若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

珠響(たまゆら、と読みます)

2009-02-16 10:10:58 | その他
突然予定が空いてしまった週末。大ファンのvox humanaが出演する『珠響』のチケットをネットでカチっと購入(便利な時代だ)、とっても久しぶりにサントリーホールに行ってきました。

ピアノ、ギター、うた(vox humana)、尺八、能楽、狂言、和太鼓、書家、ヒューマンビートボックス等々……の出演者が1つの舞台を創る、という情報だけだったので、イメージとしては、『プリンアラモードと白玉クリームあんみつ』を同時に食べるみたいな感じ?と思っていました。

お琴と書道家の方の共演オープニングから、和太鼓でのカーテンコールまで、全く経験したことのない舞台でした。

先日友人に、「ずっと現代音楽って苦手意識があったけど、vox humanaの演奏を聴くようになってから、全ての音楽に興味対象が広がってすごく楽しくなった」とメールに書いたところ、「それは凄い影響力だ」と言われました。昨日の舞台なんて、まさにその代表格。vox humanaに出会ってなかったら、私は絶対に行かなかった(ってか知らなかった)だろうから、お琴の調べがあんなに優しいとか、人の声のハーモニーの中でギターが歌うように流れる様とか、人の声がドラムみたいな楽器になることとか、和太鼓の迫力に涙が出てしまう自分とかを知らないままでした。

本当に感謝してるんです、この出会いに!

冒頭の自分の表現を言い直すなら、『はじめて食べる食材が散りばめられた一流シェフによる和洋懐石』って感じの演奏会でした。あー、美味しかった、ご馳走様でした!