新潟のむかし話/新潟県小学校図書館協議会編/日本標準/1976年
各地に分布している話。
正直で、働き者のおじいさんが、畑仕事をしているとき、大あくびしたひょうしに、小鳥が口に入ってしまう。しばらくすると、脇の下へ羽が生えてきたと。びっくりして、じいさんがひっぱってみると
あや ツウ ツウ
こや ツウ ツウ
ごよのさかずき たべもうせば
ピピラピンの ピーン
と、とってもよい音を出したと。
おおいそぎで、うちに帰って、ばあさんの見ている前で、もう一度、ひっぱってみると またおなじ声。
これを聞いたばあさんが、「あしたは、とのさまが、この道をおとうりになるすけに、きかせてやろうそ」というので、おじいさんは、道端の大きな木に上って、とのさまが くるのを まっていたと。
さきばらいのさむらいが、「何者だ」と、どなると、おじさんは、「日本一の歌うたい」とこたえ、鳥の鳴き声を 披露する。
おじいさんは、とのさまから、たくさんもらった小判を、神棚にあげたが、小判があまりにおもくて、神棚から、おちてしまったと。
これをみた、となりの、よくばりばあさんが、じいさんへ、「おまえも、鳥をのんでこらっしゃい」と、いったと。
よくばりおじいさんが、むりやり飲み込んだのは、真っ黒い鳥。脇の下に生えた、真っ黒い羽をひっぱると、「ガア、ガア」と、鳴いたと。
よくばりおじいさんが、とのさまの行列で、羽をひっぱると 「ガアガア」ときたならしい大声。そして「うそつきじじい」と、鞭でうたれてしまったと。
いちごさけもうした。
褒美を神棚にあげる場面は、この話がはじめてです。
今話題のchatGPTに、「日本の昔話 鳥のみじいさん」と入力すると こんな回答です。今後は別にして、流石にすぐに回答をもとめるのは 無理そうですよ。ただし、別の話とすると これはこれで面白い。
「鳥のみじいさん」という日本の昔話は、ある日、山の中でひとりの老人が鳥を捕まえようとしているのを見かけた男の子が、その老人に声をかけて助けを求めるという物語です。
男の子が老人に近づくと、老人は手にした籠を開け、その中には小さな鳥がたくさん入っていました。男の子は鳥を野に放してほしいと頼みますが、老人は鳥を売るために捕まえたと答えます。
しかし、男の子は老人の懐に入り込んで籠を取り上げ、鳥たちを放してしまいます。怒った老人は男の子を追いかけますが、男の子は山の中に逃げ込みます。
そこで、男の子は鳥たちから報いを受けることになります。鳥たちは、男の子を助けてくれたお礼に、羽音で老人を追い払い、男の子を案内してくれました。
そして、男の子は鳥たちの神様に会い、その神様からお宝を授かりました。そのお宝を持って帰った男の子は、家族を驚かせることになりました。
再生成という機能があり、その結果は・・・。
「鳥のみじいさん」という日本の昔話は、ある日森の中を旅していた男が、小さな鳥の巣を見つけます。その中には、一つだけ卵が残っており、男はその卵を手に取って持ち帰りました。
やがて卵からかわいらしい鳥が生まれましたが、その鳥は人間の言葉を話すことができるという不思議な能力を持っていました。男は、その鳥を「みじいさん」と名付け、大切に育てました。
ある日、みじいさんは「自由に空を飛びたい」と言い出しました。男は寂しさを感じつつも、みじいさんの望みを叶え、自由に空を飛ばしてあげました。
しかし、みじいさんは空を飛ぶうちに、狩りをしていた鷹に襲われてしまい、怪我をしてしまいました。男は心配してみじいさんを探し回り、ついに見つけ出しましたが、みじいさんは鷹の爪で傷ついた翼が治らず、飛べなくなってしまいました。
男は、みじいさんを助けるために、丹精込めて松の木を切り、それを鳥かごにしてみじいさんを入れました。みじいさんは、鳥かごの中で、自分が空を飛ぶことができなくなったことを悲しみ、人間の世界に帰りたいと願うようになりました。
男は、みじいさんの願いを叶えるため、松の木を切って小さな家を作り、みじいさんと一緒に暮らすことにしました。みじいさんは、人間の世界で幸せに暮らし、人間の言葉を話すことで、人々を楽しませることになりました。
この物語は、自由に生きることの重要さや、人と動物とのつながりの大切さを教えてくれます。また、みじいさんが人間と共に暮らすことで、互いに助け合い、幸せを見つけることができることを示唆しています。