どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

みーんないすのすきまから

2019年04月06日 | 絵本(外国)


   みーんないすのすきまから/マーガレット・マーヒー・作 ポリー・ダンバー・絵 ももとした いづみ・訳/フレーベル館/2007年


 いっとき、浮世の憂さをわすれさせてくれる絵本。

 マリーのパパは、にっちもさっちもいきません。ポンコツくるまのカギをなくし、しごとがない、しごとがなければ、おかねもない、ますます貧乏家族。パパの白髪はふえ、みーんな、くらーい気分。

 そのときマリーの一言 「いすのすきまをみてみれば」

 でてくるでてくる。

 ふたごの かたわれ おしピン おなべ
 ながーいヘビ まきげのライオン 真珠の首飾り
 スカンク トカゲ ゾウは二頭
 スケート ネズミ
 おまけにおじさんのゆいごんとブタの貯金箱

 忘れていけないのはドラゴン、ピエロ、海賊と宝物のありかの地図。 

 「いきで いなせで いせいのいい」「いがいに いたずら いかした」いすです。

 パパ、ふたご、動物の表情が生き生きして、カラフルな絵で楽しませてくれます。

 思わず、普段掃除が行き届かない隙間をのぞいてみたくなること間違いありません。


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