。どうなんでしょ~?ダメ・・・なのかな?ダメだったら言ってくださいねー、戻りますから!戻りますとも!』といったオーラを送り続けました。

 

が、お兄さんもちらっちらっと私を見つつも、最後まで見逃して下さいました(休憩時間に携帯で舞台を撮影する人にはダッシュして、厳しく注意してましたが)。

 

というわけで結局、前から5列目、一番端っこの席で(私の前・横には、どなたもいらっしゃらない状態)、カルメン後半は独り占め感を満喫いたしました。確かに超端っこで、字幕は見にくいし、音も随分偏って聴こえてきた時間帯もあったけど、でも舞台観えたの、嬉しかった。オペラだもん、やっぱり「観」たい!無事、友人の迫真の演技姿もバッチリ確認して、堪能いたしました。ミカエラさんのアリアには涙があふれて、最後は「ブラボー♪」って言っちゃった~(移動直後はあんなに小さく縮こまってたくせに)。贅沢な休日になりました♪ Saotomeっち、ありがとう♪