どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

うみぼうず

2018年08月09日 | 絵本(昔話・日本)


            うみぼうず/岩崎 京子・文 村上 豊・絵/教育画劇/2000年

 お盆はどの村も漁はしないきまり。

 ところが元気な若者たちは、「海は ないで 風はなし、こんな日に船をださんでどうするだ」と海に出て、網を流すと、すぐに魚がかかって、たちまち船は魚でいっぱい。

 よろこんでいると、どこからか霧がわいて、あっというまに、どっちが岸か見当もつかなくなってしまい、波が騒ぎ、船もゆれだします。

 霧になかからでてきたのは、まっくろい のっぺらぼうの海坊主。
 海坊主が、ざぶう ざぶうと 波を掻き分けつかずいてきて・・。

 この海坊主、なかなか迫力があります。

 表紙の絵、タコみたいと思っていたら、若者が真っ青になった顔のようです。

 きまりをあまくみると、何がおこるかわかりません。


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