どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

しちどぎつね

2018年11月08日 | 絵本(昔話・日本)

               しちどぎつね/岩崎 京子・文 二俣 英五郎・画/教育画劇/2003年


 わるさをすると二倍どころか七倍返しをするというしちどぎつね。

 ふたりの旅人が一ぜんめし屋から、注文ものという、タケノコを鍋ごとかかえてにげだし、食べ終わった鍋を草むらにほうりこむと、昼寝をしているしちどぎつねあたったから、さあ大変。

 こんなところに川があったのかとおもいながら、着物を頭の上にしばりつけ、ざぶりざぶりと川をわたりはじめると、そこは麦畑。

 急に暗くなり仕方なく村はずれの荒れ寺で過ごしていると、村の人がもってきた棺桶のなかから、みしりみしりという音。棺桶がゆれ、ふたがおしあげられ、「たすけてくれえ」という声。
 震えあがっていると、そこは、くらやみどころか、かんかんでりの真昼間。
 
 そこへしちどぎつねのを見つけ、みえる尻尾を四人がかりでひっぱると・・・。

 しちどぎつねにだまされても、旅人の自業自得ですからしかたありません。

 落語がもとになっているようで、会話の部分は関西弁風。

 めし屋での会話。テンポよくすすみます。
 「ごめんよ なんぞ できるか」
 「へえ できますものは、こんにゃくの でんがく。さといもの にっころがし」
 「おっ。その なべに タケノコが あるやんけ。それもってきてえな」
 「こら あかんねん ちゅうもんもんや」
 「ちょっとくらい とったかて かめへんやんけ」

 ここでだますのは3回。タケノコを盗まれた一ぜんめし屋の怒りを思うと、もう少し騙しがあってもよかったかも。



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