若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな毎日』になっていました。

舞台から伝わってくる!

2009-02-02 12:03:47 | その他
足利市民吹奏楽団(以下、足吹)の定期演奏会を撮影に行きました。まぁ、私は『撮影でーす』と機材を持って付いていっただけで、実はただの聴衆なんですが(役得です)。

吹奏楽の演奏会で、打楽器を見ているのが好きです。クリスマスコンサートで、トナカイの鈴を担当しただけでお腹がプルプルするほど緊張した私からすると、それは神業の連続。あの責任重大な役割をクールに果たして、舞台の上で、次から次へと楽器を渡り歩く姿はとてもカッコイイです。「シンバルで空叩きしてしまったら…」、「木琴の棒がうっかり手から滑り落ちてしまったら…」、「移動中にコケたら…」なんて想像していると、演奏が一曲一曲進んでいくのが奇跡のように感じられるのです。

私は密かにこの楽団のファンです。広告撮影のお客様がベースを弾いているというご縁もあるのですが、「客席の方が楽しめるコンサートを」という工夫や気合が伝わってくる、その感じが好きなのです。私の印象として、楽器を奏でる姿というのは、歌を歌う姿に比べて、控えめであったりクールであったりするのですが、足吹の方からは、「どーだ、どーだ。カッコイイだろう。こんな音も出るんだよー。こんな曲はどうだい?こんな楽器もあるんだよ!ね、ね、吹奏楽って面白いでしょー?」という語りかけみたいなモノをいつも感じるのです。それがとても楽しくて。

普段は別のお仕事をそれぞれ持っていて忙しい日々、楽器を持って練習に集まり、半年に一度の演奏会を続けていくのは大変だと思います。でも、「吹くのが、叩くのが、弾くのが」楽しくて、無理をしてでも続けてしまう気持ち、私には分かります。私達の合唱団も、『歌うのが楽しいよー』だけではなく、お客さんにも『いやー、足唱の舞台は楽しいなぁ』と思ってもらえるように!なりたいなー。