どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

ぶっかけろ、ジャネット・・フランス

2018年05月20日 | 昔話(外国)
               世界むかし話 フランス・スイス/八木田宣子・訳/ほるぷ出版/1988年


 ”ぶっかけろ、ジャネット”と叫んだのは、年とった木こり。ジャネットはおかみさん。

 スープなべの中身をかけられたのは、オオカミでした。

 冬、この土地に住んでいるのは、木こり夫婦だけ。ほかの人たちは冬になると山をおりていました。

 しばらくして、木こりが森の中で、時間をわすれて薪の束をつくっていると、遭遇したのは、いつかスープをかけられてやけどをしたオオカミ。

 においで、あのときの木こりとわかったオオカミは、モミの木に登った木こりに、いつかの仕返しをしようとします。

 オオカミたちが相談してとったのは、木の根元にはやけどをしたオオカミ、その上に仲間がのり、またその上に仲間がのって、木のてっぺんの木こりにせまります。

 あわや木こりがつかまろうとしたとき、木こりが”ぶっかけろ、ジャネット”とさけぶと、このことばをおぼえていたオオカミが、煮え立ったスープなべのことを思い出し、飛び上がってしまい、上に乗っていたオオカミはみんな下に落ちてしまいます。

 クリスマスがちかづいて、木こりは小さな樽をそりに乗せて、買い物にでかけます。ところが途中山賊にであって、樽のなかに詰められ、谷底に落とされてしまいます。

 運よく助かった木こりですが、またまたやってきたのがやけどをしたオオカミ。

 樽の穴からオオカミのしっぽをつかんだ木こりが、”ぶっかけろ、ジャネット”と叫ぶと、オオカミは樽を引っ張って必死になって走り出します。ついた先は、木こり夫婦の小屋の前。

 木こりが、樽の中から”ジャネット、ジャネット”とよぶと、声に気がついたおかみさんが、すぐにだしてやります。

 こうした昔話は、年齢をとわず、だれでも楽しめそうです。

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