ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

ドライ&タフ

2019-03-16 01:05:37 | 日記
月1回開催する
ウチのじいさん、ばあさんのための映画鑑賞会。

上映作品のチョイスに役立っているのが
私がかつて書いていた映画ノートである。

監督から出演者、あらすじ、自分自身の評価まで
びっしり書き込んであるそのノート。
よく書き込んだなあと思う一方
ヒマだったんだなあと思わざるを得ないのだが…

さてさて

泣けた~!
笑えた~!
★45

そんな感想が書いてあったりするものを
映画鑑賞会で上映しようと思うのだが
ちょっと待て!とブレーキがかかる。

上映する前に、もう一度観ておこう。

30代、40代のときに高評価を下した映画を改めて観てみると
え? 私はこの映画のどこに笑ったのか、泣いたのか!?
ちっとも面白くないじゃん!!!

と、愕然とすることが少なくない。

きのうも浅田次郎原作の「天国までの百マイル」を観た。
映画ノートには「泣けた」と書いてあったのに
全然泣けない。
悪くはないが、なんか退屈。

私の感性は、瑞々しさを失ってしまったのか!?

今日は休みだったので
スポーツクラブに行ってから夜は友人と酒。

スポーツクラブで、マシンを独り占めしているジジイがいた。
「そろそろ替わっていただいていいですか?」と言って
そのジジイをどかせた。
(若い頃だったら、そんなこと言えなかったのに)

酒を飲んだ帰りの電車。
空いている一人分の座席スペースをめぐって
私と、40代と思しき男がバチッと目を合わせた。
ほんの2、3秒のことだったと思うが
男は、すごすごと立ち去った。
私は目を合わせた、と表現するが
彼からしたら、睨まれたと思ったのかもしれない。
(若い頃だったら、すごすごと立ち去るのは私の方だったのに)

女60。
どんどん乾いていく。
どんどんタフになっていく。

はっはっは。
歳を重ねるってのも、悪くないねえ。